競輪一発勝負



伊東 東王座戦 優秀 09R 2002年02月11日

1太田真一 埼玉 75期逃捲
  2内藤宣彦 秋田 67期差脚
× 3會田正一 千葉 68期差捲
  4佐藤晃三 千葉 61期差脚
  5高谷雅彦 青森 67期逃捲
 6長谷部純也茨城 57期差脚
 7伊勢崎彰大千葉 81期逃捲
  8佐々木健司青森 76期自在
9落合豊 茨城 69期自在

高谷の先行マークから、太田が後続を千切って圧勝。

 周回は、高谷−佐々木−内藤、太田−落合−長谷部、伊勢崎−會田−佐藤、で青板を通過する。 2角から伊勢崎ラインが上昇して、赤板で高谷ラインを下げて主導権を奪う。 中団で太田と高谷が藻掻き合いながら内を掬って、太田が先頭に出た。ここでラインは消え去り、打鐘を受けた。 太田の緩んだ処を高谷がこれまた内を掬って先頭に出ていった。
 最終HSは、高谷−太田−落合−伊勢崎−佐々木−會田−内藤−佐藤−長谷部、の順で通過する。 太田は高谷を前に置いて一呼吸すると、すぐさま番手捲りを打つ、太田と高谷で入れ替わった。 太田が後続を千切って力強い一勝を上げた。 

太田−高谷の車連(1-5)は1,510円、枠連(1-4)は940円でど根性車券でした。



負け戦を捨てるな、太田真一。

 北日本、関東、南関、それぞれに機関車が居て綺麗な三分戦となり、決勝戦を占う競争になりそうだ。 北日本は青森コンビで高谷に佐々木と秋田の内藤の並び、関東勢は埼玉の太田に茨城コンビで落合に長谷部の並び、南関勢は千葉トリオとなって伊勢崎に會田と佐藤で並ぶだろう。 今一つ、調子に乗れないメンバーである。
 並びは、太田−落合−長谷部、高谷−佐々木−内藤、伊勢崎−會田−佐藤、と想定した。 ライン的に伊勢崎が主導権を握らなければならないようだ、高谷が此に絡むか、太田がじっくりと攻める事が出来るかである。 高谷と伊勢崎を相手に太田が負けてしまうことは忘れたい。
 狙い目は、太田真一から落合の折り返し、伊勢崎を使う會田への折り返しだ。

太田=落合(1=9)、太田=會田(1=3)の4点で勝負する。


伊東 東王座戦 決勝 11R 2002年02月11日

1新田康仁 静岡 74期逃捲
  2岡部芳幸 福島 66期逃捲
  3稲村成浩 群馬 69期自在
  4後閑信一 群馬 65期差捲
× 5東出剛 千葉 54期差脚
6村本大輔 静岡 77期差脚
7伏見俊昭 福島 75期逃脚
  8金子真也 群馬 69期自在
  9佐藤慎太郎福島 78期自在

後閑の捲りに切り替えた、岡部と佐藤が突き抜けた。

 周回は、稲村−金子、伏見−(後閑、岡部)−佐藤、新田−村本−東出、の並びとなった。 後閑が群馬ラインを捨てて福島ラインに切り込む作戦なのか、純粋に一番強い先行選手の番手を狙っているのか真意は解らない。 赤板手前の4角から後方の地元新田ラインが踏み込んで伏見ラインを押さえていく、正攻法の稲村がピッチを緩めた。 早くも打鐘が響き、新田は伏見を警戒しながら徐々に発進する。後ろでは後閑が岡部を振りきって伏見マークを奪った。
 最終HSは、新田−村本−東出、−稲村−金子、を、伏見−後閑−佐藤−岡部、が捲り込んで行く。此の動きを読んで村本と東出が車を外に持ち出すと、稲村が空いた内から新田番手の村本に競り賭ける。 新田は伏見の先行を許さない地元の意地を見せてくれたが、なんと後閑が伏見を捨てて自ら中を割り込んで捲り発進する。 後閑の捲りに岡部と佐藤の福島勢が冷静に飛びついて行く。新田は流石に先行疲れが出ている、稲村は内に包まれて動けない。
 後閑が最終4角で新田ラインを捲り切るが、外から岡部と佐藤が強襲して福島ワンツーを決めた。 伏見はどうしたのであろうか、結果は突き抜け車券となったが、伏見ではなく後閑であった。 伏見なら突き抜ける事に遠慮があったかもしれませんね。
 

岡部−佐藤の車連(2-9)は3,140円、枠連(2-6)は1,920円で福島車券でした。


佐藤さんの感想

 後閑=稲村が本線の私の車券はレース前で終わった。後閑は何故そこまで伏見にこだわったのだろう?  確かに伏見は強い、しかし稲村を捨ててまで競る必要があるのか? 伏見も後閑に番手を取られては先行する気はないだろう。 伏見は途中でレースを捨てた感がある。
 何年前だろうか? GPで後閑が滅茶苦茶にしたレースがあった。吉岡を叩き落し神山の番手守れずで着外に沈んだ。 決勝の後閑はそれに近かった。
 又、去年の共同通信杯でも決勝に群馬4人も乗ったのに連携しなかった。 こんなことしていると後閑は群馬から見放される。ただ、今大会の群馬勢のコメントを聞いていると。 どいつもこいつも「自分でがんばります」と連携意識が弱いような気がする。今の四国と似たような感じ。 とにかく番手を生かせない競争しているのなら出ないでもらいたい。
 私の友人は前日に 伏見=岡部 にたっぷりと振り込んでいたので怒りあらわにしていた。



地元ライン新田に着けるゴルゴ村本大輔の一発だ。

 北日本勢は伏見と岡部と佐藤の福島トリオ、対する関東勢は稲村に後閑と金子の群馬トリオ、第3のラインは地元南関勢で新田と村本の静岡コンビに東出がガードする。 人気は伏見と岡部に集中するだろう。
 並びは、伏見−岡部−内藤、新田−村本−東出、稲村−後閑−金子、と想定した。 福島ラインと群馬ラインがお互いに遠慮してしまい、地元静岡コンビがカマシ先行になるのではないだろうか。 大宮記念で完全優勝した村本大輔に大きな成長を見ている。破れかぶれの6番車本命の予想であるが、根拠はある。 新田はAH@で勝ち上がって来ているように、気合いが充実している。増してGP覇者の伏見ならば闘争意識も100倍であろう。 稲村はGP同様に伏見マークへの飛び付きがあるのではないだろうか、確かに群馬勢はホームが33バンクでもあり熟思しているのではないだろうか。 要するに、福島トリオと群馬トリオは共倒れになると言うことである。
 狙い目は、新田マークの村本から東出の折り返し、新田の残り目、ナンバーワン伏見へ振り込んで遊んでみたい。

村本=東出(6=5)、村本−新田(6-1)、村本−伏見(6-7)の4点で勝負する。


佐藤さんの予想

 準決勝10R、伊勢崎の先行には今後を期待するものを感じました。 話は初日にさかのる。伊勢崎の中途半端な競争に師匠:滝沢のカミナリがついに落ちた。 普段怒らないだけに余計に効いたのだろう。2次予選、準決勝と半狂人の如く逃げまくった。 しかし、まだまだ伏見には及ばないものの何かきっかけを得たに違えない。 80期台初めての特別制覇を伊勢崎に期待した。 さて、負けた人は忘れて決勝戦。9人居た北日本勢が何人残るか注目していたのだが、福島の3人に終わってしまった。 又、群馬勢もしぶとく残り、小橋にプレッシャーを与えている。
 並びは稲村-後閑-金子 新田-村本-東出 伏見-岡部-佐藤と、群馬vs南関vs福島というキレイなラインが出来た。 機関車役の3人は準決勝いずれも捲りで勝っている。捲った相手を考えると3人とも調子は上向き。 しかし、その中で郡を抜いているのは誰が見ても伏見に違いない。伏見を逃がしたら伊東の33バンクじゃ誰も捲れないだろう。 だから伏見から買うのが筋だと思うが、そんな固そうな車券は押さえ程度にしか買いたくない。
 ちなみに本命党の車券は http://www.geocities.co.jp/Athlete/7281/ こちらからメールマガジンで読んでやってください。 GT(一部GU)の決勝戦の本命予想をしております。2月11日版は10日夜11時ごろ発行いたします。 ですので、藤森さんのHPではあえて別な所から攻めてみたい。
 地元勢に期待したい? いやそれは今回は辛そう。渡辺晴智が残っていれば、買ってもよかったが新田ごときの逃げ・捲りじゃ伏見にはとうてい勝てまい。 そうなると面白いのは群馬勢。中部・北日本と注目されている中、群馬勢は後閑の復活、稲村の開花など昨年は明るかった。 これであと斎藤秀昭あたり戻ってくれば「群馬王国」も夢ではなくなってくる。小橋が新潟に引っ越してきてから群馬勢は何かが変わった。 地方から来た奴にそんな簡単にラインの番手を譲りたくないという気持ちが強いのであろう。何気にGP3着に入った 稲村は、準決勝水書をキレイに捲りきってそれなりに調子は良さそう。 決勝は自分が勝つのではなく、群馬勢から優勝を、という気持ちで果敢に先行すれば後閑も守ってくれる。 同県・同練習仲間ほど強いラインはない。ここは群馬勢の結束を期待して買うことにしてみる。

稲村=後閑 後閑-金子 の3点で勝負