競輪一発勝負



和歌山記念 前節 決勝 11R 2002年01月07日

1内林久徳 滋賀 62期差捲
  2梶應弘樹 愛媛 57期差脚
3新藤敦 神奈川62期差脚
  4笹川竜治 新潟 71期差脚
5金田健一郎大阪 60期差脚
 6相原浩二 愛媛 60期差脚
×7荒井崇博 佐賀 82期逃捲
  8佐々木則幸高知 79期逃捲
  9幸田光博 栃木 67期自在

荒井の捲りが決まり、地元地区の内林が差し込んで優勝した。

 雨が降り始めて、2002年初の記念競輪優勝の行方はYGから土付かずの好調荒井、連日動きが良い内林、しっかりした四国ラインなのだろうか。 機関車不在の新藤の動きが気に掛かる。
 周回は、佐々木−梶應−相原、新藤、幸田−笹川、荒井−内林−金田、で青板を過ぎる。 東日本勢は中団により、前々勝負と思われる。4角から7番手は荒井ラインが一気に上昇して赤板を通過すると、早くも誘導員を1角で交わしてしまった。 佐々木も負けられずに2角から発進して主導権を奪った、マーク梶應に幸田が競り駆け打鐘を聞いた。荒井は落ち着いて車を7番手まで下げた。
 最終HSは、佐々木−(イン幸田−笹川、アウト梶應−相原)−新藤、荒井−内林−金田、で通過する。 佐々木マークを梶應が守り切ると、2角から荒井が捲り発進する。そのまま縺れた前団を飲み込んでしまった。 ゴール線は内林が荒井を差し込んで初笑いとなった。

内林−荒井の車連(1-7)は630円、枠連(1-5)は340円で初笑い車券でした。



東日本勢に機関車不在で、本命内林も波乱含みだ。

 準決勝で伏見が捲り届かずに4着に敗れ去り、内林の番手師としての活躍が目を見張った。 機動型は荒井と佐々木の2車となって東日本勢に機関車が不在となった。 無欲で先行し伏見を沈めた佐々木の率いる四国トリオは梶應と相原の並びで上位独占を目指す。 YG覇者の荒井には準決同様に内林と金田の地元近畿勢でラインを作る。関東勢は幸田に笹川の並びで、新藤は番手飛び付きを考えていよう。
 並びは、荒井−内林−金田、新藤、幸田−笹川、佐々木−梶應−相原、と想定した。 先行は佐々木と荒井のどちらかであり、佐々木が四国勢の為に逃げるのではないだろうか。 あるいは番手師内林がマークするならば荒井も先行勝負に出る可能性も大きい。 荒井が先行すれば新藤が内林と競り合う事になるのではないだろうか、荒井が優位に押し切る場面も考えられ、佐々木の捲りでは今一つ不足しそうだ。 近況としては内林の動き、新藤の伸び、が良いのではないだろうか。
 狙い目は、荒井を使う内林から新藤の折り返し、荒井の前残り、金田との突き抜けでお年玉を貰いたい。

内林=新藤(1=3)、内林−荒井(1-7)、内林−金田(1-5)の4点で勝負する。