競輪一発勝負



佐世保記念 後節 決勝 11R 2001年12月24日

1小嶋敬二 石川 74期逃捲
2太田真一 埼玉 75期逃捲
3池尻浩一 福岡 63期差脚
  4鰐渕正利 愛知 65期差脚
× 5松永晃典 静岡 76期差捲
6井上貴照 群馬 68期自在
 7小川圭二 徳島 68期差捲
  8古川圭 福岡 65期自在
  9小川巧 岡山 57期差脚

小嶋の鮮やかなブッチ切り捲りが決まり、2連覇。

 周回は、池尻−古川、小嶋−鰐渕−小川圭二−小川巧、太田−井上−松永、の並びとなった。 地元九州勢は前受けから、先行車に飛びつき狙いである。人気は太田の仕上がりで井上との車連10倍が売れていた。 赤板で、太田ラインが小嶋を押さえながら上昇し、池尻と並んで打鐘を受ける。 太田が先頭に出るとピッチが緩んで、番手がイン池尻−古川、アウト井上−松永の競りになる。 第2センターから太田が山颪を駆けて先行発進、最終HSを通過する。小川圭二と小川巧も小嶋を捨てて上昇する。 小嶋は落ち着いて8番手まで車を下げた。
 第1センターで太田マークは池尻が取り切る、小嶋が捲り発進する、マーク鰐渕は追走が出来ない。 小嶋の息を飲むような強烈な捲りで、3角で太田を捕らえるとそのまま後続をブッチ切って優勝した。 2、3着には地元九州勢の古川と池尻が意地を見せてくれた。
 太田真一の先行も良かったが、後続が競りとなっていれば早すぎたのではないだろうか。 マークを池尻が取りきったところで、後続を自ら防ぐ動きは立派である。 小嶋の無駄のない捲りが印象に残り、今年の記念競輪も終わった。

小嶋−古川の車連(1-8)は2,410円、枠連(1-6)は8,640円で捲り一発車券でした。


太田と小嶋の争いだが、池尻の強襲に期待が。

 機動型は太田と小嶋の2車となって、今開催は太田に歩が有りそうである。小嶋も特選の教訓を活かして望むので、叩き合ってしまう心配も残る。 太田は連続優勝を懸けて西京勢を見方に付けて、先行押し切りで戦ってくれるだろう。 太田には井上と松永の3車で東日本ラインを結成する、地域的に井上が番手を得るだろう。 小嶋には準決で太田マーク争いで鈴木を落とした鰐渕が、今度は小嶋が先行ならば狙われる番であろう。 池尻と古川の福岡コンビがどう戦うかである。私ならば好調な古川を前にして前々から直線差し勝負を賭けるであろう。 あとは両小川である。小川圭二、小川巧も調整完了で好位置を回れば逆転も有り得よう。
 並びは、太田−井上−松永−小川圭二、小嶋−鰐渕−古川−池尻−小川巧、と想定した。 特選では前受けから失敗した小嶋が出渋って、後攻めを選択するのではないだろうか。 太田が正攻法から早めの巻き返しで、小嶋の息を止めて、そのタイミングで番手が誰になるかである。 井上ではのも足りない。松永、池尻と両小川あたりが怖い存在だ。
 狙い目は、太田真一から井上、松永、池尻、小嶋に流してみたい。

太田−井上(2-6)、太田−松永(2-5)、太田−池尻(2-3)、太田−小嶋(2-1)の4点で勝負する。