競輪一発勝負



花月園「全日本選抜」 特選 07R 2001年11月04日

  1村上清隆 山口 53期差脚
  2渡邊泰夫 大阪 62期差脚
3後閑信一 群馬 65期差捲
  4友定祐己 岡山 82期逃捲
× 5川原義哲 大阪 72期逃捲
 6中澤央治 大阪 59期差脚
 7戸辺英雄 茨城 51期差脚
  8室井健一 徳島 69期差捲
9太田真一 埼玉 75期逃捲

太田真一が先行で押し切る、マーク後閑とのワンツー。

太田−後閑の車連(9-3)は570円、枠連(3-6)は220円で関東車券でした。


先行車が「太田、友定、川原」の綺麗な三分戦だぞ。

 関東勢は太田に後閑と戸辺で結束する。近畿勢は川原に渡邊と中澤の大阪トリオとなり、中四国勢は友定から村上に室井が付きそう。 先行は友定と太田で、川原は捲り勝負と読む。準決で顔を合わせて太田の先行に屈した友定が意地を見せて主導権を奪いに出てきそうだ。 太田には重鎮の後閑がマークし、戸辺が内を締めてのラインでの上位独占を狙う。
 並びは、友定−村上−室井、川原−渡邊−中澤、太田−後閑−戸辺、と想定した。 太田は決勝進出が出来ず、GPの権利は消え去ってしまった。ここは踏ん張って、次期に繋げる競争をして貰いたい。 世代は70期以降の選手が「競輪界」をリードする宿命がある。
 狙い目は、太田から後閑の折り返し、川原のヒモ付けを押さえたい。

太田=後閑(9=3)、太田−川原(9-5)、後閑−川原(3-5)の4点で勝負する。


花月園「全日本選抜」 決勝 2001年11月04日

  1伊藤保文 京都 71期自在
2山田裕仁 岐阜 61期自在
× 3小橋正義 新潟 59期差脚
  4松岡彰洋 三重 69期逃捲
  5小倉竜二 徳島 77期自在
 6鈴木誠 千葉 55期差脚
 7濱口高彰 岐阜 59期差脚
  8小川圭二 徳島 68期差捲
9松本整 京都 45期差捲

山田のイン切りで、先行する松岡を利した濱口が優勝。

 周回は、小橋−鈴木、伊藤−松本−小倉、山田−松岡−濱口−小川の順で赤板を通過した。 位置のない東日本勢の小橋と鈴木は正攻法で前受け体勢、近畿ラインに小倉が3番手に入り、中部勢は山田が前で松岡に濱口で並んび小川が追走している。
 山田−松岡−濱口−小川が上昇して、正攻法の小橋と並ぶと打鐘を聞いた。山田が先頭に出ると、小橋が目の色を変えて飛びつきに掛かる。 松岡が外に膨れて、山颪気味に踏み出して主導権を握る。松岡−濱口が出切って、3番手が小橋と小川の叩き合いとなり、小川が死守する。 山田は中部勢を引き出すためのイン切りの捨て駒になったようだ。これでは山田から買っているファンが怒る狂う。脚見せでは松岡−濱口−山田−小川であった。 まさか小橋−鈴木を封じるための中部作戦が読めない。
 松岡−濱口−小川−小橋のインに伊藤が封じられて身動きが出来ない。小倉が1センターから単騎で捲ってくる。 松本も伊藤次第なので沈没、小橋も脚を使ってしまった。始終楽をしている濱口が、まさかの濱口が小倉の捲りに併せて外に踏み込ん行く。 直線は濱口と小川の競り合いと小橋と小倉の競り合いが生じた。先行番手の濱口がスンナリ優勝してしまった。 小川が流れ込んでの万車券の配給となった。鈴木と松本も外を踏み込んだが届かない。山田は中部作戦の捨て石となり、大差の9着では仕方があるまい。

濱口−小川の車連(7-8)は16,790円、枠連(5-6)は1,520円で突き抜け車券でした。


佐藤さんの感想

 3日目までに観衆延べ3万人を超え、3号地としてはそれなりの成果が残せたのではないでしょうか?  最終日は主催者側もそれいけと言わんばかりに催し物を出して盛り上げに必死でした。 天候にも準決勝以外は恵まれ、それなりの目標は達成できたのではないでしょうか?  でも、私的には車券を外したので全然納得いってません。
 決勝戦、試走通りに走ると思った山田の位置に場内が騒然としていました。 浜口には競らせたくない、という事が第一に合ったのだろう。イン切りをして松岡を素直に出させる、その作戦はとてもよいと思う。 しかし、打鐘周回でイン切りした後、そのままずるずると9番手に下げ、競争を諦めたのはいただけない行為。 オッズは完全に割れ、それでも山田絡みは3ケタは無く一番人気に指示されていたはず。 山田のとった行動は素直に認めるわけにはいかない。選手は納得しても客は納得しないだろう。 だから、浜口-小川のド筋ズブズブ車券でも万車券と相成ってしまう。あれで小川が優勝でもしたら特別競輪初の最低人気決着となってしまう(72番人気)。 オケラ街道では誰もが山田に対して怒りをあらわにしていたのは言うまでも無い。 11R、初日が6-6・2日目が5-5・3日目が6-6・最終日が5-6とは何かの縁だろうか?  仮に5-6が解っていてもあの並びを見せられては7-8は買えまい。
 8Rでは吉岡が見事な捲りで1着。観客はスタンディングオベーション で吉岡の健闘を称えたのが本日の1番の盛り上がりだった。


もりながさんの感想

 山田にとっては、松岡か濱口がGP出場なら戦いやすいのは事実。 しかし、2段引きするでもなく、イン切りにしてはなんとも中途半端・・・あれならやらない方がいい。 まぁ、まだコメントで「今回はやる気無い」旨を残してますが・・・。 残り最終ホームからのやる気の無い動きは、敢闘精神欠如と言われても仕方が無いのでは? しかし、山田が連携プレーを企てて上手くいったためしは無いですね。
 松岡は(山田のアシストにならないアシストのおかげで)ホームで無駄に脚を使った事もありますが、 やはり大舞台で、しかも本命として人気を集めていたことで、プレッシャーもあったのでしょう。 あれで3着に沈むのですから。
 濱口は無風なら差しても不思議じゃないですが、昨日の準決勝の印象が強かったのでしょう、 思いのほか人気が無かったように思います。
 小川は微差の2着。この選手、時折鋭い差し脚を見せるので取捨が難しいですね。 数年前の熊本記念で、連日中団からの捲り差しで完全優勝したのを思い出します。
 個人的には、 松岡=濱口、松岡=小川、松岡−小橋、松岡−松本で勝負しました。 ああ、思いっきり縦目や〜。


神山と吉岡の名前が消えたが、松本が世代交代を阻む。

 東日本勢は小橋と鈴木の2車で機関車が不在、中部勢が松岡、山田、濱口の3車でラインが強力になった。 近畿勢は伊藤と松本の2車、四国勢が小倉と小川の2車となり、北日本と九州勢の姿が見えない。 神山も吉岡の名前すらないのである。
 並びは、松岡−山田−濱口、−小橋−鈴木、伊藤−松本、−小川−小倉、と考えている。 小橋、鈴木、小川、小倉の4車が中部の松岡と山田の間に割り込むような感じであろう。 先行は松岡1車となり、後位を巡っての争いが有りそうだ。
 準決から見ると、濱口が交わせなかった松岡の先行押し切りは好調を思わせる。 太田の先行を見事に捲る切った山田も自在性があり、侮れない。先行金子マークから堤を牽制してゴール線伸びた松本も立派な姿勢だ。 兎に角、山田が松岡マークを死守できるかが焦点であろう。前団が縺れて伊藤の捲りに乗って松本が何処まで伸びるかである。 山田が松岡番手に拘らずに自力で捲ってくれば、精神的に優位な濱口が面白そうだ。 位置のない、小橋、鈴木、小川、小倉、がレースの綾を握りそうだ。
 狙い目は、山田、松本、小橋の三つ巴の競争だろう。

山田−松本(3-6)、山田−小橋(3-9)、松本=小橋(3=1)の4点で勝負する。


佐藤さんの予想

 花月園はどの競輪場と比べても特異はなく平均的な競輪場。そのため花月園で走った事ない選手でも走りやすい。 程よく荒れ、程よく本線で収まるここは花月園・川崎をホームとする私にとって決勝は外す事相成らず。日曜日、花月園に 行かれる人はmoko@pop02.odn.ne.jpまで連絡ください。美味しい店くらいは紹介できます。 川崎と比べると劣りはしますが。以前でしたら特別観覧席くらい無料で入れたのですが。
 さて、レースの方ですが逃げ屋が松岡しか居なくなり、やや難解なレースとなった。 並びは 松岡-山田-浜口 伊藤-松本 小橋-鈴木 小川-小倉 見かけ4分線の 小川・小橋が松岡に競りかける事必死の2分線になると考えられる。 この中で調子上向きなのが松岡・山田・浜口・松本・小橋。GPを決めた連中が休む中 小橋だけは貪欲にお金と名誉を取りにきている感がある。関東・上越ラインで確固たる地位を作るためだろう。 個人的には好きではないですが。山田もGP出場権を当確にはしているがG1のタイトルを取ってGPに進みたいはずだ。
 展開は松岡が逃げて番手に小橋・小川が競って伊藤が捲くるというパターンが濃厚。 松岡にしては捲くりが上手でないから先行にしたい。伊藤にしてはラインが長くないから捲くり勝負、と考えるのが一般的。 ただ、一般的にならないのが今のG1決勝戦。
 では、視点を変えてみよう。今大会、伊藤は決して調子は良くないと見れる。調子が良くないなら捲くり狙いが普通なのだが、後ろには大先輩:松本がいる。 松本は42歳にしてまだまだ第一線で戦っている選手。伊藤自身に勝ち目がないと見るなら、同県先輩のために先行するのではないか? 松本は強いとはいえ決して先が長い選手とはいえまい。なら是非GPに出場してもらいたいという気持ちを持つのが人間だと思う。 そもそも調子の良い松岡先に行かせて捲くりきれるのか?という疑問点もある。それならば先行が一番価値があるのでは? 先行ラインは2車なら小川・小橋にしても無理せず3番手で勝負出来るから、伊藤先行ならラインは実質4車になる。 という事で伊藤先行に重点を置いて考えてみたい。
 こうなれば第一本線は松本。松本は前回の共同通信社杯で惜しくも苦汁をのまされてしまった。 私自身、社杯で松本から買っていたので今回はリベンジの格好の対象。松本頭なら相手は3番手に入りこめそうな小川・小橋。捲くりが飛んでくる山田。 それに乗っかってくる浜口と4点で十分だろう。ただ山田は今年すべて優出にも関わらず結果不本意な成績が続いている。 そんなジンクスを信じれば山田は押さえまでで構わないだろう。
 ただ気になるのは初日・2日目・3日目と11Rはすべてゾロ目で決まってる事初日は6-6(9-8)・2日目は5-5(6=7)・ ちなみに2日目7Rは6-6(8-9)3日目は6-6(9-8)と見事なまでに出ている。 今回決勝の11Rは松本は6枠9番に入ったから松本-小川1点で十分?それとも4-4とか


読売新聞社杯 全日本選抜競輪(花月園)どさけん予想

 決勝進出と思われた太田 神山がぶったおれたこの決勝戦 藤森さんもがっかりだと思います。 では予想します。
 ぼくとしてはいいかげん勝ってほしい山田をおしたいです。(地元だから)・・・ ならびはみんなが予想しているとおりです。

ずばり、山田=濱口(2=7) 山田=松岡(2=4) 松岡=濱口(4=7)

 ぶきみなのは松本 小橋 小倉の3人がからむことです。 展開ムシのこのどさけん予想!あたれえええ・・・。


もりながさんの予想

 今年からGIの日程が変わり、全日本選抜が11月に、小倉競輪祭が1月に変更となった。 競輪祭で冬の訪れを感じていた私にとっては、何か違和感がする。 さて、今年最後のGI。グランプリの権利を賭けた最後の闘いである。 当落線上にあるのは、獲得賞金7位の岡部芳幸、9位小倉竜二、11位松本整、15位濱口高彰。 こちらの争いも注目される。
 周回中は伊藤-松本、小橋-鈴木、小倉-小川、松岡-山田-濱口。小橋は松岡の番手狙い、鈴木はその後位、 7着以下にならなければGP出場の小倉は切れ目からの捲りと見る。 動き絶好調は松岡。捲りよりも逃げて持ち味を発揮するタイプで、しかもこのメンバーなら注意するのは伊藤だけ。 先手取りは容易と思われる。そうなると山田絶好で人気となるのだが、小橋、場合によっては伊藤からも狙われる位置となる。 番手競りが上手いとは言えない(むしろ下手なほう)の山田、必ずしも頼りになる本命とは言えないのではないか。 後ろ競りになるものと考えて、松岡の逃げ切りから狙ってみたい。 ヒモは本線山田を元返し程度に押さえて、小橋、松本、小川、濱口へ。

松岡=山田、松岡=小橋、松岡=小川、松岡=濱口、松岡=松本で勝負

 花月園かぁ。行きたかなぁ。今年は松戸ダービー、岐阜オールスターは生で見れたばってん、 今度は行けんなぁ。