競輪一発勝負



花月園「全日本選抜」 準決 11R 2001年11月03日

  1香川雄介 香川 76期自在
× 2山口幸二 岐阜 62期差脚
3太田真一 埼玉 75期逃捲
  4渡邊泰夫 大阪 62期差脚
5東出剛 千葉 54期差脚
 6友定祐己 岡山 82期逃捲
 7伊藤保文 京都 71期自在
  8鈴木誠 千葉 55期差脚
  9山田裕仁 岐阜 61期自在

太田真一が先行で積極策だが、山田の捲りに完敗した。

 周回は、伊藤−渡邊、山田−山口、友定−香川、太田−東出−鈴木、となって雨降るバンクの青板を通過する。 太田は後攻めから積極的な先行勝負の作戦である。早くも4角から太田−東出−鈴木が上昇を始め、そのままのピッチで誘導員と並ぶと打鐘を聞いた。
 太田が主導権を握りマイペース先行に持ち込んだ、外に浮いた友定−香川が発進して太田ラインに襲いかかるが、中団までで沈没して伊藤が内に包まれた。 これに乗って上昇した山田が最終1角から捲り発進して、グイグイと差を縮めてくる。東出が山田を牽制するが、既に雨降る先行で太田は失速気味となってしまった。 山田が見事に太田を射程圏内に置いて、ゴール線を駆け抜けた。2着が混戦となり中を割って伸びた鈴木で緑のゾロ目配給となった。 3着は外を伸びた伊藤が勝ち上がった。
 太田も初心に返り、力を出し切った競争で悔いは残るまい。

山田−鈴木の車連(9-8)は8,180円、枠連(6-6)は4,720円で涙雨車券でした。


機動型が多く、太田ラインが3車と恵まれたぞ。

 スタールビー賞は太田に先行押し切りで決まり、太田も此処はもう一度、帯を締め直して決勝戦に勝ち上がって貰いたい。 自在屋は太田、友定、伊藤、山田とそれぞれにラインが出来あがり混戦模様となる。しかし太田には千葉コンビの東出と鈴木がリードする。 友定が先行意欲では一番で、太田と叩き合いになると山田や伊藤の捲りの餌食になる恐れもある。  並びは、太田−東出−鈴木、山田−山口、伊藤−渡邊、友定−香川、と想定した。
太田は先行して、東出と鈴木のガードを受けて3着以内の権利取りの戦いで挑んで欲しい。 特選の場面で1着、準決で大敗が太田の特別競輪での悪いパターンとなっている、落ち着いて内に包まれないように戦えば勝てる。 持ち味の先行で後続を千切って東日本で123独占を狙って欲しい。
 狙い目は、太田真一から元気な東出の折り返しを本線にして、東出と山口の折り返しを押さえたい。

太田=東出(3=5)、東出=山口(5=2)、の4点で勝負する。