競輪一発勝負



京王閣「共同通信杯」 決勝 2001年10月08日

1神山雄一郎栃木 61期自在
× 2後閑信一 群馬 65期差捲
3児玉広志 香川 66期差捲
  4米田勝洋 千葉 62期差脚
5稲村成浩 群馬 69期自在
 6井上貴照 群馬 68期自在
 7小川巧 岡山 57期差脚
  8手嶋慶介 群馬 75期自在
9松本整 京都 45期差捲

神山が先行して、番手を死守した後閑が優勝した。

 周回は、神山−(後閑、米田)−児玉−小川、稲村−井上−手嶋−松本、の並びとなった。 群馬勢4車のうち後閑が神山の番手を主張して、米田との競りになって赤板を向かえる。
 稲村ラインが上昇して、神山ラインを押さえながら打鐘を受けるが、ピッチが上がらないのを読んで神山が内を掬って主導権を奪った。 神山番手は群馬同志は稲村と後閑の競りになって最終HSを回った。後方からの動きは無いまま、後閑が稲村を弾き飛ばして番手を死守する。
 神山−後閑−米田となり、4番手は児玉と井上で潰し合っている。外から手嶋が捲り込んでいく、児玉が切り返す、松本は内に入り込んでいった。 直線を向いて、後閑が神山を差し込み、松本が強襲して2着の結果となった。神山が逃げてしまっては仕方あるまい。

後閑−松本の車連(2-9)は8,140円、枠連(2-6)は3,040円で好調車券でした。


群馬勢4車が勝ち上がり、西日本は機関車不在だ。

 群馬勢が後閑、稲村、井上、手嶋と4車が勝ち上がってきたぞ。それに神山と米田を加えると東日本勢が6車と揃った。 西日本勢は機関車が不在で、児玉、松本、小川、と寂しい限りとなった。さて群馬勢の並びはどうなるのであろうか。 稲村に後閑で井上と手嶋は後ろを固めるのではないだろうか。すれば神山の番手は米田に児玉と松本がどう立ち会うかであろう。
 並びは、稲村−後閑−手嶋−井上、神山−米田、−松本、−児玉−小川、と成ってしまうのだろうか。脚見せから判断して貰いたい。 先行が神山という事も考えられる。神山が敗れるとすれば、西日本勢が先行する群馬ラインに切り替えたときであろう。 群馬ラインでスンナリ決まるのだろうか。松本や児玉も自力で捲りこんで行く力は残っているだろう。
 狙い目は、神山から群馬勢の稲村と後閑、西日本勢の児玉と松本当たりが面白そうだ。

神山−稲村(1-5)、神山−後閑(1-2)、神山−児玉(1-3)、神山−松本(1-9)、の4点で勝負する。



現場から、佐藤さんの予想

 完璧を誇っていた山田が潰れ、堤も負け戦にまわり、あれだけ居た西日本の逃げ屋が居なくなってしまった。 徹底先行型も居なく松本や小川はSからの捌きの様相が見られる。 群馬が4人も出てきたなんて過去あったのだろうか?私は記憶にない。
 まず並びが難しい。稲村-後閑-井上-手島 神山-米田 松本-小川 児玉、とでも書いておけば誉められるのだろうか?  いや、10度やったら10回違う展開になりそうなこのメンバーで正解はないだろう。 稲村も出来る事なら神山の番手に行きたいのでは? 稲村の理想は、神山-稲村-後閑-井上-手島、だろうと思うが、 この並びなら今の後閑なら稲村の前を主張してもおかしくないし、又稲村の為のレースになってしまい、後ろの井上や手島も黙ってはいないだろう。 それでもこの並びなのなら群馬の連携はすばらしいと誉めるだけです。少なくとも四国よりか連携姿勢は見られるだろう。
 さて、今大会見ていて調子良さそうなのは松本整。一番成績も安定していて絶好調なのでは?  こういうレースは群馬勢から買うのが筋だと思うが、準決勝も一筋縄ではいかないレースが多く、決勝なんか尚更だとおもう。 ここは御歳42歳の一発にかけてみることにする。ただ神山への折り返しは必要だろう。手薄とまではいかないがこの程度のメンバーで神山が連を外す訳ない。 ヒモには何処からでも突っ込んでくる児玉に稲村の前残りを買っておしまい。自信なし。

松本=神山 松本-児玉 松本-稲村 の4点