競輪一発勝負
寛仁親王稗 青森 決勝 11R 2001年07月29日
| 1 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 自在 |
| 2 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃脚 |
○ | 3 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 自在 |
注 | 4 | 東出剛 | 千葉 | 54期 | 差脚 |
◎ | 5 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
| 6 | 酒井耕介 | 京都 | 56期 | 差脚 |
| 7 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 逃捲 |
| 8 | 小嶋敬二 | 石川 | 74期 | 逃捲 |
× | 9 | 小橋正義 | 新潟 | 59期 | 差脚 |
小嶋と太田の主導権争い、脚を貯めた小橋が優勝。
号砲と共に迷わず太田と神山が誘導員を追って正攻法の位置に着いた、中団が小嶋ラインかと思われたが、伏見が何故か中団に拘った。
周回は、太田−神山−小橋、伏見−岡部−東出、小嶋−山田−酒井、となって青板を通過する。
早くも小嶋ラインが上昇して、中団の伏見ラインと並び動きを封じながら赤板を回る。
2角から小嶋が発進して、太田ラインと並んで打鐘を聞いた。太田は車を下げずに突っ張って小嶋との主導権争いのもがき合いとなってしまった。
山田が切れてしまい小嶋の番手に太田が填った。
最終HSは、小嶋−太田−神山−山田−小橋−酒井、伏見−岡部−東出、の一列で過ぎ去り、1角から伏見が捲り発進する。
その動きに山田が併せて捲り発進した。今度は神山が山田を牽制しながら、前団の太田を切り捨てて自力で捲っていく。
既に太田も小嶋も全開でもがき合った結果の失速である。
内に小嶋−太田、中に神山−小橋、外から伏見−岡部が最終コーナーを回り、神山マークの小橋が直線強襲で優勝。
神山が今一つ乗れていない感じで2着。岡部が地元意地の3着で幕を閉じた。
伏見は小嶋の作戦で最後方に置かれてしまい、持ち前の力を出し切れずに敗れ去った。
太田真一も小嶋と藻掻き合う必要があったのであろうか。やはり青森バンクの直線が長く感じる、それは脚を貯めた選手が追い込んでくると言うことだった。
小橋−神山の車連(9-3)は1,590円、枠連(3-6)は480円で鬼脚車券でした。
先行車は小嶋、太田、伏見で、日本一を決める。
先行日本一は小嶋から太田、そして伏見と流れてきている。
それぞれにしっかりしたラインが出来ての見応えある決勝戦になりそうだ。
小嶋には山田と酒井の中部近畿勢、太田には神山と小橋で関東ライン、伏見には同県の岡部に東出が3番手を固めそうだ。
準決をCSTVで見ている限り、直線が非常に長く感じた。小嶋の場合は番手が山田と内林の競りとなり大量落車があり、押し切った。
太田の場合は早めの巻き返しで最終HSからフル回転したが、追走する神山と東出の突抜となって太田は3着になってしまった。
伏見の場合はやはり番手が岡部と手嶋の競りになったが、小橋が直線鋭く追い込んでの1着は鬼脚を思い出させてくれる。
伏見は地元地区、また特別優勝に一番近い選手である、地の利とプレシャーのジレンマがある。
太田は精細に欠く競争があるが、ラインがしっかりしていれば、特別決勝で表彰台に上がる数字上の確率は一番高い。
小嶋はマイペースで気っ風の良い先行を見せて気分が爽快だ。ただし山田との連携に不安が残り、小嶋の番手には太田なり、伏見が入る気持ちがある。
並びは、太田−神山−小橋、小嶋−山田−酒井、伏見−岡部−東出、と想定した。
GPレーサーの貫禄で太田が前で受ける、伏見が後攻めに拘って、中団が小嶋ではなかろうか。
伏見ラインが主導権を握ると、太田は慌てずに引いて、小嶋の先捲りを誘いながら、伏見と小嶋は互角の先行力で藻掻き合い、隊列の短くなった処を捲る。
あるいは前受けで、インで粘ってツッパテ先行すれば、キッチリと神山がガードしてしてくれる。
怖いのは山田の自力、直線の長さで前にいるだろう、東出と小橋が面白そうだ。
狙い目は、太田真一から神山の折り返し、小橋、東出、の直線強襲に期待した。
太田=神山(5=3)、太田−小橋(5-9)、太田−東出(5-4)の4点で勝負する。
佐藤さんの予想
最近の競輪は伏見中心に動いている。
確かに地元地区という事もあるとは思うが、ふるさとのみのタイトルで最終Rに押させる位の器なのだろうか?
確かに伏見の先行力は現時点において日本一だろう。
しかし、神山や吉岡と違って絶対的な強さもまだないし、
そもそも集客力・スター性に欠ける様に感じるのは私だけでしょうか?
そんな中、今回の決勝は久しぶりに特別の決勝と感じられるメンバーになった。
児玉が居ないのは残念だが。
ラインは 伏見-岡部-東出 小嶋-山田-酒井 太田-神山-小橋 の3分線と考えるのが普通か?
しっかりとした先行力の持ち主の番手に自在選手が入った事で、どこかのラインの番手からの優勝が濃くなった。
それと同時に先行の番手が狙われるのも否めないだろう。
例えば伏見が先行するのなら小橋や酒井が切りこむ可能性もあるし、太田のイン粘りも。
さて、色々車券を考えたのだが伏見・小嶋・太田の激しい先行争いになるのは確実。
このメンバーで捲りに回るのはちょっと難しいだろう。
それと同時に叩き合って足を使ってしまい先行選手が沈没する可能性も高い。
なのでここは、それぞれの動ける番手選手のBOX車券が一番可能性が高いような気がする。
車券は 神山=山田 神山=岡部 山田=岡部
森永さんの予想
第10回 寛仁親王牌 世界選手権記念トーナメント競輪 決勝
青森競輪 【最終日】 2001年 7月29日
それにしても熱い。現場のバンクはもっと熱いのだろうが・・・。
周回中は、小嶋-山田-酒井、太田-神山-東出、伏見-岡部-小橋と綺麗な3分戦。
小嶋、太田、伏見の3人とも、捲りも利くものの逃げて持ち味を出すタイプ、
積極的な叩き合いが予想され誰が逃げるのか難しいが、近況の調子の良さ、
地元地区での開催というアドバンテージも考えて伏見主導権と考える。
しかしこのメンバー如何に伏見と言えども早めから動かざるを得ず、番手岡部、3番手小橋に有利な状況。
直線を利し小橋の突き抜けで準決の再現かと思われる。仮に、太田か小嶋が主導権の場合でも、4番手なら伏見の捲りが届く。
ただ、その場合は伏見の頭中心だろう。一応、伏見の逃げで考えて、
小橋=岡部、小橋−伏見、岡部−伏見で勝負。薄めに小橋−東出、岡部−東出
私達の未来を担う大切な一票、真剣に考えてから勝者に投票を・・・って、あれ?
どさけんのいいかげん予想!
第十回寛仁親王牌 世界選手権記念トーナメント G1 決勝
太田 伏見 小嶋の先行選手 東出 小橋の追い込み巧者など、
ツワモノぞろいの一戦である。こんなこといっては失礼だが酒井選手は場違いなカンはある。
ごめん・・・でもがんばれ!
予想は・・・
伏見=東出(2−4、4−2) 神山=小橋(3−9、9−3) 伏見ー岡部(2−7) 山田ー岡部(1−7)
私自身は東出の初特別Vに期待する。ひげがセクシイーだぜ。