競輪一発勝負
ふるさとダービー函館 順位 10R 2001年07月01日
◎ | 1 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
△ | 2 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 逃捲 |
注 | 3 | 内林久徳 | 滋賀 | 62期 | 差捲 |
| 4 | 有坂直樹 | 秋田 | 64期 | 自在 |
× | 5 | 金子真也 | 群馬 | 69期 | 自在 |
| 6 | 大橋秀人 | 北海道 | 44期 | 差脚 |
| 7 | 小林大介 | 群馬 | 79期 | 逃捲 |
| 8 | 中澤央治 | 大阪 | 59期 | 差脚 |
○ | 9 | 會田正一 | 千葉 | 68期 | 差捲 |
岡部の早めの捲りで、北日本勢のワンツー。
GPレーサーが太田、岡部、金子、と3車が惜しくも順位決定戦となってしまった。
脚見せでは、関東が団結して、小林−太田−金子、の並びで群馬勢が太田を挟んで並んだ。
そこに位置のない内林と中澤が、太田と金子に絡んでのマーク戦を匂わせた。
内林の作為は当然であろう。太田に競り勝つ自信があり、太田は沈没する。
周回は、小林−(イン太田−金子、アウト内林−中澤)−會田、岡部−有坂−大橋、となって赤板を通過する。
太田は戦法を変えようとしているのであろうか、近畿勢になめられてもいられない。
小林は行くに行けない、後方の岡部もそのまま動かないで、打鐘を受けた。
3角から小林が発進すると、実績通りに太田は内林に弾かれ、踏み遅れた。まだまだ経験を実践を積んで貰いたい。
最終HSは、小林−内林−太田−金子、中澤、會田、岡部−有坂−大橋、となった。太田は辛うじて3番手を確保して期待が残る。
岡部が早くも捲り発進して、前団にグイグイ襲いかかる。太田、内林を捕らえた。岡部−有坂が抜けだし、内林は3番手の大橋を弾いて切り替えた。
太田は内に包まれて力を出し切れない。
最終4角を回り、直線勝負で有坂が岡部を差し込んで1着、岡部が内林の追走を凌いで東北ワンツー車券となった。
太田は7着と負け戦を今後の経験として残した。前レースと続いて北日本勢のワンツーとなり、決勝戦も地元勢の活躍を予感させた。
有坂−岡部の車連(4-2)は1,100円、枠連(2-4)は500円で地元車券でした。
太田は負け戦に回ったが、着を拾って稼ぐぞ。
負け戦のメンバーに太田、内林、會田、岡部、が回ってきた。この中でも内林が繰り上がってのラッキーボーイとなることが出きるのであろうか。
北日本勢は岡部に有坂と大橋で団結、さて内林と中澤の近畿勢に機関車が居ないのである。おそらく小林と金子が群馬で連結して、太田には會田と近畿勢が回りそうだ。
どうせ負け戦だ、賞金を拾う競争となる。
並びは、小林−金子、−太田−會田、内林−中澤、岡部−有坂−大橋、と想定したが関東勢が不明瞭である。
さて、太田真一であるが此処は大切に着を拾って帰って貰いたい。今開催の実績を見ても太田が優位であり、負け戦と捨て鉢になることもあるまい。
準決は前を取らされて、最後方8番手に置かれて沈没してしまった。位置取りに拘るべきであろう、あるいは伏見のように突っ張り先行も策である。
狙い目は、太田真一から會田、金子、内林、岡部へ振り込みたい。
太田−會田(1-9)、太田−金子(1-5)、太田−内林(1-3)、太田−岡部(1-2)の4点で勝負する。
ふるさとダービー函館 決勝 11R 2001年07月01日
| 1 | 伊藤保文 | 京都 | 71期 | 自在 |
◎ | 2 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃脚 |
| 3 | 渡邉晴智 | 静岡 | 73期 | 差捲 |
| 4 | 友定祐己 | 岡山 | 82期 | 逃捲 |
○ | 5 | 俵信之 | 北海道 | 53期 | 差脚 |
| 6 | 三橋忍 | 北海道 | 69期 | 差脚 |
× | 7 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 自在 |
| 8 | 佐藤康紀 | 青森 | 73期 | 自在 |
| 9 | 松本整 | 京都 | 45期 | 差捲 |
祝、伏見俊昭のGU優勝、今年度一番の飛躍選手だ。
周回は、伊藤−松本、友定−神山−渡邉、伏見−俵−三橋−佐藤、の並びとなり、神山は友定を使うようだ。
すれば神山は自力に不安があるようだ。赤板直前で最後方の佐藤が単騎で上昇しイン切り作戦に出て、伏見以降が続いて北日本団結をアピールした。
これに友定がちょいと絡むが引いていく。
佐藤が先頭に出てピッチを緩め伏見−俵−三橋を待ち受ける様に伊藤を内に押さえ込む。
が、伊藤も引かないで、伏見番手の俵に競り賭ける。後方から友定が神山と渡邉を引き連れて発進した。俵は伊藤を弾いて、伊藤は失速して沈没。
伏見の先行を友定は捕らえる事が出来ないで、しっかりと番手に入り込んだ。
伏見−友定−神山−俵、渡邉となり、渡邉が俵を振り切ると同時に神山を叩く、松本も巧みに追走してきた。
神山の動きが悪い、神山と伏見の車券が出来上がったと思ったのに沈没だ。
伏見−友定−渡邉−松本−神山−俵−三橋−佐藤、で最終4角を回り、直線で横に広がった。ゴール線は伏見と渡邉の一騎打ちとなった。
渡邉が右手を挙げたぞ。写真判定の結果、1着同着となった。現在の競輪界では伏見の実力が一番であり、地元地区の「ふるダビ」優勝は特別への布石になることだろう。
伏見−渡邉の車連(2-3)は1,300円、枠連(2-3)は1,820円で北日本団結車券でした。
渡邉−伏見の車連(3-2)は3,430円、枠連(2-3)は1,820円でマーク屋意地車券でした。
地元北日本ラインに期待したい、実績を積んだ伏見俊昭だ。
北日本勢が4車と揃い、神山も、伊藤も、松本も勝ち上がったが、太田の姿が無いのが好調なだけ残念である。
北日本勢は伏見に俵と三橋に佐藤でラインを固める。神山の番手は渡邉、友定に伊藤と松本が連結しそうである。
準決勝は太田が敗れた波乱、10Rで斉藤登志信が落車してしまい不運の函館バンクになってしまった。
並びは、神山−渡邉、友定−伊藤−松本、伏見−俵−三橋−佐藤、と想定した。
正攻法に神山が付けて、中団は西日本勢、後方から地元ラインで周回するのではないだろうか。
準決で正攻法から突っ張り先行を見せた伏見の強さが目に付いた。神山は落車に恵まれたような感がある。
伊藤の捲りと位置取りに拘り太田を沈めた実績は侮れない。
さてこのレースは神山が鍵を握るが、力も衰えて絶好調時の半分にも満たないだろう。
無理はしないだろう、ただ北日本ラインと西日本ラインで縺れた時のみに浮上するのではないだろうか。
心情的には伏見に優勝してもらいたい。
狙い目は、伏見から俵の折り返し、神山の捲りに期待しての折り返しだ。
伏見=俵(2=5)、伏見=神山(2=7)の4点で勝負する。
佐藤さん の予想
「ふるさと」ということもあって地元が2人勝ち残った。是非勝っていただきたいものだが、なかなか簡単には勝たせてくれないだろう。
それでも伏見が残ったということは地元勢にもチャンスあり、ってところでしょうか?
並びは 伏見-俵-三橋-佐藤 神山-渡辺 伊藤-松本 友定 になるのが普通であろう。
友定は何所に行くか? 西日本で並ぶのがベストだろうが本人も勝気に出て単騎で攻めるのだろう。
いずれにせよ、どんな展開でも友定には勝ち目がないと思うから関係ない。
さて、伏見の先行1車の様相。それに神山・伊藤が捲るという見え見えの展開。
ポイントは2人が捲れるかどうかだけ。そう言う意味でも北日本のライン4車と言うのは恵まれた証拠。
伏見は現在日本一の先行屋。唯一120点以上持ってる選手でもあるし、今、一番調子が良いのではないのだろうか?
だからそう簡単に捲くれやしない。地元:函館勢の為にも先行でがんばってほしい。
なので、伏見番手の俵から買うのがポイントなのだろうが・・・なにかイマイチ引っかかる。
引っかかる理由はないのだろうから正当に買うべきなのだろうが、何か解せない。
伏見が先行出来たとしても、本当に俵が来れるだろうか?いや、こんな解りきった展開で伊藤・神山が無策で出るだろうか?
伊藤・神山とも欲しいのは伏見ラインの後ろであることは間違えない。神山であれば佐藤のあたりに割り込んでくることも考えられるだろう。
なので、ひねくれ者かも知れないが今回は地元勢は薄く買う程度で、本線は捲り車券から狙いたい。一番ラインがしっかりしているのは伊藤-松本ライン。
落車さえなければ後ろからじっくり攻めてくるであろう。この2人に賭けてみたいと思います。
伊藤=松本 伊藤=神山 松本=神山 で押さえに 俵=伏見で勝負