競輪一発勝負



ふるさとダービー函館 準決 09R 2001年06月30日

  1高谷雅彦 青森 67期逃捲
2太田真一 埼玉 75期逃捲
  3伊藤保文 京都 71期自在
  4金子貴志 愛知 75期逃捲
5有坂直樹 秋田 64期自在
 6三橋忍 北海道69期差脚
×7松本整 京都 45期差捲
  8小泉俊也 岩手 77期逃脚
9金子真也 群馬 69期自在

太田真一、後方8番手に置かれ沈没。

 周回は、太田−金子真也、金子貴志−伊藤−松本、小泉−高谷−有坂−三橋、の並びで赤板を通過する。 第1センターから小泉率いる北日本ラインが上昇すると、中部近畿ラインの金子貴志も踏み込んで中団を奪う。太田ラインは最悪の8番手に下げてしまった。
 最終HSは、小泉−高谷−有坂−三橋、金子貴志−伊藤−松本、太田−金子真也、の一列棒状で回る。 なんと中団の金子貴志が大きく車間を空けている、太田は大丈夫なのだろうかと目の前が暗くなった。 第1センターを回るとピッチの落ちた小泉を切り離して高谷が発進した。中団の金子貴志は巧みに太田の動きを警戒しながら最終BHから発進する。 太田はこの流れを追走して、最終4角を回った。
 ゴール線は大混戦で、金子貴志に乗った近畿勢、大外を太田真一、北日本勢の有坂、なんとインから地元ホームバンクの三橋が流れ込んできた。 太田は届かない、伊藤と三橋で決まり4万円車券を配給した。

伊藤−三橋の車連(3-6)は42,640円、枠連(3-5)は710円で代替え車券でした。


北日本勢が4車と揃い、風向きが捲りを誘うのか。

 準決勝の最初のレースであり、北日本勢が4車と揃い地の利を生かして勝ち上がってきたようだ。 風向きが捲り優勢になっているのであろうか。関東は太田に金子真也、中部近畿勢は伊藤と松本で金子貴志が前で戦うのではないだろうか。 さて、北日本勢の並びはホームバンクの三橋を高谷の番手とも考えられるので気を付けたい、また小泉が一番前で捨て馬になるか、4番手を固めるか読めない。
 並びは、太田−金子真也、金子貴志−伊藤−松本、小泉−高谷−有坂−三橋、と想定した。 太田の初日上がりタイムを見ても、五稜郭賞で伏見を捲った、今回開催は@@で体調は完全に仕上がっている。 ただ、競輪の難しさ、それは面白さであるが、展開次第では力を出し切れずに終わる事もある。
 このメンバーなら太田は先行するか、捲りならば最悪8番手から早めに捲く返せばすんなり決まるのではと考えている。 先行は金子貴志か、捨て石になる小泉、太田、と、それぞれに先行を意識しているのではないだろうか。 太田が先行した場合は3番手に北日本ラインが続き、後方から伊藤が自力で捲り込んで来そうだ。 それを金子真也が弾くと、ヒモが松本や有坂が強襲してくる。太田が捲りならば、連日の風向きを読んで内に包まれ無いように冷静に動けば勝ち上がれるだろう。
 狙い目は、太田真一から金子真也の折り返し、松本と有坂に流したい。

太田=金子(2=9)、太田−松本(2-7)、太田−有坂(2-5)の4点で勝負する。