競輪一発勝負



弥彦記念前節、甲子園記念後節


弥彦記念 前節 準決 11R 2001年06月10日

  1佐々木浩三佐賀 50期差脚
2山口幸二 岐阜 62期差脚
  3笹川竜治 新潟 71期自在
  4小林覚 神奈川56期差脚
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6堀政美 茨城 65期差脚
×7小野俊之 大分 77期逃捲
  8山本佳嗣 大阪 81期逃捲
9阿部康雄 新潟 68期差捲

太田の早めの捲りを小野に併せられ、玉砕する。

 周回は、太田−阿部−笹川−堀、小野−佐々木、山本−山口−小林、で赤板を向かえようとする。山本ラインがゆっくり上昇を始めると小野ラインが追走する。 太田は車を下げて打鐘を受けた。
 山本−山口−小林、小野−佐々木、太田−阿部−笹川−堀、の並びになって最終HSを回る。第1センターから太田が地元勢を連れて早くも発進する、 車間を空けている小野が最終BSで太田に併せて踏み込む、さらに山本を利した山口が車を外に出す、太田は小野の牽制で大きく外に膨らんで失速してしまった。
 ゴール線は先行番手の山口が1着、先捲りの小野が2着となった。太田は6着に敗れ去った。中団の小野に読まれていた、さらに山口の動きも良かった。 とにかく地元勢と共に沈没してしまったショックをファンに与えた罪は深いぞ。

山口−小野の車連(2-7)は3,270円、枠連(2-5)は1,300円で先行番手車券でした。


太田真一と地元ホームバンク阿部に期待したい。

 関東勢は太田に地元阿部と笹川がマークして必勝態勢だ。小野には佐々木、山本には山口での三分戦であろう。 太田番手は阿部なのか笹川なのか、おそらく競争得点から阿部であろう。さらに堀が続いてラインを固め小野の捲りを封じる。
 並びは、太田−阿部−笹川−堀、小野−佐々木、山本−山口、−小林、と想定した。 太田は先行しなければならない番組となった。なにせ地元勢との「競輪道」がある、特選で番手を笹川に譲った後閑に報いる為にも先手必勝の構えだ。 小野も捲りには定評があるが、佐々木がマーク仕切れるかである。太田は山本を逃がして中団狙いも有り得るが、先行一本で挑む事を期待する。
 狙い目は、太田真一から阿部の折り返し、小野と山口に振り込みたい。

太田=阿部(5=9)、太田−小野(5-7)、太田−山口(5-2)の4点で勝負する。


甲子園記念 後節 特選 11R 2001年06月10日

1児玉広志 香川 66期差捲
2稲村成浩 群馬 69期自在
  3鈴木誠 千葉 55期差脚
  4前田拓也 大阪 71期差脚
× 5小嶋敬二 石川 74期逃捲
 6中村美千隆兵庫 80期逃捲
 7安福洋一 奈良 41期差脚
  8西郷剛 兵庫 69期逃捲
9金子真也 群馬 69期自在

小嶋の捲りが決まり、稲村は力を出し切れずに沈んだ。

 周回は、稲村−金子−鈴木、小嶋−児玉−安福、中村−西郷−前田、の三分戦の並びで赤板を通過する。 2角から中村ラインが上昇を始めると小嶋も併せるように踏み込み打鐘を聞いた。
 中村ラインが主導権を握り、中団はイン稲村ライン、アウト小嶋ラインで併走となり、最終HSを回った。 小嶋が第1センターから捲り発進する、BSで中村ラインを捕らえると3番手前田と3番手安福とが絡み合い、小嶋と児玉が抜け出してしまった。 この両車で最終4角を回る、スピードの衰えない小嶋が1勝を上げ、児玉が流れ込んでの2着となった。

小嶋−児玉の車連(5-1)は1,280円、枠連(1-4)は480円でスジ車券でした。


地元勢は劣性で、弾丸捲りの稲村に期待したい。

 東日本勢は稲村と金子の群馬両車に鈴木で結束する。問題は4車と揃った中部勢であろう、中村に西郷と安福に前田の並びに落ち着くだろうか。 小嶋の番手も空席で安福か前田は別線になるかも知れない。近畿勢が結束すれば児玉が小嶋マークになるだろう。
 並びは、稲村−金子−鈴木、小嶋−児玉、中村−西郷−安福−前田、と想定した。 先行しなければならないのは中村であろう、小嶋もここは一歩引きそうである。前団がもたもたしていると稲村のカマシ先行も考えられる。 車券的には稲村の扱いである、近況はどうなのだろうかな。出場してきたからにはタイトルホルダーとして恥じない競争を見せてくれると信じたい。
 狙い目は、稲村から金子の折り返し、小嶋と児玉に流してみてはどうだろうか。

稲村=金子(2=9)、稲村−小嶋(2-5)、稲村−児玉(2-1)の4点で勝負する。