競輪一発勝負



取手記念 前節 特選 11R 2001年06月03日

1高木隆弘 神奈川64期差捲
2郡山久二 大阪 55期差捲
  3小川巧 岡山 57期差脚
  4幸田光博 栃木 67期自在
  5小橋正義 新潟 59期差脚
 6新藤敦 神奈川62期差脚
7伏見俊昭 福島 75期逃脚
  8鈴木誠 千葉 55期差脚
9山田裕仁 岐阜 61期自在

伏見が後続を寄せ付けず、先行押し切りが決まる。

 周回は、山田−郡山−小川、鈴木、伏見−(高木−新藤、小橋−幸田)、となって赤板を通過する。 先行1車の伏見を巡って、高木と小橋のマーク屋としての意地の張り合いとなった。
 伏見−高木−新藤−小橋−幸田、となって上昇する、小橋が負けずに高木に競り込む。打鐘を受け、山田は素直に車を下げて行った。 伏見−(イン高木−新藤、アウト小橋−幸田)−鈴木、山田−郡山−小川、となると4角から山田が踏み上げる、伏見もスパートすると番手が叩き合って車間が空いてしまった。 山田は狙いを澄ましたように伏見マークに潜り込んで「山田=伏見」が出来上がった。山田も伏見がピッチを緩めると尽かさずに交わしに行くが、伏見と山田の先行争いになってしまった。 すればイン伏見が有利になった、山田は伏見を捕らえる事無く沈没、伏見は強い先行での押し切りでゴール線を駆け抜けた。中を割って新藤がヒモとなり55の揃い目車券となる。
 山田が伏見の番手で堪えていれば、しかし伏見の先行は今や日本一の看板を出せる程に成長している。 山田を侮るより、伏見を誉める競争であった。

伏見−新藤の車連(7-6)は3,450円、枠連(5-5)は2,930円で55車券でした。


先行1車伏見と捲る山田との争いだ。

 宮杯勝者の高木が休まずに出場して凱旋レースになるのか、気の抜けた疲れた競争を見せる訳にはいかない。 なぜならば先行する伏見の番手で一番勝利に近いからである。それが油断につながり伏見の番手を巡っては小橋と幸田の関東勢が競り込むだろう。 すれば捲り絶好の展開となり山田が力を発揮する。疲れた  並びは、小橋−幸田、山田−郡山−小川、伏見−高木−新藤−鈴木、と想定した。 最近機関車が不在の競争が目に付く小橋だが、競争を捨てずにラインができると先行する事もある。しかし小橋の先行では持たないのは明らかだ。 小橋の動き次第であろう。鈴木と新藤は番手が無くラインを固める位置からの競争だが、縦の脚は良い、まして小橋が高木とマーク争いになると妙味を増す。 宮杯で山田の評価を下げてしまったが、キッチリと決勝に駒を進める実績は貫禄として認めざるを得ない。疲れた  狙い目は、先行1車の伏見から捲り山田との裏表、とスジ車券を押さえたい。疲れた

伏見=山田(7=9)、伏見−高木(7-1)、山田−郡山(9-2)の4点で勝負する。