競輪一発勝負



川崎記念 前節 決勝 11R 2001年04月08日

1稲村成浩 群馬 69期自在
  2東出剛 千葉 54期差脚
  3高木隆弘 神奈川64期差捲
  4齋藤登志信山形 80期逃捲
× 5小川圭二 徳島 68期差捲
 6佐藤和典 神奈川70期差脚
7小橋正義 新潟 59期差脚
  8松永晃典 静岡 76期自在
9藤田和彦 神奈川63期差脚

齋藤の先行を使い高木が優勝、稲村は動けず。

 周回は、稲村−小橋−東出、小川、松永、齋藤−高木−藤田−佐藤、の並びで赤板を通過する。 齋藤以下が車を上げて稲村の横に来ると打鐘が響き始めた。齋藤が稲村を押さえると、小川と松永も切り替えていく。
 齋藤−高木の後位は小川が藤田に襲いかかり、稲村は7番手となった。小川が藤田を難なく飛ばしてしまった。 2角から稲村が捲り発進するがスピードが乗らない、動けない、あああ沈没だ。以前の逃げが齋藤に蘇った感じである。 東出は諦めて内に切り込む。4角で小川が膨れてしまう、藤田との競りで脚を使い果たしたようである。 ゴール線は齋藤を利した高木がご馳走様の優勝、2着には松永が伸びて万車券となった。
 稲村はどうしたのか。稲村マークの小橋と東出は切り替えずに7番手からの捲り勝負であり、しかも早めの1角から仕掛けた初めて空転してしまった。 齋藤のスピードが想像以上に稲村を超えていたのであろう。高木マークを奪った小川も根性を使い果たしてしまったようだ。 松永には驚いた、自力もあり今後が楽しみである。

高木−松永の車連(3-8)は10,370円、枠連(3-6)は630円で地元優先車券でした。



南関勢が5車、西日本は小川圭二の1車となった。

 稲村の番手は小橋が譲らないだろう。さて先行車は齋藤に南関勢が群がるのであろう。 地元川崎ホームバンクは藤田と佐藤であり、高木が加わり神奈川3車がどの様に折り合いが付くのであろうか。 さらに東出と松永の5車で結束は考え辛い。小川は点で前々から自力含みで直線に賭ける。
 並びは、齋藤−高木−藤田−佐藤、小川、稲村−小橋、−東出−松永、と並べてみたが混沌としてしまっている。 何れにしても調整途上の齋藤が逃げて、稲村が最悪8番手から捲る事が出きるかであろう。 準決では3角からスピードの違いを見せつけて一気にゴール線を突き抜けた近況は本命に違いがあるまい。 不気味なのは小川と地元藤田の両車と考える。
 狙い目は、稲村と小橋の上越ラインの折り返し、小川と藤田に期待を寄せる。

稲村=小橋(1=7)、稲村−小川(1-5)、稲村−藤田(1-9)の4点で勝負する。