競輪一発勝負



松戸「日本選手権」特選 11R 2001年03月20日

1小橋正義 新潟 59期差脚
× 2伊藤保文 京都 71期自在
  3小嶋敬二 石川 74期逃捲
  4一丸安貴 愛知 70期逃捲
5小川巧 岡山 57期差脚
 6高谷雅彦 青森 67期逃捲
7神山雄一郎栃木 61期自在
8市田佳寿浩福井 76期逃脚
  9金古将人 福島 67期逃捲

33バンク得意の伊藤が市田に乗ってワンツーを決める。

 周回は、高谷−金古、神山−小橋、小嶋−一丸、市田−伊藤−小川、の順で青板を通過する。 3角から市田が上昇すると、小嶋も併せて踏み込む、さらに前受けの高谷も踏みだし、33特有の風が嵐になった。
 赤板では市田が主導権を握り、ピッチが緩む。市田−伊藤が抜け出し、アウトバンクから小嶋−一丸が仕掛ける。 神山は内に包まれて身動きが取れない。高谷−金古は後手を踏んで打鐘を受けた。
 小嶋は市田を捲ることが出来ないで、伊藤と併走のまま沈没、神山は9番手まで車を下げ競争を捨ててしまった。 神山のファンに対する意識の欠落に唖然とした。高谷の捲りも不発に終わる。 ゴール線は市田を交わして伊藤が1着でワンツーを決めた。小橋が内を突いてしぶとく3着に入った。
 33バンクは先行が有利で、捲りはなかなか決まらない様である。また、先行車が逃げ粘る競争が多かった。2着は縦脚のある選手、或いは番手狙いから、スジ違いになるようだ。 しかし難しいバンクである。

伊藤−市田の車連(2-8)は2,140円、枠連(2-6)は1,100円で近畿先行車券でした。



機動型が多く、ラインは点から線になるのか。

 21世紀も幕を開けて早いもので、「日本選手権」を松戸33バンクで向かえる。個人的に松戸競輪場とは車券的に相性が悪く、すり鉢バンクとして記憶に残っている。 大宮500バンクで育った私には、巻き返しが利かないバンクは容易に狙い目が定まらないのであろう。しかし、一流どころの選手となれば話は違うのである。 高谷と金古の北日本コンビは両車とも近況の調子は今一つである。関東勢の神山と小橋は実力と実績で人気をどれくらい集める事ができるのであろうか。 しかし、33バンクとなると一瞬の判断不足でタイミングを逃す事になり、神山とて絶対視は出来まい。 中部勢は市田と伊藤であり、短走路に駆けては伊藤が実績上位である。中部勢は小嶋に一丸で結束して、小川は先行ラインの3番手に潜り込もう。
 並び想定、高谷−金古、神山−小橋、市田−伊藤−小川、小嶋−一丸、と考える。 先行は高谷、市田、小嶋、と顔が揃って熾烈な展開になりそうだ、すれば神山の一発で決まってしまうのだろうか。 高谷が先行するならば神山が3番手に続き東日本と西日本で別れそうだ。市田が主導権を握れば、小川が3番手に入るだろう。 小嶋も持ち前の先行力で意地を見せたいだろう。
 狙い目は、神山から小橋を本線にして、別線から伊藤から市田と小川のスジ車券だ。

神山=小橋(7=1)、伊藤−市田(2-8)、伊藤−小川(2-5)の4点で勝負する。