競輪一発勝負



伊東記念後節、松山記念後節


伊東記念 後節 特選 11R 2001年03月10日

1太田真一 埼玉 75期逃捲
× 2渡邉晴智 静岡 73期差捲
  3渡邉隆 大分 67期逃捲
  4米田勝洋 千葉 62期差脚
5小橋正義 新潟 59期差脚
 6鰐渕正利 愛知 65期差脚
7岡部芳幸 福島 66期逃脚
  8幸田光博 栃木 67期自在
  9内林久徳 滋賀 62期差捲

太田沈没、渡邉の先行を岡部が晴智の為に捲りきった。

 周回は、渡邉−内林−鰐渕、岡部−晴智−米田、太田−小橋−幸田、となった。スタートで太田は出渋り後攻めに拘った。 青板を通過して、太田がゆっくりと上昇すると併せるように先頭の渡邉、中団の岡部も踏み込んで、太田の先行を許さない。 中団が岡部と太田ラインの併走になり赤板を回った。渡邉が巧い主導権で、初回のままの隊列で最終HSを向かえた。
 渡邉の回転が良いぞ、太田は7番手で金縛り状態で動けない。2角から岡部が渾身の捲り発進で、太田は追走するのがいっぱいである。 小橋は太田を諦めて内にコースを選んでいった。3角で岡部が晴智を連れて、渡邉と並び綺麗に捲りきって4角を回る。 岡部と晴智の一騎打ちとなり、ゴール線で晴智が岡部を交わして地元の意地を見せてくれた。
 太田は、仕掛けるタイミングがあったにも関われずに後方に置かれて沈没してしまった。 積極的に先行して破れるのなら納得するが、力不足というより、何かを恐れているようであった。

晴智−岡部の車連(2-7)は1,220円、枠連(2-5)は630円で地元車券でした。



近況が良くない調整中の太田真一だが、小橋のガードに期待する。

 関東勢は太田に小橋と幸田で仲間を作る、すれば岡部は晴智と米田の南関勢機関車になりそうだ。 渡邉には位置のない内林と鰐渕で遠征ラインを結成しそうだ。
 並びは、太田−小橋−幸田、岡部−晴智−米田、渡邉−内林−鰐渕、と想定したい。 先行は太田真一が有力であり、小橋がきっちりと番手師の仕事をしてくれるだろう。不安は近況の悪さである、それも松戸へ向けての調整期間となってしまうのかである。 岡部も先行を辞さないだろうけれども太田の番手を回る競争も多々見られるので、心境次第だ。渡邉も内林がマークすると、太田の先行潰しに意欲を見せることになりそうだ。 内林の近況も良くない。
 狙い目は、太田真一から小橋の折り返しを本線にして、晴智と岡部に流してみたい。

太田=小橋(1=5)、太田−晴智(1-2)、太田−岡部(1-7)の4点で勝負する。


松山記念 後節 特選 11R 2001年03月10日

  1山田裕仁 岐阜 61期自在
  2小倉竜二 徳島 77期自在
3吉岡稔真 福岡 65期逃捲
4金子真也 群馬 69期自在
5池尻浩一 福岡 63期差捲
 6梶應弘樹 愛媛 57期差脚
7東出剛 千葉 54期差脚
  8堤洋 徳島 75期逃脚
  9松本整 京都 45期差捲

吉岡沈没、堤の先行を中団の山田が捲りを決めた。

 周回は、吉岡−池尻−東出、山田−松本−金子、堤−小倉−梶應、の三分戦となった。 東出が吉岡ラインの3番手を選択したので、金子は山田ラインの3番手となった。 赤板を通過して、そのままの隊列で打鐘を受けた。後方から堤が腰を上げて主導権を奪うと、中団は内に吉岡ライン、外に山田ラインの併走で最終HSを回る。 堤は流して第1センターからピッチを上げていくと、吉岡ラインは車を下げて7番手となった。
 最終HSは、堤−小倉−梶應、山田−松本−金子、吉岡−池尻−東出、の一列棒状のままだ。 山田が車間を空けて、第2センターから捲り、松本を連れて中部近畿ワンツーを決めた。 吉岡は後方に置かれて、まだまだのような感がした。

山田−松本の車連(1-9)は1,510円、枠連(1-6)は790円でスジ車券でした。



吉岡の実力の見せ場となるか、四国勢の地の利は。

 機関車は吉岡、堤、山田、金子、と揃って細切れ模様である。吉岡には池尻の福岡コンビ、地元四国勢は堤に小倉と梶應で連結する。 山田には松本がハコで回り、東日本勢は金子に東出が前を任せるだろう。
 並びは、吉岡−池尻、堤−小倉−梶應、山田−松本、金子−東出、と想定した。 バック回数から堤の先行で展開が始まりそうだ。吉岡も山田も金子も先行は捨て切れないが、地元四国ラインに先行を譲ると考える。 近況成績は吉岡が上位になり、下降気味の山田が吉岡相手に執念を燃やせるだろうか。地元勢はラインも長くなり中段の縺れる展開になれば勝機が巡ってきそうだ。 一発逆転は金子と東出ではないだろうか。
 狙い目は、吉岡と池尻の折り返しを本線にして、穴目として金子と東出の折り返し、スジで買いたい。

吉岡=池尻(3=5)、金子=東出(4=7)の4点で勝負する。