競輪一発勝負



取手「共同通信杯」 準決 11R 2001年01月28日

× 1渡邉晴智 静岡 73期差捲
  2小嶋敬二 石川 74期逃捲
3小野俊之 大分 77期逃捲
  4三宅伸 岡山 64期自在
5伏見俊昭 福島 75期逃脚
 6海野敦男 静岡 69期差脚
7前田拓也 大阪 71期差脚
  8渡会宏和 愛知 65期自在
9太田真一 埼玉 75期逃捲

太田真一、最悪8番手に置かれて沈没。

 周回は、太田−海野の3番手を小嶋と小野で競り合いながら隊列は不安定のまま入り乱れる。伏見も動く、三宅も動いた。
 赤板は、太田−海野−小野−三宅−(イン伏見−渡邉、アウト小嶋−渡会)−前田、で通過する。 小嶋−渡会が太田番手の海野と並ぶと打鐘を受けた、太田も踏み込むが車を下げると、外バンクを使って伏見がこれを叩いて主導権を奪い最終HSを回る。
 伏見−渡邉−小嶋−渡会−(小野、前田、三宅)−太田−海野、で太田は最悪8番手に置かれて競争から脱落してしまった。 されに太田は内に包まれ自ら動く事が出来ない。伏見−渡邉から小嶋が空いた車間を詰めていく、3角から小野が捲るが不発。 先行伏見マークの渡邉がゴール線抜け出して1着、中を割って渡会が2着、伏見が3着に逃げ粘った。
 太田真一は競争が出来ずに9着入線で沈没してしまった。やはりラインが短かった事、正攻法に付けて3番手が小野と小嶋で競り合っていたことが太田の動きを悪くしたようだ。 伏見が冷静に競争をすることが出来たのではないだろうか。

渡邉−渡会の車連(1-8)は14,760円、枠連(1-6)は1,010円で先行番手車券でした。



太田真一の頭から狙う、ヒモは伏見、渡邉、前田、小野だ。

 東日本勢は太田が伏見を使うかである、静岡両者の渡邉と海野は連携しそうだ。中部近畿勢は小嶋に度会に前田で結束する。西京勢は小野と三宅で並ぶが点と点である。 先行は小嶋、伏見、太田で、小野と三宅は捲りになるだろう、勝ち上がりにとってリスクの少ない先行前残りで3着を確実に確保したいと願うのは自力選手の本音である。 兎に角、太田にとっては窮屈な番組になった。伏見と連携が出来なければ、単騎から捲り勝負も考えられる。
 並びは、伏見−太田−渡邉−海野、小嶋−度会−前田、小野−三宅、と伏見と太田の75期結束を願って想定した。 先行は小嶋ではないだろうか、太田は小嶋には先着する自信はあるが共倒れのリスクを防げるかである。 小野の捲りが強烈、三宅も一発大勝負に賭ける力はあるだろう。小嶋が先行で粘り、度会が番手師になれば、前田の縦脚が面白そうだ。 混戦になると渡邉も持ち味を発揮してくれそうだ。
 狙い目は、太田真一から伏見、渡邉、前田、小野に流し、太田の1勝に賭けたい。

太田−伏見(9-5)、太田−渡邉(9-1)、太田−前田(9-7)、太田−小野(9-3)の4点で勝負する。