競輪一発勝負



岐阜記念 後節 決勝 99年12月25日

1高木隆弘 神奈川64期差捲
2内林久徳 滋賀 62期差捲
  3本田晴美 岡山 51期自在
  4藤井久之 広島 55期差捲
5渡邊泰夫 大阪 62期差脚
×6渡会宏和 愛知 65期自在
 7加倉正義 福岡 68期差脚
  8森内章之 熊本 64期差脚
9中村美千隆兵庫 80期逃捲

そこのけそこどけ、内林が中割から伸びて優勝。

 今年も最後の記念競輪で、来年を占う意味でも車券戦術に意味ある一戦であった。
本田−藤井、渡会−加倉−森内、高木、中村−内林−渡邊、の隊列で打鐘を向かえた。 3番手の渡会ラインが本田ラインを押さえ込んで主導権を奪う、そのまま渡会は先行発進した。
 最終HSで中村も巻き返しにでるが、最終BSで高木が此を沈没させて自ら捲り発進する、本田から切り替えた藤井が高木をマークする。 内林がじりじりと空いた内を見つけて追い上げていく。ゴール線で捲りを決めた高木を捕らえて優勝した。
 渡会の中村を封じる先行を久しぶりに見た。白1番車高木は自力勝負で動きが目立ち健在を見せつけた。事故点王の内林にピタリ填った競争であった。

内林−高木の車連(2-1)は790円、枠連(1-2)は540円で力車券でした。



中村の先行1車で番手内林が展開有利だが。

 近畿勢は中村に内林と渡邊でラインを組む。中国勢は本田に藤井、九州勢は加倉に森内で並びそうだ。 渡会は近畿勢の後ろから捲り含みの作戦か。東日本1車になった高木は中団から前々で進もう。
 並びは、中村−内林−渡邊−渡会−高木、本田−藤井−加倉−森内、と想定した。 先行1車の中村の番手、内林は番手を失格覚悟で守るだろう。中村がすんなり先行すれば、内林も脚を使う事になり、動ける高木や渡会の浮上がある。 加倉の近況も良いぞ。力を付けてきたのは内林マークになる渡邊であり、内を付いて頭に突き抜ける事も考えたい。
 狙い目は、気楽に点で動くだろう高木から、先行1車の中村、渡邊、渡会。押さえに内林と渡邊のスジ車券。

高木−中村(1-9)、高木−渡邊(1-5)、高木−渡会(1-6)、内林−渡邊(2-5)の4点で勝負する。