競輪一発勝負



小倉競輪祭 競輪王 ダイヤモンド 12R 99年11月21日

  1金古将人 福島 67期逃捲
  2鈴木誠 千葉 55期差脚
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
4小倉竜二 徳島 77期自在
  5東出剛 千葉 54期差脚
 6小川巧 岡山 57期差脚
7高木隆弘 神奈川64期差捲
8出口眞浩 神奈川63期差捲
9太田真一 埼玉 75期逃捲

太田の番手がマーク戦になり、展開有利に押し切る。

 周回は、金古−東出−鈴木、太田−(イン小倉−小川、アウト神山−高木−出口)、で太田の番手争いになった。 小倉の位置がないので、先行する太田の番手勝負は競輪の鉄則である。動き無く、赤板を通過する。 太田マークが競りのまま、金古−東出−鈴木を抑えて主導権を握ると打鐘を聞いた。
 太田は緩急を付けて3角から全開する、神山は小倉を内に牽制するがタイミング悪く浮いてしまった。 太田−小倉−小川−高木−出口−神山−金古−東出−鈴木、の一列棒状になる。2角から金古が動く、併せて神山が先捲りを打つが高木にブロックされて不発になった。 金古も何も出来ずに、太田−小倉−小川がゴール線に流れ込んだ。
 小倉が太田マークを取りきった、神山は横の動きの経験が少ない。しかし太田真一の連続@@の逃げ切りは見事である。 世界戦から大きく成長し、精神的にも大きくなったと感じる。
 頑張れ! 完全優勝を目指せ! 先行日本一!

太田−小倉の車連(9-4)は4,150円、枠連(4-6)は1,200円でスジ車券でした。



地元九州勢が不在で、機関車のいない南関勢も二手に分かれる。

 関東勢は太田に神山、南関勢は千葉の東出に鈴木と神奈川は高木に出口、北日本の金古と7車に層が厚くなった。 西日本勢は地元九州勢が不在で小倉と小川の中四国2車になった。しかし、これが決勝戦ではないのである。当然に準決の権利があるので無理な事はしないだろう。 勝負は決勝戦での優勝である。
 並びは、神山−太田−高木−出口、小倉−小川、金古−東出−鈴木、と想定した。 先行は太田で、神山が番手でガードする。太田と神山の二段ロケットになれば、金古も早めの巻き返しで応戦する。 中段を小倉が閉めて、先捲りになると金古も脚を使い沈没しよう。
 狙い目は、太田と神山の折り返し、神山が番手師になって内が空いたときの高木の強襲から出口の34番手突き抜け。 小倉が金古を抑え仕掛けての神山との組み合わせが面白そうだ。

太田=神山(9=3)、高木−出口(7-8)、小倉−神山(4-3)の4点で勝負する。