競輪一発勝負



岸和田記念 前節 特選 99年11月03日

1金古将人 福島 67期逃捲
  2十文字貴信茨城 75期逃捲
3郡山久二 大阪 55期差捲
4遠澤健二 神奈川57期差脚
  5菊池仁志 愛媛 47期差脚
 6佐々木昭彦佐賀 43期差脚
7前田拓也 大阪 71期差脚
  8桜井健 徳島 71期逃脚
× 9中村美千隆兵庫 80期逃捲

金古が8番手から捲り圧勝、マーク遠澤とのワンツー。

 周回は、桜井−菊池、十文字−佐々木、金古−遠澤、中村−郡山−前田、で折り合って青板を通過する。 4角からゆっくりと中村ラインが上昇する、十文字が絡むように踏み込んで赤板になった。 十文字と中村の先行争いかと思われたが、十文字が引いて中段4番手に位置取った。
 中村−郡山−前田−十文字−佐々木−桜井−菊池−金古−遠澤、の一列棒状で打鐘を聞いた。 中村は後方を見ながら、徐々にピッチを上げて最終HSを廻った。2角から十文字が先捲りを打つが、中村を捕らえきれない。 隊列が短くなった処を後方8番手から金古が遠澤を連れて、第2センターで一気に前段を飲み込む、直線で加速し後続を千切ってワンツーを決めた。
 強い金古を見た、後方8番手になって沈没かと思えたが、十文字が先捲りをしたので前が短くなり捲り圧勝した。 遠澤もマーク千切れることなく本命車券になってしまった。中村がまだまだ若いと言うことで、十文字に絡まれて力を使ったのであろうか。

金古−遠澤の車連(1-4)は410円、枠連(1-4)は330円で本命車券でした。



中村を利す郡山が展開有利だが、金古なら捲れるだろう。

 難解なメンバー構成の競争になった。中村には地元大阪の郡山と前田でラインが出来そうである。 四国両者は桜井に菊池で並び、佐々木が地域的に此処の3番手を選ぶか、遠澤は金古番手を宣言するとなると、十文字の番手に佐々木がマークする事も考えたい。 兎に角、自由練習が楽しみである。
 一応並びを考えてみたい、中村−郡山−前田、十文字−佐々木、桜井−菊池、金古−遠澤、と想定してみた。 先行は中村ラインであろう、其れを好位置に付けて捲りたいのが十文字、桜井、金古のニコニコラインであろう。 十文字の動きで混戦しそうである、すれば前に居るだろう中村番手の郡山が展開有利になる。菊池と十文字は事故点が気になり、特選は無理な競争を避けたいだろう。
 狙い目は、中村を利す郡山から前田のズブズブと逃げ粘る中村、別線の捲る金古から遠澤と前残りの郡山が面白そうだ。

郡山−前田(3-7)、郡山−中村(3-9)、金古−郡山(1-3)、金古−遠澤(1-4)の4点で勝負する。