競輪一発勝負



熊本記念 後節 特選 99年10月16日

  1小橋正義 岡山 59期差脚
  2山田裕仁 岐阜 61期逃捲
3横田努 熊本 69期逃捲
4加倉正義 福岡 68期差脚
  5高谷雅彦 青森 67期逃捲
 6馬渕紀明 愛知 68期逃捲
7會田正一 千葉 68期差捲
× 8齋藤秀昭 群馬 78期逃捲
9内林久徳 滋賀 62期差捲

地元熊本を知る、横田の捲り快勝だ。

 周回は、横田−加倉、馬渕−山田−内林、齋藤−小橋、高谷−會田、で赤板を通過して打鐘を向かえる。 6番手から齋藤ラインが踏み上げて、横田を押さえるとピッチを緩めた。後方に置かれた馬渕ラインがダッシュして最終HSを回る。
 齋藤は馬渕と主導権争いで叩き合い、前段が縺れる。2角から横田が加倉を連れて捲り発進した。 ぐんぐん加速して前段を一気に飲み込み、4角から直線でも後続を寄せ付けず、横田が地元記念特選を快勝した。
 気になるのは小橋の精細のない動きである。高谷も横田ラインに切り替えたが、追走が一杯であった。主導権争いは齋藤が馬渕に破れた。 馬渕を使った山田が自力で直線追い込むが3着が一杯であった。何れにしても横田努の地元ガッツ溢れる競争に乾杯だ。

横田−加倉の車連(3-4)は2,950円、枠連(3-4)は1,250円で地の利車券でした。



中部近畿ラインを嫌って、地の利から狙いたい。

 地元九州勢の横田に加倉がマークして、小橋がラインを固める。中部勢は馬渕が前で山田が番手になり、3番手に内林が折り合いそうだ。 東日本勢は高谷に會田で齋藤は3番手になろう。
 並びは、馬渕−山田−内林、横田−加倉−小橋、高谷−會田−齋藤、と想定した。 熊本500mバンクなら先行3番手からでも勝負になる。内林と小橋が3番手回りの競争、特選は無理をしないだろう。 齋藤がオールスター@A@Dと対戦メンバーが上位になっても負けない自信が付いたのではないか、この記念が正念場である。 名古屋記念で山田と小橋を破って優勝した内林も好調を維持しているだろう。地元勢がどんな作戦で挑むか見物である。
 先行は馬渕と高谷の争いになると考えた、其処を地元バンクの横田が500mバンクを活かして見せ場を作ろう。 人気は中部近畿ラインから山田と内林と思う。怖いのは波に乗る齋藤の脚を貯めての自力勝負であろう。
 狙い目は、地の利で横田から加倉の折り返し、正念場の齋藤から内林と會田を狙ってみたい。

横田=加倉(3=4)、齋藤−内林(8-9)、齋藤−會田(8-7)の4点で勝負する。