競輪一発勝負



名古屋記念 後節 決勝 99年10月11日

× 1山田裕仁 岐阜 61期逃捲
  2小橋正義 岡山 59期差脚
  3伏見俊昭 福島 75期逃脚
4鰐渕正利 愛知 65期差脚
  5井上貴照 群馬 68期逃捲
6近藤幸徳 愛知 52期自在
 7十文字貴信茨城 75期逃捲
  8小原則夫 青森 57期自在
  9内林久徳 滋賀 62期差捲

結果は出なかったが、近藤の意地を見た。

 周回は、十文字−井上−小橋、近藤−鰐渕、山田、伏見−小原−内林、の位置取りで折り合い青板を通過する。 第2センターから早くも伏見−小原−内林が上昇して、前段を押さえ込んで先頭に出るとピッチを緩める。 インから近藤−鰐渕が中段を奪いに出ると打鐘になる。山田は地元愛知勢の後ろに付いて周回はしていたが、前で戦う事はしないぞ。
 最後方に下げた山田が単騎でスルスルと踏み上げて、先行する伏見ラインの4番手に入る。 伏見−小原−内林、山田、十文字−井上−小橋、近藤−鰐渕、の順になった。近藤が猛烈ダッシュで捲り上げると鰐渕は追走出来ずに千切れた。 近藤の意地の捲りも伏見と並んで、残念ながら力が尽きた。2角から山田が単騎で捲っていくと、鰐渕、十文字と切り替え出来ず。 内林が乗り換えに成功し、ゴール線は見事に山田を差し込んで優勝した。3着には伏見の先行を利した小原が残った。

内林−山田の車連(9-1)は3,070円、枠連(1-6)は680円で力押し車券でした。



吉岡が消えて、近藤幸徳の完全優勝だだだ。

 地元中部勢がライン的に結束固く本線になりそうである。内林と小橋は機関車が不在になって苦しい展開になろう。 東北勢の伏見には小原が指定席になれるかな。十文字と井上の関東での結束も不安定である。
 並びは、伏見−小原、小橋、十文字−井上、内林、山田−鰐渕−近藤、と想定した。 先行は伏見が有力であろう。伏見が同期の十文字を意識して出遅れると、一気に山田の先行が有りそうである。 山田は地元中部地区であり、此処は愛知2車を連れての捨て身の先行をしそうである。山田の先行で番手は鰐渕で近藤は得意の3番手からの優勝狙いだ。
 狙い目は、近藤から鰐渕の折り返し、山田のヒモで遊んでみたい。

近藤=鰐渕(6=4)、近藤−山田(6-1)、鰐渕−山田(4-1)の4点で勝負する。