競輪一発勝負



向日町記念 後節 決勝 99年09月15日

1内林久徳 滋賀 62期差捲
× 2神山雄一郎栃木 61期逃捲
  3東出剛 千葉 54期差脚
4伊藤浩 大阪 45期差脚
  5馬渕紀明 愛知 68期逃捲
 6田前義守 三重 61期差脚
 7稲村成浩 群馬 69期自在
  8若松将弘 愛知 78期逃捲
  9波潟和男 東京 57期自在

神山がマーク波潟を連れて、前段を一飲みに成敗した。

 周回は、若松−馬渕−田前−内林−伊藤、稲村−神山−波潟−東出、の大きな東西2つのラインの戦いになった。 青板を通過して、2角から稲村−神山−波潟−東出が上昇する、何か作戦が稲村にあるのだろう。 若松の番手馬渕の外に稲村が並んで、馬渕以下に蓋をした。若松の後位は二列縦隊になった。
 赤板で、若松と稲村が同時に踏み出した。稲村が緩めて馬渕と競り合うと、若松もピッチを下げる。 その緩んだタイミングで、後方から紅い3番車の東出が追い上げて稲村と並び打鐘を受ける。
 若松−馬渕−東出、稲村−神山−波潟、内林−伊藤、で最終HSを回る。今度は内林が伊藤を連れて発進し、 捲って行くがなかなか前を捕らえる事が出来ない、馬渕が内林の動きに反応して併せて踏み込む。 前段が縺れ合っている。神山と波潟が此を一気に飲み込んで関東でのワンツーを決めた。内林は惜しくも3着に残った。
 神山は、可憐、綺麗、鮮やかな、捲りで、甲子園オールスターに花を添えた。波潟のマークも見事であった。 稲村の動きに神山が付いて行かないで自力勝負に賭けたのが勝因であろう。それにしても稲村は優勝を意識したのだろうか、 或いは、中部勢の分断を試したような感もある。東出の動き、内林の動き、見応えがあった。

神山−波潟の車連(2-9)は820円、枠連(2-6)は700円でスジ車券でした。



絶好調の内林に神山が何処まで追いすがるか。

 東西の二分戦になるだろう。東日本勢は稲村に神山と波潟に関東勢に東出がマークするだろう。 西日本勢は中部の若松に馬渕と田前に近畿両者の内林と伊藤が此処から直線勝負に賭けそうだ。
 並びは、稲村−神山−波潟−東出、若松−馬渕−田前−内林−伊藤、と想定した。 先行は中部勢であろう、中段から東日本勢の捲りを防ぎながら、内林と伊藤でのワンツーが期待車券であろう。
 狙い目は、近畿両者の内林と伊藤で良いのであろうが、早めに内林が仕掛けると伊藤の逆転なら高配当であろう。 神山も準決は順調に勝ち上がり、競争しながら調整する神山ならでは優勝も狙えそうだ。内林に機関車がいないが、神山打倒に闘志が燃える。

内林=伊藤(1=4)、内林=神山(1=2)の4点で勝負する。