競輪一発勝負



青森記念 後節 特選 99年09月04日

  1内林久徳 滋賀 62期差捲
2金古将人 福島 67期逃捲
× 3馬渕紀明 愛知 68期逃捲
4加倉正義 福岡 68期差脚
  5遠澤健二 神奈川57期差脚
 6加藤忍 秋田 59期差捲
 7横田努 熊本 69期逃捲
8松井一良 青森 61期差脚
  9本田晴美 岡山 51期自在

金古の大外強襲で九州コンビを見事に捕らえ1着。

 周回は、金古−加藤−松井、馬渕−内林−遠澤、横田−加倉−本田、の綺麗な三分戦で赤板を通過する。 横田がオリジナルユニホームを着た加倉と本田を連れて上昇する、馬渕−内林−遠澤が続いて上昇した。 横田は先頭に出るとピッチを緩め、金古は車を7番手まで引いて打鐘を聞いた。
 横田が徐々に徐々にペースを上げていく、馬渕は大きく車間を空けて踏み出すタイミングを待っている。 金古が馬渕ラインに内から攻め込んでいった。
 横田−加倉−本田、馬渕−内林−金古、と並びが整った。馬渕が2角から捲り発進する、金古は余裕を持って追走を控え車間を空けている。 3角で横田番手の加倉が馬渕をブロックして、加倉が番手師を見せた。 直線に向いて横田と加倉のワンツーで決まるかと思ったが、脚を貯めていた金古が大外を鋭く強襲して1着になった。

金古−横田の車連(2-7)は2,760円、枠連(2-5)は410円で地元スジ違い車券でした。



地の利を生かせる、東北ラインに注目したい。

 地元松井が特選シードに選ばれて、北日本勢が金古、加藤と3車で結束が厚くなった。 九州勢は横田に加倉で、本田が3番手から踏み込みを狙う。中部近畿勢は馬渕という絶好の機関車に内林が恵まれ、位置の無い遠澤が後位に付けそうだ。
 並びは、金古−松井−加藤、横田−加倉−本田、馬渕−内林−遠澤、と想定した。 馬渕と内林が本線になりそうである。地の利で金古が先行して東北ラインの意地を見せてくれそうだ。 近況の横田と加倉は物足りない成績であり、無欲に戦い展開次第では穴を空けそうだ。
 先行は横田ライン、中段に金古ライン、馬渕は後方攻めになり、金古があっさりと松井を連れて早めに捲りきる展開であろう。 金古に松井が付いていけるか、加倉が切り替えるか、馬渕が一気に前段を飲み込むかであろう。
 狙い目は、地元勢から金古と松井の折り返し、金古から馬渕あるいは加倉の前残り、切り替えがありそうだ。 内林は事故点に縛られて、特選は無理はしないだろう。

金古=松井(2=8)、金古−馬渕(2-3)、金古−加倉(2-4)の4点で勝負する。