競輪一発勝負



玉野記念 前節 特選 99年08月21日

  1山口幸二 岐阜 62期差脚
  2児玉広志 香川 66期差捲
  3鈴木誠 千葉 55期差脚
  4馬渕紀明 愛知 68期逃捲
5三宅伸 岡山 64期逃捲
6小川巧 岡山 57期差脚
7稲村成浩 群馬 69期自在
  8水島章 大阪 57期差脚
9太田真一 埼玉 75期逃捲

太田と馬渕の主導権争い、車券は太田ライン突き抜け。

 周回は、馬渕−山口−水島、三宅−小川、児玉、太田−稲村−鈴木、で赤板を通過する。 太田−稲村−鈴木が上昇していくと、三宅−小川も併せて地元の意地を見せる。
 三宅−小川、太田−稲村−鈴木、児玉、馬渕−山口−水島、となって2角から太田が地元両者を叩き込んで先頭に出ると打鐘になった。 後方から人気を背負った馬渕−山口−水島の本線が発進して、太田と馬渕の主導権争いになって最終HSを回る。 太田も決して引かない、イン太田−稲村−鈴木、アウト馬渕−山口−水島、で併走になる。すればインコースを活かして太田が馬渕に競り勝った。 精神的に強い太田を見たぞ。併走の後ろから児玉が捲り発進する、山口が此に併せて馬渕を切り捨て、稲村後位に切り替える。 地元両者は後方に置かれて競争にならず沈没した。
 直線は太田を使い捨てた稲村が1着、鈴木が2着に流れ込んだ、山口がしぶとく3着に入る。 太田は良い競争をしてくれました。負けて元々の準決に残る競争をしてくれた。馬渕との先行争いは見応えがあった。 もっとも太田の脚が馬渕より良かった。

稲村−鈴木の車連(7-3)は1,070円、枠連(3-5)は530円で突き抜け車券でした。



三宅番手の小川と太田番手の稲村、5枠両者が面白そうだ。

 機関車は関東の太田、中部の馬渕、地元玉野の三宅、の3車である。 太田には稲村が番手に入り、鈴木が3番手を固めて東日本ラインを作る。 前回松戸記念優勝の馬渕には山口が指定席で水島が3番手に入り中部近畿ラインを結成する。 地元玉野から三宅と小川でスクラムを組む、落車後の児玉が地域的に3番手に入るかは不明瞭である。
 並びは、太田−稲村−鈴木、三宅−小川、児玉、馬渕−山口−水島、と想定した。 太田真一は短走路バンクの小田原DACで1勝も出来なかった、優出して調子は崩れて居ないが勝負強さが下降気味であった。 残暑も厳しいが此処は一つ遠征ラインにて先行勝負に徹して貰いたい。稲村と鈴木が付いてくれる、頭勝負でなく安心して先行するだろう。展開次第で押し切りも有り得る。 敵は地元三宅と小川であり、復調した馬渕だ。
 狙い目は、太田と稲村の折り返し、別線で地元両者は三宅と小川の裏表を期待したい。

太田=稲村(9=7)、三宅=小川(5=6)の4点で勝負する。