競輪一発勝負
小田原記念 前節 特選 99年08月11日
| 1 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
注 | 2 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
◎ | 3 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
× | 4 | 渡邉晴智 | 静岡 | 73期 | 差捲 |
○ | 5 | 稲村成浩 | 群馬 | 69期 | 自在 |
| 6 | 桜井健 | 徳島 | 71期 | 逃脚 |
| 7 | 遠澤健二 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
| 8 | 松本整 | 京都 | 45期 | 差捲 |
| 9 | 出口眞浩 | 神奈川 | 63期 | 差捲 |
桜井が先行押し切り、番手吉岡が流れ込み一杯だった。
周回は、金古−出口−遠澤、桜井−吉岡−松本、太田−稲村−渡邊、と並んで、吉岡は桜井の機動力を使う番手に入った。
青板を通過して2角から後方の太田−稲村−渡邊がゆっくりと上昇していく、桜井−吉岡−松本が此に続いた。
赤板で太田が先頭に出ると、桜井が太田を押さえて主導権を奪った。
桜井−吉岡−松本−太田−稲村−渡邊、と収まったが、金古がインから太田の番手稲村に競りかけると打鐘になった。
太田は4番手で後位が(アウト稲村−渡邊、イン金古−出口−遠澤)で縺れるたまま最終HSを回る。
桜井が目一杯にふかすと、吉岡が後続を警戒したのか、車間がスッポリと空いてしまった。太田は最終2角から捲るが不発に終わる。
金古は3番手松本にスイッチした。
なんと、吉岡にとって恐ろしい結果が待ち受けていた、先行桜井は番手絶好の展開であったが、踏み込むタイミングが無く、3番手松本にも絡まれて
桜井が押し切り1着を許し、流れ込むのが精一杯の姿を披露した。吉岡は他力本願の競争を反省して、まだまだ自力で頑張って貰いたい。よく言えば桜井を大切に保護していた。
桜井の回転が良かった競争で、桜井の健闘を讃えるべきであろう。
太田は巧く中段4番手を奪ったが、桜井の高回転に沈没した。周回中は後方から主導権を奪って先行する組立だと思われたが、吉岡がマークした桜井の捨て身の先行を防げなかったのが残念な流れであった。
捨て身こそ勝利である。途中欠場しないで最後まで戦って欲しい。
桜井−吉岡の車連(6-2)は9,450円、枠連(2-5)は1,470円でスジ車券でした。
太田真一の先行破壊力に期待するぞ。
機関車は太田、金古、桜井、吉岡、とラインが出来そうである。関東の太田には稲村と渡邊で結束する。
金古には地元出口に遠澤で並ぶ。吉岡には松本が番手回りになり、桜井は単騎の黄色6番車だ。
並びは、太田−稲村−渡邊、金古−出口−遠澤、桜井、吉岡−松本、と想定した。
短走路では全てが展開次第になる、後方に置かれると巻き返しが辛い。金古も地元勢が付くので遅めの仕掛けで主導権を狙う。
太田こそ先行して持ち味が生かせる。吉岡は「不動心」で中段中段の捲り勝負だろう。全日本を優勝して意気上がる吉岡だが、
疲れを見せない競争が出来るのであろうか。また。単騎桜井が主導権を握ったときの番手に填るのは誰だろう。
狙い目は、太田真一の主導権で中段縺れての押し切りでマーク稲村との関東ワンツーを本線にした。
渡邊が早めに車を外に持ち出して後続を牽制して伸びるか、稲村が後続を牽制して空いたインを強襲するか動きに注目した。
吉岡の捲り届かずのヒモ車券。
太田=稲村(3=5)、太田−渡邊(3-4)、太田−吉岡(3-2)の4点で勝負する。