競輪一発勝負
大垣「全日本選抜」 9R 一予 99年07月31日
| 1 | 西尾芳樹 | 熊本 | 45期 | 差脚 |
◎ | 2 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
× | 3 | 郡山久二 | 大阪 | 55期 | 差捲 |
| 4 | 西村正彦 | 高知 | 65期 | 差脚 |
| 5 | 鈴木栄司 | 千葉 | 50期 | 差脚 |
注 | 6 | 西郷剛 | 兵庫 | 69期 | 逃捲 |
○ | 7 | 高橋光宏 | 群馬 | 56期 | 差脚 |
| 8 | 高田誠 | 福岡 | 65期 | 自在 |
| 9 | 郡司盛夫 | 神奈川 | 50期 | 差脚 |
高田の高速回転捲りに、太田真一4着に破れる。
周回は、高田−西尾、西郷−郡山−西村、太田−高橋−鈴木−郡司、で赤板を通過する。
太田ラインが車を上げていくと、西郷も高田を捕らえ、先にインを切って先頭に出る。
高田と西尾は車を引いていく。太田が中段に上がると打鐘を聞いて、一気に発進した。
西郷が太田と絡むようになって風を受け、最終ホームで太田が主導権を握った。太田−高橋と抜け出し、後続が縺れた。
郡山が切り替えて3番手に入った。行け、太田! 関東のワンツーが決まったと思えたが、後方7番手に置かれた高田が良い回転で最終バックから捲り発進する。
なんと太田の掛かりが衰えている。ゴール線は高田が全てを飲み込んで1着、太田を利した高橋と郡山で2,3着になり、太田は惜しくも4着で涙をのんだ。
太田と西郷の先行争いで風向きが悪く、脚を使ってしまったのであろう。高橋もゴール線で右に左に動いたが、太田を残せなかった。
しかし先行勝負で敗れたのなら、ファンも納得する。高田の回転が良かったのである。マーク高橋と郡山は事故点絡みで動けなかった様だ。
高田−高橋の車連(8-7)は15,960円、枠連(5-6)は3,010円で太田沈没車券でした。
神山不在の特別は関東の太田無くして、何が有ろう。
先行は太田に西郷の2車になり、ようするに太田には恵まれた取りこぼしの許されない番組である。
東日本勢は関東勢の太田と高橋に、南関勢の鈴木と郡司でラインを作ろう。
西日本勢は近畿勢の西郷と郡山で結束して、九州勢の高田が自力勝負すると西尾がガードする。四国の西村は近畿、九州の3番手から直線に賭ける。
並びは、太田−高橋−鈴木−郡司、西郷−郡山−西村−高田−西尾、と想定するが、九州勢はどうするかであろう。
何れにしても南関2車が切り替えなければ太田は6番手になり、捲りも可能であろう。破れるパターンは動かずにして、南関が切り替えての最悪8番手になった時であろう。
太田真一は先行してこそ、太田真一である。先行すれば、後続が混戦になり優位に展開が進むだろう。「負けられない本命」を背負って勝ってこそ一流の仲間入りで有る。
神山不在の特別は関東の太田無くして、何が有ろう。頑張れ、太田真一!
狙い目は、太田から番手高橋の裏表、で充分だ。
太田=高橋(2=7)、太田−郡山(2-3)、太田−西郷(2-6)の4点で勝負する。
大垣「全日本選抜」 10R 特選 99年07月31日
▲ | 1 | 小嶋敬二 | 石川 | 74期 | 逃捲 |
△ | 2 | 小倉竜二 | 徳島 | 77期 | 自在 |
◎ | 3 | 東出剛 | 千葉 | 54期 | 差脚 |
× | 4 | 出口眞浩 | 神奈川 | 63期 | 差捲 |
| 5 | 馬渕紀明 | 愛知 | 68期 | 逃捲 |
| 6 | 伊藤保文 | 京都 | 71期 | 自在 |
| 7 | 三宅伸 | 岡山 | 64期 | 逃捲 |
| 8 | 梶應弘樹 | 愛媛 | 57期 | 差脚 |
○ | 9 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
伊藤の動きで、馬渕番手の小嶋が堪えきる。
周回は、三宅、金古−東出−出口、小倉−梶應、馬渕−小嶋−伊藤、と並んだ。
早くも赤板手前で馬渕ラインが上昇して、其処に小倉が絡んで行くと、三宅と金古ラインは引いていく。
馬渕−小嶋−伊藤、小倉−梶應、三宅、金古−東出−出口、となって打鐘を聞いた。
金古ラインが踏み込んで馬渕の番手を奪いに小嶋に競り込む。伊藤が動いて東出を叩き、金古をサンドイッチにして東ラインを撃沈した。
馬渕−小嶋−伊藤となって、脚を貯めていた出口が捲って行くが惜しくも、小嶋が先に番手捲りで不発となる。
ゴール線は小嶋と伊藤が突き抜けた。小倉と伊藤がハウスして小倉が落車、小倉マークの梶應が3着になった。
中部は一つで見事な伊藤の動きであった。小嶋も番手の味を占めたようだ。
小嶋−伊藤の車連(1-6)は1,470円、枠連(1-5)は700円で中部車券でした。
実践力で金古に付ける南関勢のライン結束が強固だ。
東日本勢は金古に東出と出口で結束しよう。中部近畿勢は馬渕が前で小嶋が後ろ回りで、伊藤が地域的に3番手に入りそうだ。
中国四国勢は小倉に梶應であり、三宅は単騎で混戦を呼び込むのだろうか。
並びは、金古−東出−出口、馬渕−小嶋−伊藤、三宅、小倉−梶應、と想定してみた。
先行は中部の馬渕が有力である、小嶋がマーク屋としては心許ないのでワンツーの可能性は少ない。
展開的には先行の番手に填る小嶋が有利であろう。大垣バンクは捲りの決まり手が多く、東日本ラインと中部近畿ラインで遠慮していると小倉の出番がある。
心情的な予想になるが、金古と東出の絶妙なコンビを本線にしたい。
狙い目は、東出から金古の裏表と金古が今一つ物足りないので出口との南関ワンツーの突き抜けを本線にしたい。
押さえに小倉が中部二段掛けの小嶋に切り替えての小倉と小嶋のご馳走車券がお奨めだ。
東出=金古(3=9)、東出−出口(3-4)、小倉−小嶋(2-1)の4点で勝負する。
大垣「全日本選抜」 11R 特選 99年07月31日
× | 1 | 鈴木誠 | 千葉 | 55期 | 差捲 |
◎ | 2 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
注 | 3 | 稲村成浩 | 群馬 | 69期 | 自在 |
| 4 | 松岡彰洋 | 三重 | 69期 | 逃捲 |
| 5 | 金田健一郎 | 大阪 | 60期 | 差捲 |
| 6 | 中村美千隆 | 兵庫 | 80期 | 逃捲 |
| 7 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 逃脚 |
| 8 | 齋藤秀昭 | 群馬 | 78期 | 逃捲 |
○ | 9 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
中村美千隆の先行を3番手から、吉岡が捲り切る。
周回は、吉岡−小橋、岡部−鈴木、齋藤−稲村、中村−金田−松岡、で折り合った。
中村ラインが上昇して行くと赤板を向かえる。齋藤が中村に意地で絡んでいく、吉岡ラインは車を下げた。
中村が先頭に出て風を切ると、吉岡が追い上げて3番手松岡に競り込む。
中村−金田−吉岡−小橋となって、吉岡が3番手から吉岡らしい捲りで1着、小橋も差し込めなかった。
中村を利した金田が3着に入り込んだ。
吉岡が強かったのか、太田が先行して負けたように、中村にも逆風が吹いたのであろうか、脚が止まって見えた。
吉岡−小橋の車連(2-9)は580円、枠連(2-6)は370円で吉岡スジ車券でした。
中村先手ラインを追いかけで、中段が縺れるだろう。
金田が中村番手を指定席とする事ができるだろうか、吉岡が前受けで中村の番手でイン粘りの再現は無いと思うが、それだけに此の競争の勝負所は中村の徹底先行の評価だ。
東日本勢は岡部に鈴木、齋藤に稲村で連みそうである。先行力なら松岡とて中村に負けられまい。
松岡の番手が空いているので吉岡が付けそうである。小橋は当然此処は吉岡に前を任そう。
並びは、中村−金田、岡部−鈴木−齋藤−稲村、松岡−吉岡−小橋、と想定してみた。
松岡と中村の主導権争いになりそうである。隊列が短くなった処を鈴木と稲村がゴール線勝負に持ち込むのでは無いだろうか。
神山欠場で西横綱の吉岡が根性の完全復活を見せてくれると期待してもいる。
狙い目は、吉岡から小橋の裏表、脚を貯めている鈴木と稲村の直線強襲で吉岡に賭けてみたい。
吉岡=小橋(2=9)、吉岡−鈴木(2-1)、吉岡−稲村(2-3)の4点で勝負する。
大垣「全日本選抜」 12R 特選 99年07月31日
○ | 1 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
注 | 2 | 児玉広志 | 香川 | 66期 | 差捲 |
| 3 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃脚 |
| 4 | 十文字貴信 | 茨城 | 75期 | 逃捲 |
× | 5 | 佐々木龍也 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
| 6 | 金子真也 | 群馬 | 69期 | 逃捲 |
◎ | 7 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
| 8 | 小川巧 | 岡山 | 57期 | 差捲 |
| 9 | 一丸安貴 | 愛知 | 70期 | 逃捲 |
岐阜コンビ後方に置かれ沈没、先行伏見3番手の児玉が中割強襲。
周回は、十文字−金子、山田−山口−一丸、伏見−佐々木−児玉−小川、で赤板を通過する。
伏見が踏み出すが、先頭の十文字も突っ張る様にピッチを上げる。山田は混戦を嫌い車を引くと打鐘になった。
最終ホームは、伏見−佐々木−児玉−小川、十文字−金子、山田−山口−一丸の一列棒状で回る。
2角から5番手の十文字が金子を連れて捲り発進する。山田は立ち後れてしまった。
十文字が佐々木を交わして最終コーナーを回る、風の影響を受けなかった児玉が中を割って強襲し1着で突き抜けた。
2着には十文字の捲りに乗った金子、3着は十文字で万車券となった。
十文字と金子のヨッロッパ車券も児玉には勝てなかった。十文字の気合いがとっても良いぞ、明日も頑張って貰いたい。
児玉−金子の車連(2-6)は11,880円、枠連(2-5)は750円で児玉車券でした。
一丸を利す、地元大垣の山田と山口コンビに展開有利な番組だぞ。
東日本勢は伏見に佐々木、十文字に金子と連ねよう。中部勢は一丸を機関車にして山田と山口の大垣コンビで並ぶ。
児玉に小川がマークしよう。
並びは、一丸−山田−山口、児玉−小川、伏見−佐々木−十文字−金子、と想定してみた。
先行は一丸であろう、大垣コンビの為に捨て身と考えた。番手周りには不慣れな山田に児玉が奇襲戦法で割り込みそうだ。
伏見に乗っかり加速させて佐々木が何処まで縦脚を伸ばせるかである。展開は山田と山口の地元有利な番組が見え見えで両車は負けられ無い。
狙い目は、山田から、山口の折り返し、佐々木と児玉の根性の一発に期待したい。
山田=山口(7=1)、山田−佐々木(7-5)、山田−児玉(7-2)の4点で勝負する。