競輪一発勝負
寛仁親王稗 前橋 決勝 99年07月06日
| 1 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 逃捲 |
| 2 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
| 3 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
| 4 | 稲村成浩 | 群馬 | 69期 | 自在 |
| 5 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
| 6 | 中村美千隆 | 兵庫 | 80期 | 逃捲 |
| 7 | 東出剛 | 千葉 | 54期 | 差脚 |
| 8 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差捲 |
| 9 | 児玉広志 | 香川 | 66期 | 差捲 |
中村−小橋の3番手から、児玉が捲り優勝。
周回は、吉岡−池尻−山田−東出−稲村−神山−中村−小橋−児玉、の並びになった。
東出が山田マークで優勝を狙う、神山番手では差すことが出来ないと言う弱気な感じがする、ローズカップで山田に捲られた神山ならば、東出は差し込めるだろう。
児玉は奇襲戦法で中村が先行するので、中村−小橋の後ろで位置をキープする算段である。
赤板前に中村が踏み上げて主導権を取ると、吉岡はなんと小橋のインで粘るが後退する。
今の吉岡は自力先行に自信が無いのであろう、吉岡は自分の競争を見失っている。
中村−小橋−児玉−稲村で、後方は勝負を捨てて、神山、吉岡でジャレ合う。
稲村が発進すると、児玉が併せて捲りを決めて優勝。中村を使い切った小橋が追い込んで2着になった。
新潟方面に出かけ、予想に集中できず、車券も買えませんでした。おそらくローズカップと同じ買い目になったでしょう。
ただ、中村−小橋−児玉の並びになり小橋=児玉が買いやすくなった。神山も吉岡も決勝の重圧に自らを葬ってしまったようです。
近畿の機関車の中村の今後が楽しみである。市田、太田のようにならない様、くれぐれも調整をして貰いたい。
児玉−小橋の車連(9-5)は1,890円、枠連(4-6)は640円で牛若丸車券でした。
森永さん
神山も吉岡も山田も動かなかったですね。いや、動く勇気が無かったのか?
中村美千隆は決勝という大舞台で、気持ちいい先行を見せてくれました。
途中ペースを緩めきれなかった分だけ着外には沈みましたが、
あからさま早駆けではなく、できるだけ自分の位置からスパートしようと
した感じはします。
吉岡は小橋のイン粘りとは予想外でした。小橋に押し込まれ、その後の
児玉のだめ押しでバランスを崩し4番手を確保できなかったのが敗因
でしょう。思わず1990年前橋ダービーで滝澤が吉岡の後ろ(井上の横)で
イン粘りしたシーンを思い出しました。あのとき滝澤は先行では吉岡には
勝てないとアピールしたようなものでしたが、今回の吉岡も弱気の表われが
あのような行動に出たのでしょうか。個人的にはむしろ強気にいったがために
小橋相手にも粘ったと考えたいのですが・・・無理があるなぁ。(^^;
神山は吉岡を押し込んだ際にインに詰まって終わり、
稲村は稲村で2コーナーで躊躇した分児玉に合わされ不発で見せ場無し。
山田に至っては最終的に3着には入ったものの、中村が上昇したあと
終始最後方では勝負圏外。
ううむ、やはり中村を意識しすぎた故の結果でしょうか。
私はといえば、周回予想の段階で既にハズレ。山田-小橋の並びは変わらないと思ったんですが。
だいたい準決勝11Rも並びが予想できなかったしなあ。
山口@富山さんの予想
素晴らしいメンバーの優勝戦です。特別でこれほど揃うのもそうないでしょう。
さて、展開です。稲村−神山−東出、吉岡−池尻、山田−小橋、中村−児玉が通常と思いますが、
ポイントは小橋、児玉、東出がどう考えるかです。先行は中村が99%と読めるので、3人ともその後ろが欲しい。
ただ、小橋は山田にいつもついているのですが、今回は準決勝でついているので、中村を主張する可能性もあり、児玉も展開上3番手でもいいから中村ラインでしょう。
東出も神山の番手(稲村の3番手)じゃほぼ勝負権なし。去年の小橋のような切替も頭にあるでしょう。ただ競りはないような気もします。
ここは、不確定要素の多いラインは捨てたい。中村の先行を吉岡が捲くる、F1先行の復活祭である。
華々しく、このドームでダービーを戴冠しスターダムにのし上がった男が、また、ここから新しい時代を作りあげる。
不屈が一番似合う男である。
吉岡−中村、吉岡−児玉、吉岡−小橋、吉岡−東出で勝負したい。
また、押さえで、配当は間違い無くいいはずなので、ビック初出場、初優参の中村が吉岡のように一躍トップに踊り出る可能性もあるので、
中村から総流しをします。
吉岡の復活を期待します。
吉岡−中村、吉岡−児玉、吉岡−小橋、吉岡−東出で勝負したい。
森永さんの予想
周回中は吉岡-池尻-児玉、中村-山田-小橋、稲村-神山-東出。
ここは売り出し中の中村が吉岡・神山を相手に是が非でも逃げたいところ。
しかしこの寛仁親王牌、先行有利を意識しすぎて早め早めの競走となり、ことごとく逃げが残ってないのも事実。
ましてや特別初優出の中村が思ったように逃げられるかどうか。
無欲の先行で、山田も変に残そうと思わず番手捲れば山田=小橋で堅そうだが、一瞬でも躊躇すれば、このバンク得意の小橋が差し込むだろう。
復調途上吉岡がどこで仕掛けるかだが中村と叩き合うことはないだろうし、地元稲村もここは神山を引っ張る競走はしないと思われるので、
小橋=山田、小橋=吉岡、小橋−池尻、小橋−稲村で勝負。
九州3車なら策士池尻の動きに注意だが、3番手児玉が曲者だけに・・・。
小橋=山田、小橋=吉岡、小橋−池尻、小橋−稲村で勝負。