競輪一発勝負



寛仁親王稗 前橋 二予 08R 99年07月04日

  1加倉正義 福岡 68期差脚
2太田真一 埼玉 75期逃捲
3菊池仁志 愛媛 47期差脚
  4古川圭 福岡 65期逃捲
  5松本整 京都 45期差捲
 6星島太 岡山 66期差脚
7金子真也 群馬 69期逃捲
  8村上義弘 京都 73期逃捲
× 9和田誠吾 広島 55期差捲

太田は最悪8番手に置かれ、勝負権を失った。

 周回は、太田−金子−和田−加倉−古川、村上−松本−菊池−星島、で並んだ、自由練習のように加倉が太田番手の金子に食らいつく。 太田−(イン金子、アウト加倉)−和田、村上−松本−菊池−(イン星島、アウト古川)で青板を通過する。 バックかから上昇を開始し、太田ラインを捕らえてピッチを緩める。加倉と和田も切り替えながら赤板を回った。太田は最悪8番手に置かれた。
 村上−松本−菊池−古川−和田−星島−加倉、 太田−金子、と隊列が整ってしまった。加倉が内から古川後位に追い上げた。 村上−松本−菊池−古川−加倉−和田−星島、 太田−金子、で打鐘を向かえ、最終ホームを通過する。
 和田−星島が捲る、古川も捲る、太田も捲る、捲り合戦になって、村上−松本の京都コンビ後位は縺れた。 このまま松本が村上を差し込んで、京都コンビのワンツーになった。
 太田真一は特選、二予と連日に渡って持ち味の先行勝負をする事が出来なかった。させてもらえなかった?。 短走路は先行が全てである。先行で捲られ破れたのならファンも納得が出来るのだが、宮杯を征した事による勝たねばならないプレッシャーがあったのだろうか。 競争に出るからにはファンの為に頑張って貰いたい。頑張れ、太田真一!

松本−村上の車連(5-8)は3,150円、枠連(4-6)は1,460円で京都コンビ車券でした。



太田の先行押し切り、地元金子とのワンツーに期待する。

 機動型は関東の太田と金子、近畿の村上、九州の古川、である。太田には地元金子が指定席で、村上には松本、古川には加倉が番手に入る。 中四国勢に機関車が無く、和田に星島と菊池は連係をしないで、それぞれ切り替え含みの3番手で周回しそうだ。どこのラインを選ぶのか解らない。 先行するのは太田が有力であり、そのラインに菊池か和田のどちらかであろう。二次予選Bは2着までしか準決に勝ち上がれないので、駆け引きが難しい。
 並びは、太田−金子−和田、古川−加倉−星島、村上−松本−菊池、と考えたが3番手は流動的である。 古川と村上が相手ならば、太田の先行で押し切れるだろう。特選は中段に拘って持ち味を出せなかっただけで、調子が悪いわけでは無いと思いたい。 まして地元の金子がマークするのであるから、此処は先行勝負で間違いないだろう。
 狙い目は、太田と金子の折り返し、太田の番手が狙われると脚を貯める和田と菊池の強襲に流したい。

太田=金子(2=7)、太田−和田(2-9)、太田−菊池(2-3)の4点で勝負する。


寛仁親王稗 前橋 ローズカップ 99年07月04日

1吉岡稔真 福岡 65期逃捲
  2東出剛 千葉 54期差脚
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
  4鈴木誠 千葉 55期差脚
× 5児玉広志 香川 66期差捲
 6池尻浩一 福岡 63期差捲
7小橋正義 岡山 59期差脚
  8後閑信一 群馬 65期差捲
  9山田裕仁 岐阜 61期逃捲

神山と吉岡が破れ、第3ラインの山田と小橋のワンツーで決まった。

 周回は、神山−後閑−東出、山田−小橋−鈴木、吉岡−池尻−児玉、で綺麗な三分戦になった。 後方から吉岡ラインがゆっくりと動き出して青板を回る。吉岡と山田が並んでバックを通過する。 ゆっくりと吉岡が前に上がっていき、神山を押さえて先頭に出ると赤板を向かえた。
 山田ラインが一気に踏み込んで主導権を奪うと、神山ラインが山颪で山田と並ぶと打鐘を聞いた。 めまぐるしく前後が入れ替わった。
 神山−後閑−東出、山田−小橋−鈴木、吉岡−池尻−児玉、と最初の並びに戻った。 7番手から吉岡が発進するが、1角で小橋にブロックされて沈没する。山田が第1センターから小橋を連れて発進すると3番の手鈴木が切れてしまった。 山田が神山ラインを綺麗に捲り飲み込んだ。山田と小橋のラインでのワンツーになった。
 神山と吉岡を山田が破った事によって、何か時代が動いて来たようである。 山田の出来が良いとは言え、神山と吉岡の隙を空いてのではなく、山田の力での勝利である。

山田−小橋の車連(9-7)は2,310円、枠連(5-6)は1,010円で第3スジ車券でした。



東西横綱の神山と吉岡で一騎打ち、伏兵は児玉と小橋か。

 関東勢は神山に地元後閑が番手回りになり、南関千葉コンビの東出と鈴木で東日本ラインを作りそうだ。 九州福岡コンビは特選同様に吉岡の指定席が池尻だ。山田の番手が空いているので小橋が宣言しそうだ。 児玉は理事長杯で見せたように奇襲戦法で切り替え上手にゴール線で勝負を挑むだろう。
 並びは、神山−後閑−東出−鈴木、山田−小橋、児玉、吉岡−池尻、と想定した。 誰が先行するかである。山田も番手が他地区なら控えるだろう。吉岡は先行して神山を封じる事が出来る自信があるのだろうか、また神山にあっさりと捲られる屈辱に耐えられるだろうか。 近況を考えれば脚を試す為ならばの先行は考えられる。神山は地元後閑の為にも先行で勝負すると考えたい。後閑の近況が今一つである、番手の仕事が出来るほど余裕はないだろう。 捲ってくる吉岡をブロックする悪夢は避けたいだろう。絶好調なのは千葉コンビである、神山の先行で3番手からズブズブとワンツーを決めることが33バンクで出来るのだろうか。
 狙い目は、神山−後閑、吉岡−池尻、山田−小橋、ラインでオッズが割れそうである。 ラインではなく思い切って東西横綱の裏表、前回覇者の小橋と奇襲戦法の児玉の裏表で遊びたい。

神山=吉岡(1=3)、児玉=小橋(5=7)の4点で勝負する。