競輪一発勝負



函館記念 後節 決勝 99年06月27日

1東出剛 千葉 54期差脚
2伏見俊昭 福島 75期逃脚
  3岡部芳幸 福島 66期逃脚
  4渡邊泰夫 大阪 62期差脚
  5郡山久二 大阪 55期差捲
 6尾崎雅彦 東京 39期差脚
7香川雄介 香川 76期自在
  8佐久間重光三重 41期差脚
× 9稲村成浩 群馬 69期自在

伏見が捨て身のカマシ先行、稲村は大きく遅れ沈没。

 周回、稲村−尾崎−香川、郡山−渡邉、伏見−岡部−東出−香川、で大阪コンビは機関車のいないまま結束して赤板を回る。 中段の郡山が伏見を誘うかのように先に動く、2角から伏見ラインが外バンクを使って一気の山颪で主導権を奪う。 東出が千切れ打鐘が響いた、東出は3番手をなんとかキープしたように稲村ラインは伏見のダッシュで大きく大きくハンデを付けられた。
 最終ホームは、伏見−岡部−東出−郡山−渡邉−佐久間、車間が縮まらない、稲村−尾崎−香川、の一列棒状で通過した。 稲村も必死にもがいているがで沈没、伏見の回転が良いまま最終バックを回る。3角で岡部が伏見を切り離すと、番手東出の優勝が見えた。 難なく東出が岡部を捕らえて優勝、中を割った郡山が3着に入った。
 前節は東北ライン4番手から鈴木が優勝、後節も東北ライン3番手から東出が優勝、函館も大宮と同じ千葉勢の優勝と言う結果になった。 伏見の「競輪道」に乾杯したい。稲村も函館は忘れ前橋に期待を寄せたい。

東出−岡部の車連(1-3)は680円、枠連(1-3)は360円でスジ車券でした。



稲村、東出、伏見のゴール線争い、穴は香川の一発勝負。

 北日本勢は伏見と岡部が特選シードから勝ち上がった。関東勢は稲村と尾崎、南関はレース巧者の東出である。 中部近畿勢は機関車不在で41期ベテラン佐久間、大阪両車の郡山と渡邉である。四国は香川が特選シードの意地を見せてくれた。
 並びは、伏見−岡部−東出、稲村−尾崎−佐久間、香川−郡山−渡邉、と考えたが難解である。 東出が関東ラインに付くか、福島コンビに付くかであり、中部近畿勢3車で結束するか、また香川が単騎で動くのかである。 伏見も岡部も調子を上げてきているのでどちらかが捨て身の先行にでもなると面白い勝負になる。 やはり実績と近況から稲村、東出、伏見のゴール線争いになるのであろうか。香川の一発奇襲戦法が穴になるだろう。
 狙い目は、安定感を増し決勝に強い東出から地元地区の意地で伏見と折り返し、稲村に付ける。動ける伏見と稲村の縦目あたりだろう。 穴は香川から手広く流してみたい。

東出=伏見(1=2)、東出−稲村(1-9)、伏見−稲村(2-9)の4点で勝負する。