競輪一発勝負



函館記念 前節 決勝 99年06月20日

1俵信之 北海道53期差脚
  2鈴木誠 千葉 55期差脚
  3本田晴美 岡山 51期自在
  4西川親幸 熊本 57期差脚
5金古将人 福島 67期逃捲
 6大橋秀人 北海道44期差脚
7小嶋敬二 石川 74期逃捲
  8郡英治 広島 68期差脚
9濱口高彰 岐阜 59期差脚

小嶋ラインを金古が捲るが、4番手の鈴木が見事な強襲で優勝。

 周回は、小嶋−濱口−西川、本田−郡、金古−俵−大橋−鈴木、と折り合って赤板を向かえる。 まずは中段の本田が動くと、此を見た金古がアウトバンクを上昇すると、スプリント状態になる。 インを掬って小嶋−濱口−西川が先行体勢で主導権を握ると打鐘になった。
 最終ホームは、小嶋−濱口−西川−本田−郡−金古−俵−大橋−鈴木、で最初の位置取りに基した。 小嶋は一列棒状に持っていくが、1角から早めに金古が踏み直し捲り込んでいく。 3角で綺麗に捲り終わり、俵と金古の一騎打ちと思える展開であったが、外を4番手の鈴木が貯め込んだ脚を使い強襲して優勝する。 2着は金古が残り、俵は金古を捕らえる事も出来なかった。
 特選は小嶋が金古を捲る、決勝は金古が小嶋を捲る、先行より捲りが決まる風が函館に吹いていたようだ。

鈴木−金古の車連(2-5)は2,560円、枠連(2-4)は700円で4番手強襲車券でした。



金古を利す俵の地元記念優勝に期待したい。

 自在型が金古、小嶋で、本田は中段から捲り狙であろう。鈴木に機関車が居ないので好位置からの伸びが見られるだろうか。 金古には準決同様に俵と大橋で地元ラインである。小嶋には濱口が指定席で、本田と郡の中国勢が後位につけそうである。 鈴木は何時もお世話になる北日本ラインを追走するだろう。西川は地域的には中国勢の後ろから切り替え含みに直線に賭けそうである。
 並びは、金古−俵−大橋、鈴木、小嶋−濱口、本田−郡、西川、と想定してみた。 積極的な先行で金古が地元ラインを牽引している。ここも先行と読みたいが、特選は小嶋の捲りに破れているので出渋るかも知れない。 小嶋も準決でマーク濱口に交わされ、西川に頭を食われる状態で、積極的に先行はあるのだろうか。 前段で小嶋と金古がウジウジしていると、本田の先行か捲り勝負になるだろう。
 狙い目は、地元ラインは金古の捨て身の先行を利して俵が根性で優勝してくれるのではないだろうか。 俵と金古の折り返しを本線にして、初日選抜周りの屈辱を小嶋マークで跳ね返す濱口と小嶋の折り返しを押さえたい。

俵=金古(1=5)、濱口=小嶋(9=7)の4点で勝負する。