競輪一発勝負
別府記念後節、松阪記念後節
松阪記念 前節 決勝 99年05月16日
◎ | 1 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
○ | 2 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
× | 3 | 遠澤健二 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
| 4 | 伊勢崎彰大 | 千葉 | 81期 | 逃捲 |
| 5 | 梅澤謙芝 | 三重 | 57期 | 自在 |
注 | 6 | 冨田卓 | 千葉 | 76期 | 自在 |
| 7 | 古川圭 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
| 8 | 清水孝夫 | 埼玉 | 63期 | 差脚 |
| 9 | 山原利秀 | 高知 | 63期 | 差脚 |
伊勢崎を利した76期冨田が記念初優勝、金古3着。
周回は、金古−清水−山原、古川−小橋−梅澤、伊勢崎−冨田−遠澤、で南関勢が結束した。金古の番手は無風で清水がマークする。
赤板手前で伊勢崎ラインが上昇する、金古ラインを押さえて主導権を奪うとペースを緩めた。
中段が古川ラインと金古ラインが縺れるようになるが、金古が引いて一列棒状になる。
最終ホームは、伊勢崎−冨田−遠澤、古川−小橋−梅澤、金古−清水−山原、の隊列で通過する。
2角から金古が捲ると、4番手古川も先に捲り込むが、伊勢崎の掛かりが良く不発なる。
金古も後方に置かれて勝負権が無くなった。
機関車伊勢崎を利した冨田が直線抜け出して記念初優勝、2着はマーク遠澤が流れ込んだ。金古が3着に届いた。
想像は出来たが、金古が優勝を意識して捲り勝負に回ったのが敗因、さらに伊勢崎の力を侮ったようである。
伊勢崎の「逃げてなんぼ」の新人根性が師匠から伝授されているようだ。
冨田−遠澤の車連(6-3)は3,030円、枠連(3-5)は1,680円で先行スジ車券でした。
3日間連続先行で優勝するのか、絶好調の金古。
東日本勢は金古、清水、遠澤、冨田、伊勢崎と恵まれた。
中部は地元ホームバンク梅澤の気合いがいいが1車でラインが無い。
中四国勢は小橋と山原で馬が此処も居ない。九州は古川が勝ち名乗りを上げてきた。
地域的な並びを考えてみた。
並びは、伊勢崎−冨田−遠澤、金古−清水−梅澤、古川−小橋−山原、で自由練習を見なければ解りません。
千葉コンビで伊勢崎と冨田、小橋と山原の並びは間違いなさそうである。先行車は金古と伊勢崎の2車で、どうも金古の番手が競りになりそうである。
こんな時に小橋が巧みに切り込んで優勝を仕留めるチャンス到来だ。金古は番手が誰であろうと自分の競争で優勝を狙ってくる。
伊勢崎は同県の冨田を引き出すために気っ風の良い先行を見せてくれそうだ。
狙い目は、金古から鬼脚の小橋へ折り返し、伊勢崎マークで有利な冨田と遠澤に期待したい。
金古=小橋(1=2)、金古−遠澤(1-3)、金古−冨田(1-6)の4点で勝負する。
別府記念 後節 特選 99年05月16日
× | 1 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
注 | 2 | 内林久徳 | 滋賀 | 62期 | 差捲 |
◎ | 3 | 高木隆弘 | 神奈川 | 64期 | 差捲 |
| 4 | 三宅伸 | 岡山 | 64期 | 逃捲 |
○ | 5 | 伏見俊昭 | 福島 | 75期 | 逃脚 |
| 6 | 鰐渕正利 | 愛知 | 65期 | 差脚 |
| 7 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差捲 |
| 8 | 菊池仁志 | 愛媛 | 47期 | 差脚 |
| 9 | 稲村成浩 | 群馬 | 69期 | 自在 |
吉岡が久々の先行押し切りで1着、地元期待に応える。
周回は、吉岡−池尻、稲村−内林−鰐渕、伏見−高木、三宅−菊池、の並びで稲村は自力勝負に出た。
最後方の三宅−菊池が上昇すると赤板を回る、さらに伏見−高木も此に続いて上昇、吉岡は素直に車を下げて行く。
伏見が先頭を伺うと、外から稲村も踏み上げて打鐘になる。
稲村が先頭に出てピッチが緩んだ処を、後方から吉岡−池尻が一気に巻き返して主導権を握った。
最終ホームから吉岡が先行する、久々の吉岡の根性の入った逃げである。3番手が稲村と伏見が併走になる。
伏見も吉岡の先行は予想外で打つ手が無いのか。3角から三宅が捲るが、高木から伏見にブロックされ外に膨れて沈没した。
吉岡がそのまま押し切って1着、池尻も攻め寄るが2着、稲村が3着となり、地元ラインのワンツーになった。
吉岡の完全復活が近づいたようで楽しみである。神山に強い吉岡を宮杯で見せて欲しい。
吉岡−池尻の車連(1-7)は630円、枠連(1-5)は440円で地元スジ車券でした。
先行伏見番手位置の高木が展開有利か。
東日本勢は伏見、稲村、高木の3車で結束しよう。中部近畿勢は内林と鰐渕で連係するだろう。
中四国勢は三宅と菊池で並ぶ。地元九州勢は吉岡に池尻の福岡コンビでワンツーを決めたい。
東日本勢は伏見の番手を高木も稲村も欲しい処だが、稲村が一歩譲るのではないだろうか。
また、内林と鰐渕も伏見番手を狙いそうである。稲村の先行宣言があれば並びも変わろう。
並びは、内林−鰐渕、伏見−高木−稲村、三宅−菊池、吉岡−池尻、と想定した。
地元地区の吉岡が最終ホームで8番手に置かれると不安である。先行は伏見1車でその番手が恵まれそうである。
また吉岡ラインと三宅ラインで団結する展開になると面白い。不気味なのは内林の捲り一発狙いで、縺れると案外スジで決まったりするものだ。
前節75期の太田が先行で優勝したのを見て同期の伏見も燃えているだろう。
狙い目は、高木から伏見の折り返し、地元期待で吉岡、不気味な内林へ振り込みたい。
高木=伏見(3=5)、高木−吉岡(3-1)、高木−内林(3-2)の4点で勝負する。