競輪一発勝負



別府記念前節、松阪記念後節


別府記念 前節 準決 10R 99年05月14日

1加倉正義 福岡 68期差脚
2太田真一 埼玉 75期逃捲
  3和田誠吾 広島 55期差捲
  4小野俊之 大分 77期逃捲
  5宮村耕一 石川 61期自在
 6原司 佐賀 70期自在
7尾崎雅彦 東京 39期差脚
  8宮倉勇 千葉 58期自在
× 9小倉竜二 徳島 77期自在

太田真一が先行で2着、番手仕事師の尾崎に感謝する。

 周回は、小倉−和田−宮村、太田−尾崎−宮倉、小野−加倉−原、の位置取りで赤板を回る。 太田が小野の踏み出しを見て踏み込むと、中段4番手が初日特選と同様に2列になって打鐘を聴いた。
 和田と小野が4番手で競り合う、小倉は特選の反省から引いて脚を貯めながら2角から発進する。 小野は外外を踏んで沈没、太田番手の尾崎が捲ってくる小倉を大きく外にブロックするが、小倉のスピードが勝っていた。
 最終4角を回ると、なんと太田3番手の宮倉が小倉をブロックする尾崎のコースが空いて、太田を交わして1着になった。 太田は2着に逃げ残った。小倉が力で3着で勝ち上がった。
 尾崎が番手の仕事をしなければ、小倉が頭になり、太田もズブズブを食らっていただろう、まさしく埼京コンビである。 地元小野は力不足で、根性を決めた先行が欲しかった。

宮倉−太田の車連(8-2)は30,880円、枠連(2-6)は450円で3番手車券でした。



準決は任しておけ、太田が先行で押し切れるぞ。

 東日本勢は太田と尾崎の埼京コンビに南関の宮倉がラインを固める。地元九州勢は小野に加倉と原で「九州は一つ」と結束する。 中四国ラインで小倉に和田が付けて宮村が此処の3番手であろう。
 並びは、太田−尾崎−宮倉、小野−加倉−原、小倉−和田−宮村、と考えた。 特選は見事に先行した太田が此処も先行勝負で勝ち上がりを決めよう。小野は選抜を地の利で捲り快勝して存在をアピールした。 小倉は山田にマークされて、中段狙いで沈没した、本来なら太田の番手勝負であろう。太田の近況は準決の@が多くなって勝ち上がりに難所が見えない自信がある。 小野も此処は先行勝負で挑みたいだろう。小倉の初日の動きは横田に負けるような感じで、根性が今一つのような感じがした。
 狙い目は、太田真一から、尾崎の折り返し、番手勝負に出た小倉、小野を利す加倉と流したい。

太田=尾崎(2=7)、太田−小倉(2-9)、太田−加倉(2-1)の4点で勝負する。


松阪記念 後節 特選 99年05月14日

1小嶋敬二 石川 74期逃捲
  2渡邉晴智 静岡 73期差捲
  3香川雄介 香川 76期自在
4遠澤健二 神奈川57期差脚
5濱口高彰 岐阜 59期差脚
 6梅澤謙芝 三重 57期自在
 7小橋正義 岡山 59期差脚
  8本田晴美 岡山 51期自在
9金古将人 福島 67期逃捲

小嶋は金古に主導権を奪われ玉砕する、本田はスランプだ。

 周回は、金古−渡邉−遠澤、本田−小橋−香川、小嶋−濱口−梅澤、と並んで赤板を回る。 小嶋が上昇すると、本田も中段狙いから併せて踏み込んでいく、小嶋が金古と並ぶと打鐘になる。 本田はサンドイッチになり車を下げていく。
 金古は引かずに突っ張るように先行発進する、巧みに流して最終ホームを通過する。小嶋が巻き返して渡邉に並ぶと、金古自らがブロックする。 渡邉は仕事をしないぞ、香川がスルスルと追い上げて中を割り込んで4角を回る。 楽をした渡邉がゴール線で金古を差し込んで1着、金古が2着に残り、3着も遠澤で東日本勢が123独占でスジを固めた。
 金古の番手が遠澤で欲しかった、渡邉ではちょいと遠澤に思い過ごしがあった。

渡邉−金古の車連(2-9)は1,430円、枠連(2-6)は510円でスジ車券でした。



金古マークの遠澤、小嶋のマーク濱口が同枠になった。

 機関車は金古と小嶋の2車に捲りの本田が絡む3分戦と読める番組である。 金古には南関勢の遠澤と渡邉がラインを作る。中四国勢は香川が前で戦う事も考えられるが、本田と小橋の岡山コンビの信頼関係は崩せまい。 小嶋には濱口とシードされた地元梅澤で結束と思われる。
 並びは、金古−遠澤−渡邉、本田−小橋−香川、小嶋−濱口−梅澤、と想定してみた。 小嶋が先行して、中段を本田が取り、金古は7番手からの力勝負の捲りになりそうである。 金古マークの遠澤も近況が良い、小嶋と主導権争いは無いと思う。小嶋が逃げれば濱口が恵まれるのは目に見えているが、渡邉が3番手を嫌って切り込む事もあるのだろうか。 縺れたら脚を貯めた本田の捲り餌食になろう。
 狙い目は、金古から、番手は遠澤の折り返し、小嶋の前残り。金古が踏み遅れての小嶋と濱口のワンツーあたりか。小橋がどこまで本田を信じて我慢し、直線強襲で届くのか。

金古=遠澤(9=4)、金古−小嶋(9-1)、小嶋−濱口(1-5)の4点で勝負する。