競輪一発勝負



川崎記念 後節 特選 99年04月11日

  1高木隆弘 神奈川64期差捲
  2菊池仁志 愛媛 47期差脚
3馬渕紀明 愛知 68期逃捲
  4金山栄治 広島 72期逃脚
  5東出剛 千葉 54期差脚
 6西尾芳樹 熊本 45期差脚
7内林久徳 滋賀 62期差捲
  8佐々木昭彦佐賀 43期差脚
9神山雄一郎栃木 61期逃捲

中段から早めの巻き返しで、文句無しのグランドスラム神山だ。

 周回は、神山−高木−東出、馬渕−内林−佐々木、金山−菊池−佐々木、で並んで赤板を回る。 神山がピッチを緩めていくと、馬渕が押し出されるように神山ラインを押さえ、金山ラインも続く。 第2コーナーを回ると金山が踏み込み主導権を握る、神山は引いて7番手に下げた。 今回の神山は何時もと違い、早めに巻き返して馬渕をインに押さえ込み中段4番手を奪い、最終ホームを通過する。
 金山−菊池−西尾、神山−高木−東出、馬渕−内林−佐々木、で第1センターを回る。 第2コーナーから神山が一気に発進すると後続の馬渕ラインは千切れてしまった。 最終バックで先頭の金山を捕らえて、綺麗に神山−高木−東出の3車が出切って直線になった。 ゴール線は高木が藻掻くが、神山の力が強くそのままの着順で決まった。
 馬渕は神山に叩かれて競争をさせてもらえなかった。内林も馬渕と共に沈没してしまった、好調と期待したが残念であった。 神山ライン3番手の東出が動かないで流れ込んで力を余したのが気にかかる。

神山−高木の車連(9-1)は480円、枠連(1-6)は270円で一番人気車券でした。



馬渕番手内林が絶好位置から、動いて神山を潰す。

 南関東地区の川崎記念、特別選抜競争であるが東日本勢は3車の組み合わせとなりどうしたのであろうか。 神山に東出と高木の地元地区勢で結束する、神山番手は東出ではなく機関車新田がいないので地元高木が主張しそうである。 中部近畿勢は馬渕の番手は内林が恵まれそうだ。中四国勢は金山に菊池で並んで、機関車のいない九州ベテラン勢はどうしようもないだろう。
 並びは、神山−高木−東出、馬渕−内林、金山−菊池−佐々木−西尾、と想定してみた。 先行するのは金山か馬渕のどちらかであり、番手も地域が別で結束も緩いようである。神山の先行も金山と馬渕が動かなければ、地元地区が付けるので有り得る。 ダービーの覇者になりグランドスラム神山が人気を背負いそうである。重いか軽いか知れないが、馬渕と金山で一泡食わせる作戦に出て貰いたい。
 狙い目は、神山ラインの車券では勝負出来ない懐具合なので、重たい雨を想定して馬渕が自力先行、神山を後方に置いて飛ばしてくれると期待する。 番手内林と先行馬渕の折り返し、神山が一歩及ばないヒモ付けか。東出は馬次第、高木は特選ではなく優勝狙いで無理はしないだろう。

内林=馬渕(7=3)、内林−神山(7-9)、馬渕−神山(3-9)の4点で勝負する。