競輪一発勝負
川崎記念前節、観音寺記念前節
川崎記念 前節 決勝 99年04月10日
| 1 | 岡部芳幸 | 福島 | 66期 | 逃脚 |
◎ | 2 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
○ | 3 | 山田裕仁 | 岐阜 | 61期 | 逃捲 |
| 4 | 桜井健 | 徳島 | 71期 | 逃脚 |
| 5 | 紫原政文 | 福岡 | 61期 | 自在 |
| 6 | 中塚記生 | 熊本 | 63期 | 差脚 |
× | 7 | 佐々木龍也 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
| 8 | 鈴木健 | 岐阜 | 64期 | 差脚 |
| 9 | 齋藤登志信 | 山形 | 80期 | 逃捲 |
山田の捲りが決まり、ホームバンク根性の龍也は惜しくも2着。
周回は、山田−鈴木、桜井−小橋−中塚、齋藤−岡部−佐々木−紫原、で青板を通過する。
齋藤−岡部−佐々木−紫原がゆっくりと上昇して赤板を向かえた。山田は引いていき4番手を確保して打鐘になる。
そのままの並びで最終ホーム、最終バックを通過すると、後方7番手に置かれていた桜井が発進するが、山田も併せて発進する。
勝負は最終センターから直線の伸び較べになった。佐々木が岡部を交わした、外を山田が僅かに突き抜けて優勝する。
小橋は何も出来ないで沈没してしまった。しかしホームバンク佐々木龍也の勝負根性に「競輪道」を見た。
山田−佐々木の車連(3-7)は1,160円、枠連(3-5)は620円でスジ違い車券でした。
北日本二段ロケットで、佐々木の完全優勝か!
齋藤が勝ち上がり東北勢が連係するとホームバンク佐々木が3番手位置になると苦しい展開になりそうである。
中部勢は同県で山田の捲りに鈴木が乗る。桜井を小橋が操縦するが、北日本に切り込む作戦がある。
九州勢は連係すれば、捲る山田より中四国勢から動きそうである。
並びは、齋藤−岡部−佐々木、山田−鈴木、桜井−小橋−紫原−中塚、と考えてみたが、東北両車の間に佐々木が割り込む事も有り得る。
九州勢が別れて中部と中四国の3番手周りも考えられる。先行力は齋藤が上位と思われる。
桜井が岡部より先に主導権を握って小橋が前段から齋藤番手の岡部を叩いて乗り換えそうな展開で、大外を山田が捲ってくるだろう。
齋藤と桜井が先陣争いになれば、山田が捲り、小橋が切り替えての差込が生じよう。気楽な九州勢も脚を貯めて直線強襲を狙っている。
狙い目は、地元佐々木の完全優勝であろう、3番手ならスジを切り捨てたい。
桜井を利する小橋の切り替え勝負と読んで、捲ってくる山田との折り返し、好調で地の利ある佐々木との折り返しだろう。
小橋=山田(2=3)、小橋=佐々木(2=7)の4点で勝負する。
観音寺記念 前節 特選 99年04月10日
○ | 1 | 本田晴美 | 岡山 | 51期 | 自在 |
△ | 2 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
◎ | 3 | 児玉広志 | 香川 | 66期 | 差捲 |
| 4 | 一丸安貴 | 愛知 | 70期 | 逃捲 |
| 5 | 鈴木誠 | 千葉 | 55期 | 差脚 |
× | 6 | 石村英之 | 香川 | 51期 | 差脚 |
| 7 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
| 8 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差捲 |
▲ | 9 | 濱口高彰 | 岐阜 | 59期 | 差脚 |
捲りで吉岡が1着、なんと2万車券を供給した。
吉岡−池尻−本田、金古−鈴木、一丸−濱口−児玉−石村、でラインを形成して走行する。
長い一丸ラインが主導権を奪い取る、吉岡ラインは引いて引いて7番手まで車を下げて最終ホームを回った。
金古が早めに踏み込んでいくが、一丸の掛かりが良く捕らえきれない、その外を吉岡が捲り発進すると3番手本田は切れてしまった。
動ける一丸、金古、吉岡の車が抜け出して直線に向くと、吉岡の回転が勝り1着復活の狼煙を上げた。
2着には一丸が逃げ粘る波乱になって、吉岡の頭での万車券が生まれた。金古は力尽きて沈没。児玉も伸び脚よく3着までだった。
吉岡−一丸の車連(7-4)は22,610円、枠連(5-4)は1,840円で逃げ逃げ車券でした。
吉岡の復調を見たいが、地元児玉の戦方に期待したい。
機関車は吉岡、一丸、金古、そして本田の4車となって細切れ4分戦になるだろう。
なかなか浮上出来ないで苦しんでいる吉岡には池尻がマークして福岡ライン、
その後ろに本田が続いて地元児玉と石村の香川コンビで此処が長いラインになる。
中部勢は一丸と濱口で結束、東日本勢は金古に鈴木で実力上位が結束する。
並びは、吉岡−池尻、本田−児玉−石村、一丸−濱口、金古−鈴木、と想定した。
一丸の先行が有力と見るが、捨て身で地元コンビが付ける本田の先行も考えられる。
吉岡も勝ち上がりに影響ないのだらか積極F1先行が見られれば上昇気流に精神が向上しよう。
狙い目は絞り難いが地元児玉の戦法に期待したい。
金古と東出の相性は抜群であるが、実績少ない鈴木ではライン的に分が悪そうだ。
位置取りに拘って中段3番手を確保する本田の捲り追い込みに乗る児玉から、本田、金古、濱口、石村に流したい。
児玉−本田(3-1)、児玉−石村(3-6)、児玉−金古(3-2)、児玉−濱口(3-9)の4点で勝負する。