競輪一発勝負



花月園S級、松山記念後節


花月園 S級 準決 10R 99年03月15日

1太田真一 埼玉 75期逃捲
2竹内久人 岐阜 37期差脚
  3高田誠 福岡 65期自在
  4川崎洋 岡山 69期自在
5郡司盛夫 神奈川50期差脚
×6佐藤晃三 千葉 61期差脚
7星島太 岡山 66期差脚
  8志智俊夫 岐阜 70期逃捲
  9松木明 千葉 60期差脚

太田は先行出来ず、最悪の8番手に置かれ沈没した。

 周回は、太田−郡司−松木−佐藤、志智−竹内、高田−星島−川崎、で太田が誘導員を追う並びになった。 高田ラインが車を上げて赤板を通過する、太田は車を下げて行く。
 高田−星島−川崎、志智−竹内に千葉両車の松木−佐藤が切り替えて、太田は地獄の8番手に置かれて打鐘となった。 高田が後方を伺いながらピッチを上げていく、太田は郡司を連れて踏み出して最終ホームを回るが、志智が先に捲り上げる、 さらに倍数を掛けた松木が車を外に持ち出し、太田は苦しい展開になった。
 高田が巧い先行掛けで1着、2着にはインを付いた志智が強襲、3着には自ら動いた松木が到達した。 太田−郡司の一番人気は消え去り、3万円の車券が飛び出した。「人ごとではない」と勝負の厳しさを春雨と共に実感した。

高田−志智の車連(3-8)は30,930円、枠連(3-6)は9,250円で三万車券でした。



東は太田、西は志智、の先行で二分戦だ。

 太田には地元ホームバンクの郡司が指定席の番手で千葉勢がガードする。志智には同県のベテラン竹内が操縦して、西京勢がマークする。
 並びは、太田−郡司−佐藤−松木、志智−竹内−星島−川崎−高田、と想定したが自由練習を見て細かい並びを確認したい。 太田が「競輪道」に徹して先行して郡司を引っ張るだろう。怖いのは星島が切り替えて郡司を攻める時であろう。九州の高田も位置がなく自ら動くと混戦になろう。
 狙い目は、太田がキッチリと地元郡司をゴール線まで連れていくと考える、よほど早めの先行で無い限り郡司は太田を捕らえることは難しそうだ。 太田から郡司、動き良い佐藤、別線から星島、竹内に流せば充分であろう。

太田−郡司(1-5)、太田−佐藤(1-6)、太田−星島(1-7)、太田−高田(1-3)の4点で勝負する。


松山記念 後節 決勝 99年03月15日

1内林久徳 滋賀 62期差捲
  2小倉竜二 徳島 77期自在
  3岡崎孝士 熊本 77期逃捲
  4藤井久之 広島 55期差捲
5山口幸二 岐阜 62期差脚
6眞原健一 神奈川69期自在
 7十河哲治 岡山 60期差脚
  8田中弘章 福岡 68期差捲
9稲村成浩 群馬 69期自在

眞原−稲村の3番手が縺れ、大量6車が落車し大波乱。

 周回は、眞原−稲村−内林−山口、小倉−十河、岡崎−田中−藤井、で赤板を通過する。 第1センターから岡崎が車を上げていくと、中段の小倉も同期ライバル意識で併せて横に並んで上昇する。 ペースが緩み眞原ラインは引いていく、岡崎が先頭に出て打鐘になった。
 すぐさま眞原が巻き返して主導権を奪いに行くと、稲村は踏み遅れるが追走する。 眞原が流すと、マーク稲村の後位置が、岡崎、小倉、内林と3車が縺れる。最終第2コーナーまで流すと眞原がダッシュして、 最終バックで小倉と岡崎が落車、内林が落車、これに田中、山口、藤井が乗り上げて落車した。
 競争しているのは、前にいた眞原と稲村、落車を避けた十河の3車だけになった。まさか稲村=眞原の万車券を頂いたかに思えたが、 眞原は稲村に交わされ力尽きて、十河にも交わされ、予想も沈没した。

稲村−十河の車連(9-7)は10,740円、枠連(6-5)は3,260円で落車万車券でした。



吉岡、児玉、高木、沈没して、S級決勝並になった。

 77期は岡崎と小倉、69期は稲村と眞原、62期は内林と山口、55期藤井、60期十河、68期田中、となった。 動けるの先行タイプは岡崎、稲村、眞原、となって、並びも混沌としてきた。岡崎には田中で九州ライン、東日本ラインは稲村に眞原でどちらが前周りか判らない。 中部近畿勢は内林に山口だ、中四国ラインは小倉に十河と藤井が結束しそうである。
 並びは、岡崎−田中、内林−山口、小倉−十河−藤井、稲村−眞原、と想定した。 先行は九州ラインか東日本ラインかどちらかであろう。中段をキープして内林が前の中部近畿ならば内林の捲り追い込み、小倉の捲り追い込みが有ろう。  狙い目は、中部近畿ラインの内林と山口の折り返し、稲村と眞原の折り返し、小倉も中段に入れば完全優勝も有り得る、伏せ兵は十河あたりか。

内林=山口(1=5)、稲村=眞原(9=6)の4点で勝負する。