競輪一発勝負



ふるさとダービー佐世保 九十九賞 99年02月21日

  1小橋正義 岡山 59期差脚
  2金古将人 福島 67期逃捲
  3東出剛 千葉 54期差脚
  4十文字貴信茨城 75期逃捲
  5松岡彰洋 三重 69期逃捲
 6堤洋 徳島 75期逃脚
 7内林久徳 滋賀 62期差捲
  8金山栄治 広島 72期逃脚
  9遠澤健二 神奈川57期差脚

堤の先行を利した金古が1着、2着は東出の強襲。

 周回は、十文字−東出、金山−小橋、堤−金古−遠澤、松岡−内林、と並んで赤板を通過する、東出が踏み込んで先頭誘導員を退かす。 十文字はスピードを緩めてスプリント状態に持ち込んだ。最高方から松岡が踏み込んで上昇すると打鐘になった。 松岡は十文字−東出の3番手に入り込み、前段が短くなった処を根情良く金古−遠澤とどうでも良い地域の選手を連れ堤が一気に発進した。 最終ホームで堤が主導権を握った。先行は金山ではなく、捨て身を思わせる堤であった。
 堤−金古−遠澤、十文字−東出、松岡−内林、金山−小橋、となった。金山は圏外になり、松岡の捲りは不発に終わる。 中段4番手を奪った十文字が渾身の力を持って第3角から捲り込んでいく、金古が牽制してそのままゴール線を通過した。 2着には十文字に乗った東出が強襲してきた。
 非常に難しい競争であった。勝ち上がりに関係が無いので、先行車番手と脚を貯めていた選手の組み合わせで決まるケースになった。 ラインの結束から言って金山−小橋の中国2車が強いと思い金山先行で番手小橋有利と読んでいたが、堤が脚を試した競争をしてしまい圏外になった。 十文字の出来が良いのでは無いのだろうか。先行番手が動ける金古で無ければ、綺麗に捲りが決まって十文字を選んだ東出との一騎打ちになったであろう。
 10Rの吉岡は地元長崎の豊岡に交わされてしまったが、徐々に回復しているのではないだろうか期待したい。

金古−東出の車連(2-3)は2,220円、枠連(2-3)は2,230円で先行番手車券でした。