競輪一発勝負



奈良記念 後節 特選 99年02月07日

× 1神山雄一郎栃木 61期逃捲
2高木隆弘 神奈川64期差捲
3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
  4安福洋一 奈良 41期差脚
5児玉広志 香川 66期差捲
 6池尻浩一 福岡 63期差捲
 7戸辺英雄 茨城 51期差脚
8関根幸夫 神奈川59期逃捲
9山口幸二 岐阜 62期差脚

神山捲り不発、関根の大ギヤが炸裂した。

 周回は、神山−戸辺、児玉−安福、関根−高木−池尻、山田−山口、の順で折り合った。 神山が正攻法で誘導員を追っていく、番手は久しぶりの戸辺が指定席になった。児玉−安福が神山ラインを追走して、5番手に神奈川両車の関根−高木、最後方に岐阜コンビの山田と山口が続いた。 位置のない池尻は神奈川の3番手に付けた。児玉と安福は練習に付いての関係が深いという。
 青板を通過して、第1センターから山田がゆっくりと山口を連れて上昇していく、此の後ろに神奈川の関根−高木が付けて、神山は車を6番手まで下げた。 児玉は切り替えずに神山ラインに付いていく。此で児玉の頭は夢の夢に消えた。
 赤板は、山田−山口、関根−高木−池尻、神山−戸辺−児玉−安福、で通過して、山田のペース駆けになった。 そのまま一列棒状になり打鐘を聞いた。6番手の神山が捲り発進して最終ホームでは高木と並ぶ、気合いの入った大ギヤの関根が踏み込んで合わせると、神山は飛んでしまった。 関根は山口のブロックを堪えてそのままスピードに乗って山田を飲み込んで頭で突き抜けてしまった。高木も際どい勝負に持ち込んだが流れ込み2着で決まった。
 久しぶりに33バンクを味わったが、10Rも東京同志の佐久間−恩田で3万車券、11Rも神奈川同志で決まった。 裏目になりましたが、徐々に当たりが近づいて来ているようである。遠ざからなければ良いのですが、ギャンブルの勝敗はこの「浮き沈み」を掴む事かと実感した。

関根−高木の車連(8-2)は8,270円、枠連(6-2)は4,420円で神奈川車券でした。



神山本線を嫌って、関根番手の高木を軸にしたい。

 東日本勢は前節と大違いで神山が登場、マーク屋戸辺で以前ならば銀行レースになっただろう。 銀行も崩壊している世の中であり、銀行という固いイメージもギャンブル界から消滅する。 GPではしてやられた岐阜の山田と山口の協力コンビも年初は調整不足で成績に成らないようである。 地元近畿勢は前節で駒を出しすぎて安福が地元バンクシードになった。神奈川勢は関根が大ギヤで高木を引っ張る。
 並びは、関根−高木、山田−山口−安福、神山−戸辺、児玉−池尻、と想定した。 先行は高木がガードする関根が有力である。岐阜コンビは中段が欲しいし、神山はいつものように後方から早めの捲り回転であろう。 初日から神山の先行は無いだろうから、誰が神山を飛ばすかである。児玉の位置が解らないが、神山ラインに付けるようだと要らない。
 狙い目は、神山から買うならばマーク戸辺の流れ込みでは面白くも何とも無いので、動ける児玉と高木に振り分けたい。 ここは神奈川コンビで活き上がる関根番手の高木の絶好の展開に成りそうである。高木から関根、神山、児玉に振り込んで 別線の山田の捲りが綺麗に決まると考え山口のワンツーを押さえたい。

高木−関根(2-8)、高木−神山(2-1)、高木−児玉(2-5)、山田−山口(3-9)の4点で勝負する。