競輪一発勝負



広島「共同通信杯」特選 10R 99年01月23日

  1郡山久二 大阪 55期差捲
2和田誠吾 広島 55期差捲
3會田正一 千葉 68期差捲
  4北川智博 滋賀 61期自在
  5新田康仁 静岡 74期逃脚
6渡邊秀明 神奈川68期差捲
7太田真一 埼玉 75期逃捲
  8西郷剛 兵庫 69期逃捲
  9菊池仁志 愛媛 47期差脚

新田が見事な先行で、太田の捲りは不発になった。

 周回は、太田−和田−菊池、新田−會田−渡辺、西郷−郡山−北川、と綺麗な三分戦の並びになった。 西郷がゆっくりと車を中段まで上げて赤板を通過する。第2コーナーで近畿ライン西郷−郡山−北川が先頭に出切ると太田は引いていく、 さらに新田が外から踏み込み西郷を捕らえると打鐘を聞き、新田が第2センターから発進する。
 中段がイン西郷ライン、アウト太田ラインで併走になって最終ホームを通過する。 太田が外外と最終2コーナーから捲っていくと會田も抵抗するが、先頭に出ることが出来ずに力尽きて不発になった。 ゴール線は會田が新田を交わして1着、新田が逃げ残り2着、西郷が中を強襲して3着に突っ込んで来た。
 太田が捲れないほど新田の掛かりが良かったのだろうか、中段4番手を西郷と太田が外併走で可成り力を使ったようである。 素直にそのまま先行で逃げていれば、地元人気の和田も浮上したというものである。

會田−新田の車連(3-5)は1,470円、枠連(3-4)は1,340円でスジ車券でした。



太田の番手は地元広島の和田になろうか。

 機動型は関東の太田、南関の新田、近畿の西郷と3車である。 新田には南関の會田と渡邉で並ぶ。西郷には近畿の郡山と北川が3番手でラインを組む。 すると、太田の番手が空いているぞ、地元番組作成により和田と菊池の中四国が結束するのか。
新田−會田−渡邉、太田−和田−菊池、西郷−郡山−北川
 ライン的には南関と近畿の結束が固そうであるが、太田も地元勢が付けるとなると話は別であろう。 太田が逃げるか、新田が逃げるかで、西郷は捲り勝負に出るだろう。位置取りに癖がある太田であるが、此処は「競輪道」に徹して地元勢の為に先行すると読んだ。 太田が逃げれば、新田の持ち味は先行であり消えよう。太田が新田と競らない限り西郷の出番は有るまい。 たとえ新田が先行したとしても地元勢が中段をキープして早めの捲りで會田のブロックと切り替えに注意して決着を付けるだろう。
 狙い目は、太田から地元和田の折り返し、會田の強襲と渡邉に注意したい。穴は西郷の一発で近畿ライン。

太田=和田(7=2)、太田−會田(7-3)、會田−渡邉(7-6)の4点で勝負する。



広島「共同通信杯」優秀 11R 99年01月23日

1小橋正義 岡山 59期差脚
  2山田裕仁 岐阜 61期逃捲
3後閑信一 群馬 65期自在
  4澤田義和 兵庫 69期逃捲
× 5内林久徳 滋賀 62期差捲
 6小川圭二 徳島 68期差捲
7馬渕紀明 愛知 68期逃捲
  8金子真也 群馬 69期逃捲
9吉岡稔真 福岡 65期逃捲

後閑が吉岡をブロックして落車沈没、中部ワンツーで決まった。

 周回は、馬渕−山田、吉岡−小橋、沢田−内林、金子−後閑−小川、の4分戦で赤板を通過した。 後方に控えたいた金子が踏み上げていくと沢田が後閑に絡むようにして行き、金子が先頭に出る。吉岡がこれをみて発進すると打鐘になった。
 金子の番手後閑が強引に捲ってくる吉岡をブロックすると両車が接触して落車する、後閑マークの小川が巻き込まれ、沢田も避けきれずに乗り上げ4車が落っこちた。 金子−小橋、内林、馬渕−山田、とが最終ホームを無事に通過していく。
 最終2コーナーから馬渕が捲り発進して内林を捕らえ、金子−小橋を飲み込んで、そのまま中部の馬渕と山田のワンツーになった。 小橋が辛うじて3着に残った。

馬渕−山田の車連(7-2)は1,580円、枠連(5-2)は1,470円でスジ車券でした。



機動型は吉岡、馬渕、澤田、金子で細切れになる。

 西京勢は吉岡を筆頭に小橋と小川で並ぶであろう。群馬両車は金子に後閑でコンビを組もう。後閑が番手に付いたときの金子は目一杯の競争をするだろう。 中部勢は馬渕に山田ですんなり回れそうである。山田は馬渕との車間を空けて動ける状態を取るであろう、横に動けない山田が番手では両車のワンツーは考えにくい。 澤田も一発があるが、番手捲りの内林が後ろに控えると考えながらの競争でタイミングが遅れよう。
金子−後閑、吉岡−小橋−小川、馬渕−山田、澤田−内林
 馬渕は和歌山記念@@@と土付かずの完全優勝で風に乗っている。ここも山田を引き連れて先行するだろう。 後閑の調子はまだまだ出来上がっていない大宮記念C@Dと特選決勝メンバーになると戦力不足を思わせる。 内林と小橋は機関車、展開に左右されそうである。
 吉岡から狙いたいが、以前の強さの衰えを感じる。先行力では馬渕との戦いに成るだろう。吉岡の力を念じて小橋との折り返しと中部両車に流したい。 後閑と内林が前々で勝負すると連絡みが有りそうである。動ける選手から狙いたい。

小橋=吉岡(1=9)、小橋−内林(1-5)、小橋−後閑(1-3)の4点で勝負する。



森永さんの予想

 周回は吉岡-小橋-小川、馬渕-山田-澤田-内林、金子-後閑
澤田は初手は中部後位から。先手を取るのは金子の可能性が高いがラインが短く難しいところ。 ちょっとでも出渋ってたら馬渕の巻き返しがあり、また普通に先行すれば吉岡、馬渕の捲りが飛んでくる。 吉岡の先行の可能性は、GPをどれだけ反省しているか(おお、たかだかファンのくせに生意気だな、俺) ひょっとしたら先行もありうるが、基本は流れを見て自分が勝つ競争だろうし、今回は馬渕使う山田から。 吉岡がいるのに山田を推すなんて、多分私の人生では初めてだな。

山田=澤田、山田=内林、山田-吉岡、山田-小橋



広島「共同通信杯」優秀 12R 99年01月23日

1小嶋敬二 石川 74期逃捲
2児玉広志 香川 66期差捲
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
  4島野浩司 愛知 62期逃捲
5高木隆弘 神奈川64期差捲
 6本田博 鹿児島67期逃捲
7稲村成浩 群馬 69期自在
  8古川圭 福岡 65期逃捲
  9市田佳寿浩福井 76期逃脚

先行日本一の小嶋をゴール線で神山が捕らえ1着、切り替えた児玉2着。

 周回は、本田−古川、神山−稲村、市田−児玉、小嶋−(高木、島野) で赤板を通過する。 市田が踏み込むと、小嶋も踏み込む、神山も3番手を譲れないで、そのままの並びに戻って打鐘を向かえた。
 市田が鐘に踊らせたように発進すると、続いて小嶋が踏み出すと番手は練習仲間の高木が奪い取った。 市田が本田を捕らえて先頭に出ると、外から小嶋が市田を交わして最終ホームになった。
 小嶋−高木−島野、市田−児玉、本田−古川を神山−稲村が捲り込んでいくと児玉が稲村マークに切り替える。 小嶋の先行が巧く、神山はなかなか捕まえる事が出来ないまま最終コーナーを回った。ゴール線はキッチリ神山が小嶋と高木を差し込んで1着。 児玉が稲村を退かしてしぶとく2着、好調稲村も3着に流れ込んだ。
 先行有利に競争が進んだようである。早めの捲りは外を長く踏むために沈没するケースが気になる。一気に3角捲りは決まるようである。 神山も難儀したように小嶋の仕上がりも良いだろう。

神山−児玉の車連(3-2)は850円、枠連(3-2)は860円でスジ違い車券でした。



東日本勢は稲村と神山の前後がどうなるのだろうか?

 先行日本一の小嶋が立川記念で優勝して強さを見せつけてくれた。高木も和歌山記念で優勝して運が向いて来たようだ。 稲村も立川で立ち直り、大宮バンクでも3日間先行一本で復活をアピールした。
 東日本勢は稲村が前で戦い、車間を空けて神山にマーク高木で並ぶだろう。中部勢は小嶋に番手は島野がここは指定席になった。 児玉は絶好機関車の市田を目標に戦う。残るは九州勢で本田に古川がマークする。
稲村−神山−高木、小嶋−島野、市田−児玉、本田−古川
 小嶋が先行する、市田は無理には先行する気はないだろう、小嶋と叩き合っては勝負権が無くなる。 児玉は市田が動かなければ、前々で切り替えて行くだろう。稲村が前で戦うと、小嶋潰しに出て行く可能性は大きい、先行一本で大宮500バンクを戦い崩れる事がなっかた自信がある。 本田は一発スピードに掛けたいだろう。
 小嶋から狙いたい、相手は実力上位の神山で「共同通信社杯」連覇を狙うだろう。市田に乗る児玉にも注目したい。 動ける選手から狙うが、すんなりラインで決まる流れが生じると神山と高木で決まろう。

小嶋=児玉(1=2)、神山−高木(3-5)、神山−稲村(3-7)の4点で勝負する。



森永さんの予想

 周回は神山-稲村-高木、本田-古川、市田-児玉、小嶋-島野
稲村と高木は競るかもしれない。小嶋も市田もお互い叩き合いは避けたいところ。 ダッシュ力ある小嶋が先手を取り、市田はその動きを見て中団を狙う格好になるだろうが、その中団は当然神山も狙う位置。 どうしても神山有利は間違い無いのだが。神山後方からの捲りなら市田に合わせられる可能性もあるし、正攻法では 敵わないと見た九州勢の奇襲策(カマシ、イン粘り)も。仕事で買いに行けないからって、なんかヤケになってきたな。

児玉-市田と本田から、古川、小嶋、島野、児玉、市田に薄目流し