競輪一発勝負
大宮記念 後節 決勝 99年01月17日
○ | 1 | 神山雄一郎 | 栃木 | 61期 | 逃捲 |
◎ | 2 | 東出剛 | 千葉 | 54期 | 差脚 |
| 3 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
注 | 4 | 稲村成浩 | 群馬 | 69期 | 自在 |
| 5 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
| 6 | 俵信之 | 北海道 | 53期 | 差脚 |
| 7 | 茂木和臣 | 埼玉 | 63期 | 差脚 |
| 8 | 森田進 | 埼玉 | 57期 | 差脚 |
× | 9 | 金古将人 | 福島 | 67期 | 逃捲 |
終わってみれば東出と神山で、昨年と同様の結果になった。
周回は、神山−森田−茂木、稲村−東出−小橋、金古−俵−山口、と綺麗な三分戦の並びで赤板を通過する。
第2コーナーから後段の金古ラインがゆっくりと上昇して打鐘になると、稲村ラインも続いて行く。
なんとなんと特選同様に稲村ラインが神山ラインをインに押さえ込んで4番手以降が併走になった。
最終ホームで稲村が一気にスパートする。第1センターで稲村−東出−小橋が先頭に抜け出した。
神山が早めにダッシュすると、地元森田が踏み遅れてしまった。神山は俵にブロックされるが、単騎で綺麗に捲り切った。
神山−稲村−(イン東出−小橋、アウト森田−茂木)−金古−俵−山口、で最終センターを回る。地元埼玉両車の神山を追走する根性に気合いが入るが力不足であった。
直線に入り、東出が稲村を弾いて強襲して神山を捕らえて優勝した。神山はGPに続いて大宮記念でも昨年同様の2着に甘んじた。
稲村が3日間続けての先行で調子を戻したようである。森田も私の知る森田で、茂木が番手ならばどうなっていたか。
神山が単騎でなく地元両車を連れた捲り切っていれば東出は5番手になって優勝はなっかたと思う。
東出−神山の車連(2-1)は2,040円、枠連(2-1)は1,980円で神山ヒモ車券でした。
地元埼玉の森田が根性で勝ち上がった。
動ける先行車は神山と稲村に金古の3車である。西日本勢は寒さに負けて山口と小橋のマーク屋が残り馬が不在だ。
地元埼玉は森田が神山の番手を山口に奪われはしたものの内を掬って2着に入り込んだ。茂木はすんなり稲村番手で流れ混みの2着。
稲村は2日間続けて主導権を取る競争を見せてくれている。昨年の番手宣言はどうしたのであろう。決勝戦も神山番手に拘るまい。
神山は初日は失敗、準決は最終ホームから目一杯逃げて強さを見せつけてくれた。
金古は初日先行、準決は捲りでマーク俵が3着になった仕掛けどころを反省していた。
並びは、神山−森田−茂木、金古−俵−東出、稲村−小橋−山口、と想定したが解りません。
地元埼玉両車の前後も微妙であるが一応調子と戦歴から森田前で茂木が後ろを固めそうだ。
神山番手は間違いが無いだろう。が優勝を狙うならば稲村に付ける手もある。
金古と俵が北日本で結束して東出が3番手から一発を狙いそうである。小橋と山口が並ぶのは稲村が自力勝負する時だろうか。
また、稲村−神山−森田−茂木で関東勢が結束すると小橋と山口が分断に掛かろう。
先行有利の風が吹いているようである。よほど力がないと最終バックから捲りが決まらないようである。
逃げれば地獄の大宮500バンクで、仕掛けどころを誤ると飛んしまうので、打鐘後も牽制状態が続く競争になる。
先行で駒を進めた稲村が積極的に動こう。金古も流れを見て誰も逃げなければ俵を連れてカマし先行するだろう。
神山は捲りと読む、昨年AAAの苦い逃げの結果が動きを鈍くするだろう。
狙い目は、東出から神山の折り返しを本線にして、金古と稲村に振り込みたい。
東出の車間を空けての競争に何かを感じている。前節は鈴木が優勝したように同地区の東出の一発頭狙いに期待したい。
埼玉コンビの裏表もご祝儀車券だろう。
東出=神山(2=1)、東出−金古(2-9)、東出−稲村(2-4)の4点で勝負する。