競輪一発勝負



平記念 後節 特選 98年12月19日

  1馬渕紀明 愛知 68期逃捲
2伏見俊昭 福島 75期逃脚
  3渡邉晴智 静岡 73期差捲
4高谷雅彦 青森 67期逃捲
5市田佳寿浩福井 76期逃脚
6松本整 京都 45期差捲
 7小橋正義 岡山 59期差脚
  8池尻浩一 福岡 63期差捲
× 9鈴木誠 千葉 55期差脚

馬渕に乗った小橋が楽勝、高谷番手の伏見は動けず沈没。

 周回は、馬渕−小橋−池尻、高谷−伏見−渡邉、市田−松本−鈴木、となって南関両車は別れての3番手周りになった。 赤板で、市田ラインが動いて上昇すると高谷ラインも此に続いて、馬渕ラインを押さえ込んだ。 第2コーナーで早くも高谷が地元伏見を引いて発進すると打鐘になり、主導権を奪ったが掛かりが思わしくない。 直ぐさま後方に引いていた馬渕がトップスピードで最終ホームで高谷と並んで高谷ラインは「さよなら」する。 第2コーナーから市田が捲り発進する、良い掛かりであるが、馬渕番手の小橋にブロックされて沈没する。
 馬渕を利した小橋が直線楽に突き抜けて1着、グランプリ出場の実力を見せてくれた。アウトから市田の捲りに乗った鈴木と松本が続いて入着した。
 やはり東北ラインは地元伏見の為に高谷が前で戦いを挑んだが、伏見は力を出し切れずに失敗したようだ。 3番手の渡邉の目論見もわかるが、正解は鈴木であったようだ。

吉岡−加倉の車連(7-9)は3,920円、枠連(5-6)は870円で番手力車券でした。



市田に乗る松本が有利か、地元伏見と高谷の前後は?

 アジア大会帰りから神山と馬渕の配分があったが、神山はグランプリ一本の調整に入って欠場したようだ。 馬渕が神山ショックから抜け出せるのであろうか、アジア大会決勝で神山に2本破れたスプリントの駆け引きに不安があろう。 北日本は地元伏見と高谷の二重連で、南関の鈴木が此処に付けるだろう。市田には松本が指定席、馬渕には位置のない小橋が目標かと思われる。 池尻は小橋マーク、渡邉は北日本分断を狙って居るのであろうか。
 並びは、高谷−伏見−鈴木、渡邉、市田−松本、馬渕−小橋−池尻、と想定したが正直に難解である。 いつもなら伏見が前で高谷が後ろとなるが、地元伏見の為に高谷が捨て身で先行すると考えた見た。 二段駆けに渡邉が競り込んで来ると考えているが鈴木が3番手だと動きが鈍ろう。 馬渕はアジア大会呆けで捨てた。小橋はグランプリ前で無理な競争はしないで流す程度と考えた。 怖いのは近畿勢の市田と松本であろう。
 狙い目は、北日本両車ワンツーが見たいので伏見と高谷の折り返し、伏見が高谷の後ろならば高谷早逃げで鈴木との絡みがあろう。 別線で市田と松本の近畿勢当たりだろう。

伏見=高谷(2=4)、伏見−鈴木(2-9)、市田−松本(5-6)の4点で勝負する。