競輪一発勝負



花月園記念 後節 特選 98年11月08日

1本田晴美 岡山 51期自在
× 2新田康仁 静岡 74期逃脚
  3濱口高彰 岐阜 59期差脚
4関根幸夫 神奈川59期自在
5金田健一郎大阪 60期差脚
 6紫原政文 福岡 61期自在
7高木隆弘 神奈川64期差捲
  8松岡彰洋 三重 69期逃捲
  9十文字貴信茨城 75期逃捲

新田不発、本田の捲りが決まり紫原が交わした。

 周回は、新田−高木−関根、松岡−濱口−金田、十文字−本田−紫原、で三分戦の並びになった。 赤板手前で十文字−本田−紫原と松岡−濱口−金田が上昇して、新田は後方に引いていく。 中段から松岡がダッシュして十文字−本田−紫原を叩いて主導権を握ると打鐘になった。
 7番手から新田が発進する、十文字も見ているかのように車を外に持ち出すと車間を少し空けていた本田−紫原が切れてしまった。 十文字の番手に新田が填るようになった。松岡がツッパテ先行して逃げる、十文字は濱口と松岡番手を競り合う格好になったが、力無く下がってしまった。
 本田−紫原が内から十文字をすくって松岡ラインの4番手に入る。新田の捲りは不発、本田が最終バックから松岡ラインを綺麗に捲り切り、高木が乗り換えてきた。 直線、まさかの6番車紫原が本田を差し込んで1着、本田が2着、切り替えた高木が意地で3着に入った。
 十文字が攪乱したようである、結果的に十文字を使わないで自力勝負をした本田の作戦勝ちであり、紫原の復調が決め手となった。 新田が十文字番手に入った時は既に勝負を捨てた感が漂う。やはり自力型は自力で勝負して貰いたい。 松岡は自分の競争が出来たのであるが、番手の濱口と金田が何も出来ずに沈没したようである。地元高木の競争センスが光り3着が救いの種になった。

紫原−本田の車連(6-1)は4,990円、枠連(5-1)は1,130円で西国捲り車券でした。



地元南関勢が有力、自力含みの高木から狙いたい。

 自力で動いてくるのは地元率いる南関の新田、関東の十文字、中部の松岡、捲りの本田、(関根、紫原、高木)と7車になり、並びは難解である。 ハッキリしていそうなのが中部の松岡に濱口、南関勢3車は南関の機関車新田に高木と地元バンク関根が結束しそうである。 西国勢の紫原と本田はどちらが前であろうか。十文字の番手が空いているので、金田が「中部の3番手」と言うか、「十文字くん」というかであろう。
 私なりに考えてみたが、新田−高木−関根、松岡−濱口−金田、十文字−本田−紫原、となるのであろうか、選手紹介を参考にして欲しい。 前節は75期太田真一の優勝に同期の十文字が奮起してきそうである、また新田が地元勢の為に此処は捨て身で逃げるはずである。 そこにバック回数の一番多い松岡が絡んできそうである。
 新田が逃げて高木が後続の追い上げを睨みながら併せて新田を捨てて番手捲りでゴール線を突き抜ける。 松岡が先行に意地を見せて、新田との主導権争いになって、本田の捲りが決まる。 十文字がキーになりそうである。また始終脚を貯めていられるのは金田と関根あたりの浮上も考えたい。
 狙い目は、神奈川両者の高木から関根と逃げ残る新田、1着が少ない金田、捲ってくる本田に流したい。

高木−関根(7-4)、高木−新田(7-2)、高木−金田(7-5)、高木−本田(7-1)の4点で勝負する。