競輪一発勝負



熊本記念 前節 特選 98年10月14日

× 1山口幸二 岐阜 62期差脚
  2東出剛 千葉 54期差脚
3吉岡稔真 福岡 65期逃捲
4森内章之 熊本 64期差脚
5金古将人 福島 67期逃捲
 6須田雄一 栃木 56期差脚
 7本田晴美 岡山 51期自在
  8松岡彰洋 三重 69期逃捲
  9小川圭二 徳島 68期差捲

金古が逃げる吉岡を鮮やかに捲り、番手東出の1着。

 周回は、吉岡−森内−本田−小川、松岡−山口、金古−東出−須田、で赤板を通過する。 金古がゆっくりと上昇して吉岡を捕らえて先頭に出ると打鐘を向かえた。吉岡ラインが引いていくとインから松岡−山口が先頭に出る。
 松岡−山口、金古−東出−須田と並んだところを外から一気に吉岡が発進して最終ホームを過ぎていった。 吉岡が地元森内のために逃げて脚を試す競争になった。
 吉岡−森内−本田と出切って小川と松岡が並んだところを一気に金古が捲って行く東出がピッタリマークするが須田は離されてしまった。 鮮やかに金古が吉岡−森内−本田を捲り切って、ゴール線で東出が金古を捕らえて1着になった。2着は金古が残って、3着には本田が突っ込んだ。

東出−金古の車連(2-5)は2,080円、枠連(2-4)は1,950円で遠征スジ車券でした。



負け知らず山幸だが、対する吉岡を利す地元森内に期待したい。

 自在型は北日本の金古、中部の松岡、地元九州の吉岡、そして中国の本田であり、細切れ4分戦模様である。 なんと言ってもオールスターを完全優勝で飾った山口幸二が波に乗ってくるか。あるいは吉岡の引き出しで2着になった本田が九州勢を援護するのか。 吉岡が地元森内のために特選は目一杯踏み込んでF1先行?するのか。東日本の金古がカマシでいくのか。面白そうな展開になりそうである。
 並びは、吉岡−森内、本田−小川、金古−東出−須田、松岡−山口、で誰もが考える様に確定だろう。 吉岡も今一展開に左右されるようになって、7,8番手からでは脚が届かなくなっているようである。 吉岡が先行すれば森内が抜ける事も充分に考えなくてはならない、しかも3番手に本田が位置すれば遠慮もあろうが小川の一発強襲も500バンクならあり得る。 松岡が仕掛けどころで逃げれば番手山口が有利になる。金古は番手に東出に須田で3番手の須田が不気味である。
 要するに、難しい競争である。誰が頭に来ても不思議ではない混戦レースになろう。 此処は九州勢に賭けてみたい、吉岡が森内のために先行して脚を試すのではないだろうかと考えて、森内から吉岡の裏表を本線にしたい。 森内から負け知らずの山口、捲ってくる金古に流したい。

森内=吉岡(4=3)、森内−山口(4-1)、森内−金古(4-5)の4点で勝負する。