競輪一発勝負



オールスター 一宮 準決 9R 98年9月28日

1後閑信一 群馬 65期差捲
  2小嶋敬二 石川 74期逃捲
3小橋正義 岡山 59期差脚
  4一丸安貴 愛知 70期逃捲
5太田真一 埼玉 75期逃捲
 6佐古雅俊 広島 45期差脚
×7山口幸二 岐阜 62期差脚
  8大澤嘉文 静岡 57期差脚
  9本田晴美 岡山 51期自在

無傷で山口幸二が勝ち上がり、太田は勝負に負けた。

 周回は、本田−小橋−佐古、太田−後閑−大澤、小嶋−山口−一丸、で赤板を通過する。 7番手小嶋が上昇すると太田も踏み込んでいくが引いてしまう。
 小嶋−山口−一丸で、中段がイン本田−小橋−佐古、アウト太田−後閑−大澤で打鐘を向かえた。 小嶋がピッチを上げて行く、そのまま中段が併走のまま最終ホームを通過した。第2コーナーで本田が太田を牽制して外へ飛ばした。 後閑が本田に切り替えるが、内に小橋と並ぶ。小橋がインに入る時に後閑が落車し、嫌な縺れた行ったきりの展開になった。
 ゴール線は小嶋を利した山口と一丸の両者で突き抜けた、3着には本田が入り、惜しくも小嶋は決勝に勝ち上がれなかった。
 太田真一は8着と惨めな戦いであった。反省として中段狙いである、きっぱりと主導権をとる意欲に欠けた。 小嶋に対して突っ張り先行を見せて貰いたかった、ファンとして不甲斐ない気持ちが残念である。

山口−一丸の車連(7-4)は1,580円、枠連(5-4)は2,090円で地元筋車券でした。



太田の番手は後閑で、中部二段掛けと岡山コンビが相手だ。

 これまた面白い競争番組になった。神山と吉岡不在の準決である。太田真一は此処が関門で後閑と共に切り抜けてこそ一流レーサーの仲間に入れるのである。 東日本勢は太田に後閑と大澤で並びましょう、中国勢は本田に小橋の岡山コンビに佐古がラインを固める。 問題なのは地元中部勢の並びである、小嶋が前でホームバンク一丸が番手と山口が折り合うかである。山口は無傷で勝ち上がって来ている。 一応、地元を優先して山口は小嶋に先行3番手で勝機を狙うのではないだろうか。
 並びは、太田−後閑−大澤、本田−小橋−佐古、小嶋−一丸−山口、と考えてみた。 太田が小嶋に勝つためにはタイミング良く主導権を奪う事である、中段は位置取りの巧い本田が求めるだろう。 最悪のパターンは小嶋と太田で主導権争いをして綺麗に本田に捲られて沈没することであろう。小嶋も太田も避けたいと願う。 太田がマイペースで逃げれば番手の後閑が仕事をするであろう。
 狙い目は、太田から後閑の裏表、無傷の山口と小橋に流そう。

太田=後閑(5=1)、太田−山口(5-7)、太田−小橋(5-3)の4点で勝負する。