競輪一発勝負
甲子園記念 後節 決勝 98年09月01日
| 1 | 吉岡稔真 | 福岡 | 65期 | 逃捲 |
△ | 2 | 小橋正義 | 岡山 | 59期 | 差脚 |
◎ | 3 | 山口幸二 | 岐阜 | 62期 | 差脚 |
× | 4 | 松岡彰洋 | 三重 | 69期 | 逃捲 |
▲ | 5 | 高橋光宏 | 群馬 | 56期 | 差脚 |
| 6 | 案浦攻 | 福岡 | 65期 | 自在 |
○ | 7 | 金田健一郎 | 大阪 | 60期 | 差捲 |
| 8 | 金山栄治 | 広島 | 72期 | 逃脚 |
| 9 | 池尻浩一 | 福岡 | 63期 | 差捲 |
祝、完全優勝、山口幸二が見事に復活した。
周回は、吉岡−池尻−案浦、金山−小橋−高橋、松岡−山口−金田、と並んで青板を通過する。
最後方から松岡ラインが踏み上げて赤板を通過すると、金山も併せて上昇する。先頭の吉岡がペースを緩めると、松岡が主導権を取りに動いていく。
打鐘は、松岡−山口−金田、金山−小橋−高橋、吉岡−池尻−案浦と並んだ。
吉岡が決勝も早めに踏み込むのを見て、松岡が一気に発進する。吉岡は中段金山を叩いて追い上げていくと、金田、小橋、金山が落車する。
吉岡はアウトに膨れる。松岡が逃げる、吉岡が捲ると山口がブロックするが出来ずに、池尻を退かして切り替えた。
直線、脚を貯めていた山口が鋭く吉岡を交わしてガッツポーズ。2着に吉岡、3着には高橋が突っ込んでいた。
落車があると詰まらない前の残りの競争に成りがちだが、一味違った前残りのマッチレースであった。
山口幸二の影が薄くなってきたが、事故点の悪魔から蘇った。これからも縦横と動いてガッツを見せて貰いたい。
山口−吉岡の車連(3-1)は2,670円、枠連(3-1)は2,680円でスジ違い車券でした。
動きが重たいぞ吉岡、山口の完全優勝があるのか。
機関車は吉岡、松岡、金山の3車で三分戦になりそうである。九州勢の吉岡には同県の池尻と案浦で福岡トリオが結成される。
中部近畿勢は松岡に山口と金田でラインを作ろう。中国勢は金山に小橋がマークして、東日本1車の高橋は此処3番手で周回するだろう。
並びは、吉岡−池尻−案浦、松岡−山口−金田、金山−小橋−高橋、と想定するが高橋と金田は切り替えが在りそうである。
連日吉岡は捲りの仕掛けが早いにも関わらず、特選は不発、準決はいつもなら千切る処であるが辛うじての1着で物足りない。表情に厳しさがあるのは不安と言うことかなあ。
好調なのは山口である、以前の山口が復活して鋭い縦の脚は吉岡を封じる一番手であろう。小橋は準決でポカをした、金山を残そうと踏み遅れて3番手の池尻に交わされる顛末が決勝でどうでるのだろうか。
高橋も復調してきているが、位置が無く苦しい展開になろう、逆に自由に切り替えが出来ると言うことであろう。準決でも小林の先行に乗って吉岡に飛びつく当たりは見事であった。
狙い目は、順当に行けば吉岡であろうが、此処は見送りたい。松岡が主導権を取りそうである、番手山口から金田と松岡、金山が逃げてズブズブの小橋と高橋、押さえに福岡結束で逃げた吉岡と池尻の裏目で行きたい。
これでは予想になりませんね、中部近畿ラインが主軸です。オッズにより振り分けたい。
山口−金田(3-7)、山口−松岡(3-4)、小橋−高橋(2-5)、池尻−吉岡(9-1)の4点で勝負する。