競輪一発勝負



甲子園記念 後節 特選 98年08月30日

1金田健一郎大阪 60期差捲
  2吉岡稔真 福岡 65期逃捲
  3小橋正義 岡山 59期差脚
× 4山口幸二 岐阜 62期差脚
5高橋光宏 群馬 56期差脚
6西郷剛 兵庫 69期逃捲
7関根幸夫 神奈川59期自在
  8高谷雅彦 青森 67期逃捲
  9池尻浩一 福岡 63期差捲

どうした吉岡、高谷先行を関根に併せられ捲り切れず。

 周回は、吉岡−池尻−小橋、西郷−金田、高谷−高橋、関根−山口、と並んで青板を通過する。 岐阜の山口と神奈川の関根がタッグを組んで波乱の目になりそうな予感が漂う。
 早くも第2コーナーから8番手関根−山口が車を上げていく、高谷−高橋が追走していく。 赤板を向かえて関根が吉岡を押さえて先頭に出る。吉岡ラインは引いていくとペースが緩んでいる。 第2コーナー山颪気味に高谷が発進すると高橋がマークする。
 打鐘では、高谷−高橋−関根−山口−西郷−金田−吉岡−池尻−小橋の一本棒になった。 吉岡はいつものように7番手になって、直ぐさま巻き返し発進する。最終ホームで4番手まで上昇してくるが脚が重たそうである。 3番手の関根が吉岡の動きを見て車を外に出して併せるように踏み込んでいくと吉岡は此処で力尽きて沈没した。
 関根も高谷を捕らえる事が出来ずに直線に向くと、関根に乗った山口1着、高谷を利した高橋2着が突っ込んで来て44のゾロ目になった。 高谷が吉岡を振り切って3着に逃げ粘った。
 吉岡は精神力に問題が在りそうである。最近の競争で逃げては交わされたり捲られるし、尽く捲りが決まらない。体調が悪いわけではないスランプに入り込んだようだ。 準決、決勝と頑張って勝利を掴んで貰いたい。

山口−高橋の車連(4-5)は13,350円、枠連(4-4)は5,040円でゾロ目番手番手車券でした。



吉岡ラインを捨てて、地元西郷ラインを軸に推薦する。

 先行自在屋は吉岡、西郷、高谷の3車で三分戦の展開になるだろう。 九州の吉岡には同県の池尻がマークして馬の居ない小橋が3番手である。地元バンクの西郷には金田と山口でガードして吉岡を破りたい。東日本勢は高谷に高橋と関根で結束する。
 並びは、吉岡−池尻−小橋、西郷−金田−山口、高谷−高橋−関根と想定してみた。 全日本選抜で優出を果たしたが不完全な吉岡は一場所を欠場して此処に望んできた。高谷も地元全日本選抜で力みが出て先場所GBHと散々な結果に沈んだ。 動きが良いのは小橋だろうか。吉岡が逃げると考えるより、地元西郷が積極的に主導権を握って前で戦う事を願いたい。
 狙い目は、西郷が主導権を取った時の番手金田を本命にしたい。金田から西郷の逃げの折り返しと山口の流れ込みを軸にしたい。 押さえは高谷の捨て身の逃げに乗る高橋と関根のスジを押さえたい。人気は吉岡に集中するだろう、吉岡から狙うなら薄目に注意である。

金田=西郷(1=6)、金田−山口(1-4)、高橋−関根(5-7)の4点で勝負する。