競輪一発勝負



豊橋記念 前節 決勝 98年08月23日

  1島野浩司 愛知 62期逃捲
2金子真也 群馬 69期逃捲
3山口幸二 岐阜 62期差脚
× 4郡司盛夫 神奈川50期差脚
  5堤洋 徳島 75期逃捲
 6小野俊之 大分 77期逃捲
 7小橋正義 岡山 59期差脚
8松岡慶彦 栃木 74期逃捲
9鈴木健 岐阜 64期差脚

祝、島野浩司の地元記念競輪初優勝だ。

 周回は、島野−山口−鈴木、金子−松岡−郡司、堤−小橋−小野、の並びで折り合った。
 赤板で、最後方の堤ラインが上昇すると金子ラインもこれに併せるように踏み上げた。 金子−松岡−郡司が先頭に出切って、打鐘を向かえペースが緩くなる。堤が発進するとマーク小橋が追走するが小野は置いてきぼりしてしまう。
 最終ホームは、堤−小橋、金子−松岡−郡司、島野−山口−鈴木、小野で通過する。この時、金子が3番手からの捲りで決まりそうと胸がときめく。 金子が第1センターから仕掛け、バックで堤を捕らえる。しかし車が伸びないで堤と金子の藻掻き合いになった。仕掛けが早すぎる。
 なんと、第2センターから島野が車をアウトにでして6番手から前段の叩き合いを強襲して見事に優勝した。山口は内を付き2着で合流し、中部のワンツーになった。
 地元島野浩司の絶妙のアウト強襲、知り尽くしたバンクの花道なのだろう。

島野−山口の車連(1-3)は2,450円、枠連(1-3)は2,290円で地元スジ車券でした。



小橋を嫌えば、気楽な東日本ラインと岐阜コンビが狙い目。

 山田は準決で関東ライン3番手の齋藤に張られて沈没してしまい、久々のスジ万車券は松岡−郡司をゲットした。 中途半端な何か悩んでいるような山田の走りに疲れが見えた。東出も落車してしまい決勝メンバーがS級シリーズ的になった。
 東日本勢は金子と松岡に郡司の3車で勝機を奪いたい。中部勢は地元島野に岐阜の山口と鈴木でラインを固めるが、 島野が自力で挑むのだろうか、九州単騎の小野を使いたい気持ちもあろう。中四国勢は準決キッチリとワンツーを決めた堤に小橋である。
 並びは、小野−島野−山口−鈴木、金子−松岡−郡司、堤−小橋、と想定したい。 実力的に先行車では金子が一枚格上と思われる。小野も今までの小野ではなく、A級時代の無敵の小野の姿が見えてきたようだ。 堤と小橋の相性は良いので、此処が人気を集めそうである。
 島野が小野を使う展開を考えているが、島野自信が番手に甘えてタイミングを逃す危険性がある。小橋は堤次第で切り替えは無いだろう。 一番気楽に競争できるのは、関東の金子と松岡、更に岐阜の山口と鈴木ではなかろうか。
 狙い目は、東日本ラインから金子と松岡の裏表、ズブズブの松岡と郡司。さらに岐阜コンビの一発強襲に期待したい。

金子=松岡(2=8)、松岡−郡司(8-4)、山口−鈴木(3-9)の4点で勝負する。