競輪一発勝負



松戸記念 後節 決勝 98年08月18日

  1遠澤健二 神奈川57期差脚
  2松岡彰洋 三重 69期逃捲
  3高谷雅彦 青森 67期逃捲
  4内林久徳 滋賀 62期差脚
  5新田康仁 静岡 74期逃捲
 6伊藤龍也 神奈川72期逃捲
 7滝澤正光 千葉 43期自在
  8加藤忍 秋田 59期差捲
  9佐藤晃三 千葉 61期差脚

新田番手を滝沢と伊藤で競り合い、松岡を利す内林が優勝。

 周回は、松岡−内林、高谷−加藤、伊藤−遠澤、新田−滝沢−佐藤、で青板を通過して、ペースが緩みバックから新田ラインが上昇していく。
 赤板で、松岡−内林、新田−滝沢−佐藤、と3番手に新田が巧く入り込んだ。何故に、滝澤のために逃げないのか、気分は波乱模様になった。 伊藤−遠澤が上昇して行き打鐘、主導権を奪うかに思えたが、新田番手の滝澤が踏み遅れた隙に伊藤が新田の番手に填った。さあ大変だ。滝澤と競るわけには行かない遠澤。 遠澤は外外、滝澤は内内へと入っていく。
 最終ホームは、松岡−内林−新田で以降混戦を、赤の高谷が捲くって行くが今一打つ伸びが足らないので、加藤も高谷を捨てる。 松岡が歯を食いしばって逃げ藻掻いているが、一杯と見るや内林が外を踏み込んでいくと、滝澤と伊藤が叩き合ってお互いを潰し合った。 内林が松岡を捕らえて1着、縺れたお陰で松岡が2着に逃げ粘った。滝澤マークの佐藤が脚を貯めて3着に到達した。
 新田は優勝を狙ったようだ、松岡−内林の3番手が取れたので一息ついてしまった。 それを神奈川勢の伊藤−遠澤が主導権を取って行き、新田が続く作戦と読めた。が伊藤がなんと新田の番手までで小休止したように松岡が掛かっていたようだ。 不運なのは滝澤であった。内へ内へ行くが、伊藤との気合いの入った叩き合いは滝澤の根性の座った本性を見た。遠澤も滝澤とは競り合えない関係である。 地域関係に遠慮の要らない中部近畿で見事に、内林と松岡でワンツーを決めてくれた。

内林−松岡の車連(4-2)は1,790円、枠連(4-2)は1,490円でスジ車券でした。