競輪一発勝負



小田原記念 前節 特選 98年08月09日

1新田康仁 静岡 74期逃捲
2松本整 京都 45期差捲
3神山雄一郎栃木 61期逃捲
× 4滝澤正光 千葉 43期自在
  5加倉正義 福岡 68期差捲
 6古川圭 福岡 65期逃捲
 7高橋光宏 群馬 56期差脚
8高橋武 神奈川50期差脚
9小嶋敬二 石川 74期逃捲

神山が早めの巻き返しで、青森の屈辱を晴らす。

 周回は、神山−高橋光宏、小嶋−松本−加倉−古川、新田−高橋武−滝沢、の順で青板を通過した。 第3コーナーから7番手新田ラインが上昇して中段を伺うと、小嶋が赤板発進で踏み込むと九州勢は切れてしまった。 小嶋−松本の3番手が新田で後続が縺れた。神山はズルズルと車を7番手まで下げていくと打鐘になる。
 第4コーナーから神山が巻き返し発進すると最終ホームを向かえた。第2コーナーで小嶋と並んで、やっと捲り切ると松本が高橋光宏を叩いて切り替える。 さらに地元高橋も松本後位に切り替えている。ゴール線は神山と松本の一騎打ちになって神山が粘って1着、松本2着、地元高橋武が3着に入った。
 小嶋が強引に赤板から主導権を取ったのは立派である。それにしても新田の中途半端な競争が情けない、ラインを固めてくれた滝沢が悔やんでいるだろう。 神山は意地と力でねじふせたが、あれだけ早めに仕掛けなければ小嶋を捕らえる事が出来ないのであろうか。 神山番手の高橋光宏の調子が今一つ足りないようで、精細に欠いている。松本がベテランの味を見せてくれた。

神山−松本の車連(3-2)は2,410円、枠連(3-2)は2,500円でスジ違い車券でした。



打倒神山は、74期対決で小嶋と新田に風が舞う。

 関東勢は神山の指定席に高橋光宏が入る。地元南関勢は新田の番手に高橋武が収まって、滝沢がラインを固める。 中部近畿勢は日本一の先行機関車小嶋のハコにベテラン松本がマークする。九州勢は古川の捲りを信じて加倉が付けよう。
 並び予想、神山−高橋光宏、小嶋−松本、古川−加倉、新田−高橋武−滝沢、と読んだ。 全日本選抜の疲れが無く、先行に絶対の自信を得た小嶋が逃げよう。が、ラインの長くなった地元南関の新田も捨て身の先行で小嶋に対抗する。 藻掻き合いになったら神山の餌食になる。神山は全日本選抜では準決でまさかの大敗を屈して、どうも競争のタイミングに狂いが生じている。
 狙い目は、当然神山を捨てて高配当をゲットしたい。地元ホームバンクは高橋武が新田番手で頑張ろう、両者の裏表に3番手滝沢のズブズブが33バンクで見られるだろうか。 別ラインで好調を維持しているだろう小嶋とマーク松本が付けきれるか不安もあるが、狙いたい。

高橋武=新田(8=1)、小嶋=松本(9=2)、の4点で勝負する。