競輪一発勝負
西武園記念後節、福井記念後節
西武園記念 後節 準決 10R 98年07月25日
| 1 | 星島太 | 岡山 | 66期 | 差脚 |
◎ | 2 | 太田真一 | 埼玉 | 75期 | 逃捲 |
△ | 3 | 内林久徳 | 滋賀 | 62期 | 差脚 |
| 4 | 田村博之 | 徳島 | 69期 | 逃捲 |
○ | 5 | 伊藤公人 | 埼玉 | 40期 | 差脚 |
| 6 | 佐藤康紀 | 青森 | 73期 | 自在 |
× | 7 | 坂巻正己 | 茨城 | 55期 | 差脚 |
| 8 | 渡邉藤男 | 栃木 | 57期 | 差脚 |
▲ | 9 | 澤田義和 | 兵庫 | 69期 | 逃捲 |
太田真一の見事な先行で1着、2着は好調内林が突っ込む。
周回は、内林、太田−伊藤−坂巻−渡邉−佐藤、澤田−星島−田村で内林が正攻法で構えて青板を通過する。
第2センターから澤田ラインが上昇して内林と並んで赤板を向かえた。
澤田−内林−星島−田村と並んで、太田−伊藤−坂巻−渡邉−佐藤が第2コーナーからピッチを上げて澤田を捕らえると打鐘になった。
太田が後方の澤田の動きを見ながら発進のタイミングを伺っている。星島は太田ライン切り替えで坂巻と併走状態、澤田は8番手に置かれてしまった。
太田は第4コーナーから徐々に踏み込んで最終ホームを通過する。太田−伊藤−星島が3番手を奪って後位は縺れた。
第2コーナーから澤田が内林を連れ捲ってくるが伊藤公人が此を裁いて太田を見事に援護する。
直線は太田が逃げ切って1着、澤田を利した内林が伸びて2着、3着には6番車佐藤が強襲してきた。
太田の逃げ切り1着だが、番手仕事人としての伊藤公人に「競輪道」を見た。
太田−内林の車連(2-3)は710円、枠連(2-3)は700円で実力車券でした。
ラインは二分戦で、太田と澤田の一騎打ち。
東日本勢は埼玉両者の太田と伊藤に坂巻が3番手に付ける、更に佐藤と渡邉も此処であろう。
西日本勢は近畿勢の澤田に内林で星島が3番手、田村はこのラインであろう。
並びの予想は、太田−伊藤−坂巻−渡邉−佐藤、澤田−内林−星島−田村、と考えてみた。
特選は良く逃げ堪えての4着は立派である。馬渕ラインに捲られてはしても、吉岡を飛ばした気力は見事だった。
澤田との一騎打ちになるが、捲る展開になっても切り替えが無ければ5番手からで十分に間に合いそうである。
しかし先行一本でツッパテくれるだろう。
狙い目は、太田から同県の気合いはいる伊藤公人の裏表、早掛けだと太田を利す伊藤公人と坂巻のズブズブを押さえたい。
別線で澤田の捲りが決まっての金田との車券。
太田=伊藤(2=5)、伊藤−坂巻(5-7)、澤田−内林(9-2)の4点で勝負する。
福井記念 後節 特選 98年07月25日
▲ | 1 | 小川巧 | 岡山 | 57期 | 差捲 |
◎ | 2 | 市田佳寿浩 | 福井 | 76期 | 逃脚 |
○ | 3 | 金田健一郎 | 大阪 | 60期 | 差捲 |
| 4 | 滝澤正光 | 千葉 | 43期 | 自在 |
| 5 | 山口富生 | 岐阜 | 68期 | 差脚 |
× | 6 | 郡山久二 | 大阪 | 55期 | 差捲 |
| 7 | 遠澤健二 | 神奈川 | 57期 | 差脚 |
△ | 8 | 堤洋 | 徳島 | 75期 | 逃脚 |
| 9 | 戸辺英雄 | 茨城 | 51期 | 差脚 |
成長した市田を、誘導員の師匠野原が先導した。
周回は、(誘導員:野原−)市田−金田−郡山、堤−小川−戸辺、滝沢−遠澤−山口、の三分戦で青板を通過する。
赤板で滝沢ラインが車を上げて先頭にでると、堤ラインがこれに続て地元ラインを牽制する。
堤が第2センターから踏み込んで主導権を奪うと打鐘を聴いた。市田ラインと滝沢ラインが中段の奪い合いをする。
市田は滝沢を被せるように内を掬って見事にラインで中段を取りきった。
最終第1センターは、堤−小川−戸辺、市田−金田−郡山、滝沢−遠澤−山口の一列棒状になる。堤も掛かっているようだ。
第2コーナーから滝沢が捲りを打つが郡山に叩かれて沈没。市田が最終バックから捲り発進して、疲れた堤を捕らえてマーク金田とのワンツーを決めた。
3着は堤を利した小川が入線した。
市田を差せない金田に物足りなさを感じるが、それも市田が地元であるからだろうか、否、市田が強いのである。
市田−金田の車連(2-3)は310円、枠連(2-3)は300円でスジ車券でした。
神山が欠場で、市田と堤の一騎打ちだ。
東日本勢は神山が欠場で寂しくなった、滝沢と遠澤の南関勢に神山を欠いた戸辺が3番手に回ろう。
地元福井の市田が必勝態勢で望む、番手は金田に郡山で近畿ラインを固める。中四国勢は堤に小川がハコで回って中部の山口が3番手であろう。
並びは、滝沢−遠澤−戸辺、市田−金田−郡山、堤−小川−山口、の三分戦である。
最近捲りでの勝利が目立つ市田であるが、ここは地元の利で先行逃げ切りで挑んで、金田と郡山がキッチリと援助してくれるだろう。
堤も何か踏ん切りの悪い競争が目に付くが、前回小松島H@Hの準決で見せてくれた脚に期待したいところである。
狙い目は、地元福井の市田から金田の裏表にズブズブの金田と郡山が本線、押さえに堤と小川辺りだろう。
市田=金田(2=3)、金田−郡山(3-6)、堤−小川(8-1)の4点で勝負する。