競輪一発勝負



松阪記念後節、小松島記念後節


松阪記念 後節 決勝 98年07月21日

1東出剛 千葉 54期差脚
2海田和裕 三重 65期逃捲
× 3三宅伸 岡山 64期逃捲
  4西郷剛 兵庫 69期逃捲
  5菊池仁志 愛媛 47期差脚
 6幸田光博 栃木 67期自在
 7伊藤浩 大阪 45期差脚
  8笹川竜治 新潟 71期自在
9濱口高彰 岐阜 59期差脚

海田和裕の見事な先行だが、マーク濱口1着、捲り三宅2着。

 周回は、笹川−幸田、西郷−伊藤、海田−濱口−東出、三宅−菊池、となって周回する。 三宅が車をアウトコースに出して回っている。
 赤板を通過するとペースが緩んで三宅−菊池が上昇して行った。 打鐘で海田が先頭に出てゆっくりとピッチを上げる。最終ホーム直前で一気に発進すると、 海田−濱口−東出−笹川−西郷−伊藤−幸田−三宅−菊池で海田の先行態勢で一列棒状になった。
 第2コーナーから中段の西郷が捲くって行くが、東出と濱口の牽制で沈没する。 隊列が短くなった処を8番手三宅が最後の力を出して捲り発進した。
 濱口が海田を使い捨てて1着、三宅が2着に届いて、東出が3着の結果で終わった。 地元の海田が良く逃げた、根性の逃げに胸を打たれた。

濱口−三宅の車連(9-3)は3,170円、枠連(6-3)は2,680円でスジ違い車券でした。



気合い入った海田が地元での優勝が見えた。

 東日本勢は笹川と東出に幸田とくせ者が揃った感があるが、機関車が不在である。地元中部は海田と濱口で並ぼう。 近畿の西郷には伊藤がハコで回り、中部近畿の連係はなさそうである。三宅には中四国ラインで菊池が番手になる。
 並び予想、三宅−菊池、西郷−伊藤、海田−濱口、笹川−東出−幸田、と考えてみた。
特選での三宅と海田の先陣争いは海田に軍配が上がった。そこに東日本勢が牙を見せることができるのか、何もできないで終わるのだろうか。 三宅の先行に対する意地も侮れない。縦が鋭い伊藤も西郷次第で浮上もあろう。
 狙い目は、地元の海田の頭勝負でスジ濱口の裏表、三宅の根性、混戦に強い東出あたりで決めたい。

海田=濱口(2=9)、海田−三宅(2-3)、海田−東出(2-1)の4点で勝負する。


小松島記念 後節 特選 98年07月21日

1後閑信一 群馬 65期差捲
  2本田晴美 岡山 51期自在
3山田裕仁 岐阜 61期逃捲
× 4関根幸夫 神奈川59期自在
  5佐々木昭彦佐賀 43期差脚
6小川圭二 徳島 68期差捲
7金古将人 福島 67期逃捲
  8古川圭 福岡 65期逃捲
  9小橋正義 岡山 59期差脚

本田晴美が先行するが、金古に捲られマーク後閑が1着。

 周回は、山田−小川、金古−後閑−関根、本田−小橋、古川−佐々木、で一列棒状のまま赤板を通過する。
 第2コーナー過ぎから古川−佐々木の九州勢がゆったりと腰を上げて前に動いて打鐘を向かえた。 併せて本田−小橋の岡山コンビも切り替えて来た。山田は素直に引いていく。 古川−佐々木が出切ると、なんと本田が小橋を連れて捨て身のカマシで発進した。
 最終ホームは、本田−小橋、中段を金古−後閑−関根が取りきって最終バックを通過して、早くも金古が捲りを打って第3コーナーで本田を捕らえた。 直線は後閑が金古を残して1着、3着には本田様々の小橋が入った。
 岡山の本田晴美の根性を見た。最近は成績もはっきりしないで低迷しているようだが、それを確認するかの逃げかなあ。 このメンバーでは、そして今の競争ルールでは小橋も横に動けないが3着に残るのは立派であろう。これも本田晴美の先行から生まれた結果である。

後閑−金古の車連(9-4)は680円、枠連(6-4)は640円でモロ筋車券でした。



地元6番車小川圭二が必勝祈願で、山田の番手周りか。

 東日本勢は金古に後閑と関根の3車でラインを固めよう。九州勢は古川に佐々木で連帯する。 岡山コンビは本田に小橋で最近両者のワンツーが無いが結束が固い。すると中部の山田番手に地元の小川がハコ周りとなろう。
 並び予想、山田−小川、本田−小橋、古川−佐々木、金古−後閑−関根、と想定してみた。
主導権を取るにはラインが長い金古と思われるが、山田も捨て身で地元小川を引っ張る事もあろう。 其処に古川が絡んで来て、一気に本田の捲り頃に成りそうな気もする。勝負はそんな単調ではなく縺れそうである。 後閑、関根、或いは地元の小川も自分で勝負する脚を秘めているからである。いずれにしても脚を貯めて行ける選手が良いだろう。
 狙い目は、後閑から金古と関根、押さえに山田と小川のワンツーにご祝儀したい。小橋と本田のワンツーに妙味がある。
 

後閑=金古(1=7)、後閑−関根(1-4)、山田−小川(3-6)の4点で勝負する。