競輪一発勝負



福井記念前節、小松島記念前節


福井記念 前節 決勝 98年07月17日

1太田真一 埼玉 75期逃捲
  2関根幸夫 神奈川59期自在
× 3内林久徳 滋賀 62期差脚
  4渡会宏和 愛知 65期自在
  5小林豊 広島 62期差脚
 6山原利秀 高知 63期自在
7鈴木誠 千葉 55期差捲
  8高橋武 神奈川50期差脚
9野原哲也 福井 51期差脚

ゴール直前トラブルが発生したが、太田真一が逃げ切りで優勝。

 渡会−内林−野原、関根−高橋、太田−鈴木−山原−小林で周回する。渡会ラインが前受け、神奈川両者が中段、一番長くなった太田ラインが後方から先行の狙いを定めている。
 赤板を通過するとペースが緩む、太田が車を外に出すと、関根は後ろを振り返るように外に持ち出す、ベテラン関根は中段キープを狙っている。 先行1車で太田が第1センターから前に出て打鐘を向かえる。太田番手は鈴木と小林で競り合いになている。 鐘のリズムと共にピッチを太田は上げていく。太田−(鈴木、小林)−山原、関根−高橋、渡会−内林−野原になった。
 最終ホーム手前から太田が全力スパートをかけると番手は鈴木が取りきって小林と山原が付いていく。 関根が捲ってくるが3番手小林までで太田の先行力に圧倒される。
 最終コーナーを回って直線に向くとゴール線は鈴木が太田を交わすかの様な流れであったが、内林が鈴木に接触して共に落車でゴールする。 小林が2着にゴール到達するが、落車の鈴木に巻き込まれて落車となるアクシデントが発生した。
 今年初めて太田真一が記念競輪優勝を先行逃げ切りで勝ち取った。次回の地元西武園記念競輪、日本選抜に標準を持っていく。 準決の澤田との一騎打ちで自信が付いて、見事に今年前半の不調から流れを変えた。

太田−小林の車連(1-5)は7,030円、枠連(1-4)は4,370円で先行一本車券でした。


小松島記念 前節 特選 98年07月17日

  1神山雄一郎栃木 61期逃捲
2児玉広志 香川 66期差捲
  3高木隆弘 神奈川64期差捲
  4池尻浩一 福岡 63期差捲
5馬渕紀明 愛知 68期逃捲
6堤洋 徳島 75期逃脚
7金田健一郎大阪 60期差捲
  8會田正一 千葉 68期差捲
  9横田努 熊本 69期逃捲

好調高木が神山の先行を交わして1着、東ラインで123。

 横田−池尻、馬渕−金田、神山−高木−會田、堤−児玉で九州ラインが前受け、中部近畿が3番手、神山は5番手、地元ラインが後方8番手で周回する。
 赤板前でゆっくりと堤−児玉の地元ラインが上昇していき、先頭に出切って主導権を握るとペースを緩めカネを聴く。 堤がペースを早めると、7番手神山が一気に発進して第1センターで堤を捕らえて逃げる。ピッタリと高木が神山をマークしている。 馬渕も金田を連れて捲るが、高木に牽制されて沈没した。地元勢はインに包まれて何も出来ない。
 直線で高木が神山を交わして1着、2着に神山が逃げ残り、3着にラインの3番手は會田が入り、神山ラインで123を独占した。
 強い神山を見せてくれた、高木に交わされても納得のいく逃げであったと思う。番手高木もキッチリと馬渕を叩いて仕事をこなした。 兎に角、高木が絶好調なのである。

高木−神山の車連(3-1)は650円、枠連(3-1)は630円でスジ車券でした。